表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/126

第一章 7

ロード・カーゴは静かに校庭を出発し、地下空洞の長い通路を滑るように進む。

車窓から見える緑色の光ゴケが揺れるたび、ケンは思わず息を飲む。


「やっぱり地下でも、自然って美しいんだな…」


リーフが隣りで微笑む。「ねえ、ケン!鍾乳洞って好き?」


「嫌いじゃないよ、むしろ楽しみかな?」


ジャックは後ろで腕を組み、興味なさそうに呟く。「俺は見学とか工場とか、正直あんまり興味ないけどな・・・」


カーゴは地下空洞の壁をすり抜けるように進み、徐々に上向きに登っていく。


サブリナ丘の鍾乳洞は、アルメニアの地下空洞の中でも特に自然の造形美が残されている場所だった。


ケンは窓の外に目をやりながら、リーフとジャックとの冒険に胸を躍らせる。


「今日は絶対に、楽しい一日になるな!」ケンが小さくつぶやく。

リーフはニコッと笑って頷いた。


その瞬間、三人の間に、言葉にならない友情と少しの興奮が流れた。


しかし、この日の野外実習が、ただの学校行事ではなく、彼らの運命を大きく動かすことになるとは、この時点ではまだ誰も知る由もなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ