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双星. 還れ
※この作品はフィクションです。史実とは全く異なります。
明治9年、茨城、水戸
小さな小屋で1人の男が、窓から見える星を眺めていた。
男の名は徳川清経。齢27。
「これで、全てが...」
男がそう呟いた瞬間、ひとつの星が眩しく輝いた。
否。そんな気がしただけかもしれない。
しかし、男の目には煌々と輝く星が確かに見えていた。
「やはり、会いに来てくれたんですね。」
男はそう呟くと、弱々しく微笑んだ。
「久々に、貴方の顔を見に行くことにしましたよ、」
「貴方の願い、何でも聞きますから...」
「姉様....」
みなさん初めまして、渚です。
初めてでまだまだ表現力も乏しいですが、暖かく見守っていただければうれしいです!