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第八章 18

「ジャック!カッコいい!」

リーフが、ぱちぱちと手を叩く。


「……」


レイドは、その様子を静かに見つめていた。


(逃げる前提なんだ……)

ふと、そんな考えがよぎる。


その時。


「あっ、忘れてた!」


リーフが、ぱっと明るい声を上げる。


「私、皆に報告がある!」


少し誇らしげに、胸を張る。


「私ね、回復の力があるみたいなの!

さっき、獣人の子供の傷を一瞬で治したの!」


「へぇ……」


ケンとジャックが、同時に声を漏らす。


「試してみる?」

リーフは、アーマードの腕だけを出現させ、

笑顔でケンに殴る仕草をした。


「やめろ。

いずれ怪我はするだろうから、その時でいい」


(怪我をする前提なんだ……)

レイドは、内心で再び思う。


・・・・・・・・・・・・


「わかったよ!」


レイドは、軽く肩をすくめた。


「結局、魔界へ行くってことだね?」


3人は、同時に振り返る。


「そう!」

「そういうこと!」

「決まりだな!」


見事にハモる。


「……ふっ」


レイドは、小さく笑った。


「じゃあ、僕も僕なりに、

キミたちを守る方法を考えるよ」


少し間を置いて。


「さて……話は終わりだ。

食事にしようか」


「そうしよ!」

またしても、3人は声を揃えた。


賑やかに食事を始める3人を眺めながら、

レイドは、ふと微笑んでいる自分に気づいた。


そして――

そのことに、少しだけ驚いた。


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