私達は駄弁る
あの日から気がつけば私達は普通に喋るようになった。まるで最初から仲が良かったように周りの人間は何も疑問に思わず過ごす日々。
「いやーそれにしても地球の食べ物は美味しいですね」
目を輝かせながらメロンパンとクリームパンを頬張る。最近リーナはことあるごとに護衛なのでと私と共に行動をしているが流石に二週間もこの状況が続けばいつの間にか悪くないなとすら感じていた。
だが未だに私たちは体育館裏でひっそり過ごしてる。
「相変わらず二宮さんは凄いですねぇ、あれだけ運動神経良ければ大銀河カップも狙えそうですね」
「大銀河カップ?」
「はい、バスケットボールのような競技が宇宙でもあるんですがそれのそうですね地球でゆうところのワールドカップとかオリンピックのようなものと考えていただければ」
「でも宇宙人なんてなんでもありなんじゃない?」
「スポーツは公平に平等に競うものですよ、ある種ハンデがない地球人はとてつもなく我々と互角に戦えるでしょう」
「そういうもんなのかな」
私は宇宙人のあれやこれやいらない知識を無数に教え込まれている。勿論興味など一切ない。
だがなんとなく私が望んでいた学園生活を手に入れた満足度でこの馬鹿話を笑って聞き流せるのだろう。