第八章 9
夜の闇に、三人の呼吸だけが響く。
ケン、リーフ、ジャック――全員の手に、光るブレードが握られていた。
「さて……まずは小手調べからだな」ケンが低く呟く。
ブレードの刃先が微かに震え、空気を切る音がする。
光は冷たく、しかし圧倒的な存在感を放つ。
リーフがブレードを構える。
刀身の先端から、微かに光が漏れる――レーザー放射の試験だ。
「うん、剣としても問題なし……切れ味、確かに鋭いわっ!」リーフが短く息を吐く。
ジャックは光弾の試射を行う。
小さな球体がブレードの先から飛び出し、夜空に瞬く。
音もなく飛ぶ光弾は、闇の中で煌めき、彼の目が鋭く光る。
「なるほど……射程も充分だな」
ケンは剣としての打撃を確認。瓦礫にブレードを叩きつけると、鋭い衝撃が手に伝わる。
「強い……そして反応も良好」
三人は短く頷き合い、目の前の巨大魔獣を見据える。
ブレードの基本設定――剣としての力、レーザー、光弾――
この三つを駆使すれば、勝機はある。
魔獣が唸り、四本の足で大地を踏みしめる。
大地が震え、周囲の瓦礫が舞い上がる。
その巨体が、月明かりを受けて黒く光る。
「いくぞ……まずは、軽くやってみよう!」ケンが低く叫ぶ。
三人はそれぞれ、刃を握り直す。
剣として斬りつける。
レーザーを放つ。
光弾を撃つ。
夜空に、光と衝撃が渦巻く――
戦闘の幕が切って落とされた。




