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透明愛歌  作者: 有朱
3/4

〜透明な少年〜

僕だけが居ない街

いつか歩き渡りたいと願った街

僕だけが透明な街

誰にも見つけられない

逃げ出しても

遠くに行っても

誰も気にしない街


僕だけが笑わない教室

僕の心だけが透明な教室

僕だけが居ない教室

誰も気にしない

嗤い声に加勢なんていらないから

僕が居なくても

街も教室も

回る仕組みらしい


君の心はどうかな

僕が居なくても回るかな

僕が居なくてもきみは

笑っていて

泣いていて

そう、いつものままだろうな

君の心の中でだって

僕は透明


それでも良いかい

君までもが透明になったりしないよね

僕と一緒に空に消えてくれないよね

解ってるよ

少しくらいの期待を許してくれ


僕の身体が見えなくなって

君だけが大人になる街

どうか、その心の中に僕を住まわせて

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