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黄色

作者: 塩濆け幾等

赤でも無く

青でも無く

進めでも止まれでもなく

中途半端に怯えながら

行こうか退こうか迷っている


せいぜい光れば良かったが

そんな都合の良い

持ち合わせも能力もなく

日常を照らす金色とは逆で

日常に薄く溶け込んでいる


はっきりした感情も

思考すら得ていないからか

私の感じる喜びは

他人の感じる嫌悪のようで

喜怒哀楽の『喜』でも『楽』でも

なかったようで


重なり合った光の色の

ほんの一部に

垣間見えるこの愚色は

自分だけでは生きていけない

そう意味されているようで


真実も嘘も

正も偽も

白か黒かも分からないので

この曖昧な心情を重ね

今日とだけ言える今日を生きていく



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― 新着の感想 ―
[一言]  信号機の黄色は、交通ルールでは、ずいぶん赤寄りなんですけどね(笑)  ふつうは「灰色」で表現されることが多いですが、「イエロー・ライト」は洋楽の歌詞でも、よく使われております。  二極化…
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