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玲奈

 眠気が襲ってくる中、書いたので表現技法がおかしい点などあるかもしれません。

俺は昂る胸の鼓動を抑え込みつつメールを開く。


 Dear : 上条 琉輝亜くんへ


 今日の放課後校舎裏で待ってます。


               Y・N


  これってまさか告白?!いやいや、早まるな、上条 琉輝亜。昔、これで失敗しているじゃ無いか!


 心の中で討論を行なっている俺だが、実際のところ昂った気持ちを抑えることはできていなかった。

 

 その時だった。


 「どうしたんだよー!ルッキー!」


 拓海が言葉に弾みをつけ聞いてくる。


 「いや、何も無いぞー?」


 すると拓海はニヤッと笑い冗談ぽく言った。


 「また、告白か?」


 拓海は中学からの親友で俺の黒歴史を知っているのだ。しかもイケメン。


 「ち、ちげーし!」


 俺はピンポイントで内容を当てられ、少し焦ってしまった。


 ちょっと詰まったけど大丈夫だよな?


 勿論大丈夫なわけなく、俺の安易な考えは一瞬のうちにして崩された。


 「やっぱりか!ハッハッハ!ルッキー、今度は当たりだといいな!」


 おい!大きな声で言うなよ!とは言えず、俺は黙りこくる。


 マジで、せっかく高校デビュー成功したのに俺の地位を下げないでくれよー!


 俺はただ心の中でそう願うしか出来なかった。


 しかし、人生はそんな易しいものではない。


 「るきあ、何かあったの?ボクでいいなら相談乗るよ?」


 俺が落ち込んでるようにみえたのか玲奈《れいな》が声を掛けてきた。


 ()の名前は中山(なかやま) 玲奈(れいな)。彼女?は男子からの人気が高いこの学校の3強目となりうる美少女?だ。読者の皆様、今、誤字があると思いましたか?──誤字ではありません。玲奈は男の娘です!では、何故3強になりうる逸材とまで言われているのか?──それは、彼女?が、ドジっ子天然だからであり、名前が女の子っぽいからだ。

 

 まぁ、普通ならそんな美少女?から話しかければ男であっても嬉しいと思うだろう。勿論、俺もそうだ。しかし、今俺は拓海にいじられ、少し落ち込んでるのだ。


 「わりー!ちょっといじりすぎたわ。ルッキーにとっちゃ、あれは黒歴史だからなー。」


 「拓海、それわざと?」


 「いや……。なんかヤバいこと言ったか?」


 忘れてた。こいつ天然イケメン野郎だったわ。

 

 「いや、やっぱりいいよ。」


 俺は寛容なので拓海のことを許すことにした。寛容だからね。


 これで終われば良いものの、やはり人生はそう簡単には行かなく、玲奈が食いついてきた。


 「るきあの黒歴史知りたい!」


 「はぁー?そんなこと言えるわけ無いだろ。大体そんなの知ってなんの得になるんだよ?」


 俺は呆れ気味に答える。すると、玲奈はいきなりたどたどしくなり、少し顔を赤く染め、上目遣いで言った。


 「だ……だって、るきあのこともっと知りたいんだもん……。」


 俺の心臓がドキンと鳴る。


 ダメだ。こいつは男だ……。男なんだ。男なんだけど……。


 「そ、そうか……。」


 俺は取り敢えず言葉を並べることしかできなかった。


 俺は周りを見渡すとそこには嫉妬の目を向ける多くの男子がいた。

 俺は必死にこの状態から抜け出す方法を考える。

 

 何かないか……。何か……あ!


 「玲奈、ここで言うのはさ、みんな見てるし恥ずかしいからさ、ちょっと外で話そうか?」


 その場凌ぎの案としては適していただろう。俺は玲奈にそう言うと玲奈は二つ返事で返してくれた。


 その場凌ぎの案だとしても言ったことは実行しないといけないため、俺は玲奈を連れて外へ出ようとした。しかし、その時、運良く1時間目のチャイムが鳴った。


 良かったー。これで俺の黒歴史もバレなくて済む。

 

 あの時の言葉は適当に取り繕った言葉なので勿論玲奈に俺の黒歴史など言うつもりは無かった。

 

 多分、玲奈も俺が何故あんな案を言い出したかのかわかっているはずだろう。

 つまり、俺の黒歴史は守られたのだ。

 

 俺は胸を撫で下ろし、玲奈の方を見ると、楽しみるね、とでも言いたそうな目を向けてくる玲奈がいた。

 

 えっ?!これって言わないといけないパターン?


 どうやら、今の俺の体は守られたけど未来での俺の心はズタボロになるらしいです。


 神「作者に頼まれて司会をやることになった神じゃ。」


 ルッキー「どうも、ルッキーでーす!」(うわ、自分でルッキーとか言うの恥ずかしい……。)


 神「さて、ルッキーよ。今日初登場の中山玲奈とはどんな奴じゃ?」


 ルッキー「僕っ子で、ちっちゃくて可愛い女の子(反論は許しません!)です!」


 神「そ、そうなのか。女の子なのじゃな……。」


 ルッキー「女の子です!」


 神「それはわかったのじゃが、ちょっとルッキーよ。物語には『尺』と言うものがあってだな。もうちょっと尺をだな……。あ、作者よ!其方は中山玲奈についてどう思うかの?なんならこっちにきて話でも……。」


  作者(まぁ、尺短いけどしゃーなしか……。それになんか面倒臭い事に巻き込まれそうだし。)


 神「作者よ?何ボソボソ言って……って!作者様どうかこっちにきてお話でも!アー!」完

 

  作者(なんでこの神様プロ意識持ってんの?笑)



 今読み直して気づきましたが、『勿論』と言うワードが多いですね。次話からは修正していきます。


 


 追記:中山玲奈を男の娘?に変更しました。把握お願いします。また、タイトルを戻しておきましたのでそこの所も把握よろしくお願いします。

 

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