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〜目には見えない透明な気持ち〜
恋の詩のシリーズを始めてみました。宜しくお願いします。
君の歌う声は透明だ
誰にも見えなくて
僕だけに聞こえる
大丈夫だよ、と君が歌い終わる度に言っていた
君の声は僕に届いた
願いも悩みも全部受け止めたよ
だから泣かないでね
僕の想いは募るばかりだ
君にだけ見えないのは
ちょっとずるい
好きだよ、といっても
なかなか本当の意味が伝わらない
ずっと一緒に居たいなんて言ったら怒るかな
でも今度はちゃんと聞いて欲しい
君が歌う時に不安がるのは、少し解った気がする
ねえ、もしかしたら君が歌うのだって
僕と同じ想いを歌で伝えたかったからなのかな
想いが伝わらないのは苦しいよね
今まで解ってたフリをしてごめんね
「なんで今更気付くのよ、馬鹿…」
真っ赤になって照れる君が可愛いから
僕はずっと一緒に居たいなんて言ってしまうんだ
恋心の不法廃棄
僕の頭の中に恋をわざと置いてった
愛しい君