第八章 11
ジャックはブレードを握り直し、特殊光弾の準備に取り掛かる。
この光弾に関する、バリエーションの広さが、ジャック特有の武器だった、、、
ブレードの先端から、光の球体が生まれ、微かに振動しながらゆっくり膨らむ。
「これなら、遠距離からも一撃必殺だな……」ジャックが低く呟く。
魔獣はリーフの鞭攻撃で脚を絡められ、怒りの咆哮をあげる。
その隙に、ジャックは光弾を射出。
小さな球体が夜空を切り裂き、魔獣の肩に直撃。
パギャ〜〜〜ッ!!!
衝撃とともに振動が伝わり、魔獣の体が一瞬たわむ。
ジャックは次々と光弾を連射する。
大小さまざま、形も変化する光弾が、魔獣を包囲するように飛ぶ。
音もなく飛ぶ光が、闇に反射してちらつく。
魔獣は頭を振り、咆哮をあげながら光弾を避ける。
「くそ……避けやがる……!」ジャックは素早く位置を変える。
光弾は軌道を変え、魔獣の目の前で炸裂する。
破片と衝撃波が四方に飛び散り、地面にひび割れが走る。
ジャックは冷静に考える。
「ここで一発、威力を上げて……超大型光弾!」
ブレードの先端に膨大なエネルギーを注ぎ、巨大な球体が形成される。
その光は周囲を白昼のように照らし、魔獣が眩しそうに目を細める。
「いくぞ……!」ジャックが叫ぶと、巨大光弾が夜空を駆け、魔獣に直撃。
轟音とともに衝撃波が大地を震わせ、魔獣は大きく吹き飛ばされる。
グギャ〜〜〜ッ!!!
魔獣が咆哮しながらも、立ち上がれない。
リーフは鞭を素早く回し、魔獣の動きを抑える。
「連携は完璧……あと少し!」
ジャックは冷静に、しかし確実に次の一手を考えていた。
夜空に光と衝撃が交錯し、戦場は緊張に包まれる。
風が吹き、瓦礫が舞い上がる。
魔獣は反撃のタイミングを探るが、三人の連携に翻弄され、ただ咆哮を上げることしかできない。




