ヒューストン郊外の戦い1
1940年ヒューストン郊外においてアメリカ州軍及びアメリカ陸軍5個師団と異世界侵攻軍が激突した。
アメリカ軍は防御陣地を構築しており4重の対戦車壕、塹壕及び有刺鉄線、機関銃座、多数の重火砲陣地によって守られていた。また弾薬の備蓄も相当数あり1年間は籠城が可能な分だけの物資の貯蔵もある。また地雷原も多数存在し陣地後方には大規模な航空基地があり800機もの航空機を収容できる。
『偵察機より報告!敵進軍中!陣地到着まで5時間!徒歩で移動中!』
『距離は約15キロです!』
『重砲射撃用意!』
『18センチ列車砲射撃用意!』
18センチ列車砲は10門配備されていた。
『発射用意よし!』
『撃て!』
『司令部に航空支援の要ありと打電しろ!』
中央航空軍に近接航空支援と戦術爆撃を要請した。
中央航空軍ではB25爆撃機35機およびSBDドーントレス偵察爆撃機50機、およびP40戦闘機45機出撃準備を整えていた。
また要塞近郊に駐留していたアメリカ軍3個装甲師団が要塞付近に進出していた。
M4A 1中戦車450輌、M26重戦車40輌、M5軽戦車26輌、M18駆逐戦車100輌、自走榴弾砲250輌、M28ハーフトラック450輌 である。
M5軽戦車3輌に偵察にでた。
『こちら1号車。敵隊列を確認!敵は徒歩で移動中!』
『砲兵隊による砲撃を開始せよ!』
『重戦車を先鋒とし前進せよ!』
M26重戦車12輌、M4A1中戦車50輌、M18駆逐戦車35輌、ハーフトラック120輌で攻勢を開始した。
『敵発見!機銃で牽制射撃しながら前進!主砲撃ち方用意!弾種榴弾!』
『榴弾装填完了!』
『撃て!』
『敵が分散した!歩兵は降車!戦車を盾に進め!』
搭載している機関銃を撃ちながら徐々に距離を詰める。
『要塞からの支援射撃を要請しろ!』
要塞の最前列には多連装ロケット砲が80門が配備されており射撃準備は完了していた。
『攻撃開始!』
一斉に放たれたロケット弾が飛翔して行き次々と着弾し爆炎をあげる。
爆炎が篭る中アメリカの機甲部隊が履帯の音を轟かせながら前進する。
アメリカ軍による攻勢が始まろうとしていた。