表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
119/130

第八章 13

魔獣が、ついに消滅し、そして張りつめていた空気が緩む。


その瞬間だった。


ふわり、と空気が歪み、

3人の背後に、見慣れた気配が戻ってくる。


「……ただいま」


声と同時に、半透明だった姿が輪郭を持ち、

レイドはゆっくりと実体化した。


「レイド!」

「無事だったのか?」


3人が一斉に振り返る。


レイドは、少しだけ興奮を残したような表情で、肩をすくめた。


「実はね。

キミたちが戦っている間に、魔獣の“頭の中”に侵入してきたんだ」


「……は?」


ケンが思わず聞き返す。


「そこで、いろいろと情報を回収できた。

それと――どうやら僕、こういう行為が好きみたいだ」


一瞬の間。


「なんて言うか……“興奮”してた」


「ヘェ〜……」

「そりゃ、昔の記憶とかじゃないか?」


ジャックが軽く言い、リーフもうなずく。


「そうだな」

「あり得るな」


レイドは小さく笑った。


「うん、たぶんね」


そして、空気を切り替えるように、真顔になる。


「それで、ここからが本題なんだ、、、」


「ここでは落ち着いて話せない。一度、僕の家に戻らないか?」


3人は顔を見合わせ、短くうなずいた。


近くにいた獣人のリーダーへ事情を伝えると、

彼はまだ呆然とした様子で、それでも深く頭を下げた。


「……助かった。恩に着る」


その言葉を背に、

4人は静かにその場を離れた。


向かう先は――レイドの家。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ