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プロローグ 地上と星の縁

初連載です!よろしくお願いします。


 むかしむかし、空のお星さまが輝く夜のこと。

夜空いっぱいに広がる星たちが、地上のみんなをじーっと見つめていました。やさしいお星さまは、静かな村々を見下ろして、そっと呟いたのです。



「地上のみんな、もっと笑顔にならないかな? 楽しそうな笑い声がたくさん聞こえたら嬉しいなあ」


そこで、お星さまは小さなお友達の星のカケラに目をやりました。


そして、「地上のみんなを幸せにしてあげてね」と優しくお願いして、夜空からポロンと落としたのです。



カケラは地上に降りてくると、輝く小さな光になりました。


カケラは完全な星になるために「もっともっと輝きたいな」と願いました。

そうするといろんな不思議なことが地上に起こり始めたのです。


そうした星のカケラのひとつが、人の感情を知りたいと願い、魔女になって産まれてくることもありました。

 


カケラから生まれた魔女たちは、その輝きを大きくして、みんなを笑顔にしようと頑張って人に混じり生きています。



でも、ある時、カケラたちがちょっと張り切りすぎました。

地上にたくさんあつまって何かを成そうとしたのです。

すると、「魔の入り口」という小さな穴ができてしまいました。

そこから魔物が顔を出して、地上の人々は大騒ぎ。



お星さまも「これは大変だ!」と慌ててしまいました。


しかし、魔の入り口から現れる魔物は、最初は恐れられていましたが、やがて人々の生活に役立つ素材をもたらす存在として受け入れられるようになりました。


カケラはその穴を見て、「これもみんなと繋がる一つの形だね」と、ニコッと優しく笑ったのです。

  


それから、カケラが地上に落ちたり、魔女が生まれたり、不思議なことが起こったりするのは、「地上と星の不思議な縁」と、みんなが知るお話になりました。


そうして村の人たちは、「星が落ちるとよくある話だね」なんて言いながら、笑うようになったんです。




小さな家の窓辺で、お母さんがこのお話を子どもに聞かせていました。

暖かい部屋の中、子どもの膝には絵本が乗っていて、ページに笑顔の星が描かれています。


お話を聞き終えた子は、窓から星空を見上げて、「ねえ、お母さん、このお話ってほんと?」と目をキラキラさせて聞きました。


「星がこんなにキラキラしてるのを見ると、なんだか本当っぽく思えるよね」と、お母さんは子どもの頭をポンポンとなでました。


その時、夜空の星が、また一つ、優しく瞬いて、空から地上にそっと微笑みかけましたとさ。





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