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第一章 5
授業が終わると、教室のざわめきは徐々に静まる。
リーフは、コミュニティ端末で誰かと少し話しをしていた
ケンは深く息をつき、リーフの方を見る。
話しを終えたリーフは、少し照れくさそうに笑った。
「リーフ、なんであんなこと言ったんだ?」と、ケンが静かに聞く。
「えっ、別に・・・私、心にもないことを言われるのが嫌なの!」
「でも、周りの人には、迷惑かけちゃったみたい…ごめんね!」と、リーフ。
その瞬間、ジャックがニヤッと笑う。
「いや、それでいいんだよ!リーフが言ったことは間違ってない!」
とたんに、リーフは笑顔で「ありがとう、ジャック!」と答える。
ケンは少し嫉妬しながらも、まあいいかと、そのやり取りを微笑ましく眺めた。
「それじゃあさっ!野外実習に行こうよっ!」リーフの元気な声に、ケンもジャックも答える。
「おうっ!」




