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第3話 初戦闘、男は成長する。そして次の問題へ (改)

 (あれは…おそらくゴブリンだよな…)

 そう時雨が考えていると、一匹のゴブリンが弓に矢をつがえて、こちらへと放ってきた。しかし時雨は風を起こすことによってなんら造作もなく矢を撃ち落とす。


(さっき飛んできたのもあいつらが射ってきた矢か…?この距離じゃはっきりと形を捉えることはできないだろうから食料にするために鳥を殺そうとしてる感じか…。相手も油断してるし初戦闘にはもってこいだな。っと、その前に解析か。)


ゴブリン

【Lv】6

【HP】46/46

【MP】5/5


【STR】20

【VIT】 15

【DEX】18

【AGI】9

【INT】3


(えっ…弱すぎやしないか?いや、この世界の基準がわからないしな。DEXに関しては俺と1しか変わらないし…油断するわけにはいかないな。一撃で決めよう。)


 そして時雨はゴブリンたちに手を向けた。

そうすると、時雨の周りから魔法陣のようなものが8つほど出てきて、そこから30cmほどの氷塊が放たれた。氷塊は地面に当たっても砕けることはなく、それどころかどんどん一体化していき、結果的には小さな氷山がそこにはできていた。もちろんゴブリンたちは氷漬けである。


(一応燃やしておいたほうがいいか?これを見られて騒ぎにでもなったら困るしな。)


 時雨はそのまま氷山に手を向けたまま白い炎を放った。一瞬にしてゴブリンは氷山ごと消滅してしまった。


(え?白い炎って…もしかして俺って結構異常なのか?いや、でもステータスはそんなでもないしな…多くてゴブリンの3倍くらいだし、ちゃんと意識を持たないと。んで、今のでレベルは上がってるだろうな、4000倍だし…それからステータスで色々試していくか。ステータス)


ステータス


【名前】本条 時雨[+]

【種族】人間【性別】男【年齢】2[+]

【Lv】34

【HP】2460/2460

【MP】584490/584490


【STR】29

【VIT】 46

【DEX】19

【AGI】61

【INT】97

残ステータスポイント330100


通常スキル 解析Lv-EX

ユニークスキル 取得経験値4000倍 完全限界突破 創造神の加護 スキル制限解除 真理魔法Lv-EX 魔力操作Lv-EX 超回復Lv-EX


(うん。おかしいな。解析さん?…


 どうやら魔力を消費し続けることによって僅か(?)ではあるが魔力総量が増えるらしい。つまり努力さえしていれば才能がなくてもある程度の魔力は保有できるということだ。おそらくINTが上がるのもそれに関係しているだろう。そして問題は新たに増えた真理魔法、魔力操作、超回復だ。魔力操作は大体わかった。残りの二つが問題だ。真理魔法は名前の通り魔法の真理にたどり着いたものだけが使える魔法らしい。しかもLv-EX。そんなんでいいのか真理…。そして超回復。これがかなりのぶっ壊れだ。MPやHP、他にも体の疲労などいろいろなものの回復が恐ろしいぐらいに早くなる。結構大規模な魔法を使ったのにMPがもう満タンになっている。こいつのせいだろう。まぁ地球でこういったチート作品を読むのが好きだったからまあいいんだが、できればもうちょい自重してほしいものだ…)


 そしてそのあと、時雨は魔法で自分1人を覆える大きさの結界を貼り、眠りについた。しかし時雨は驚きのあまり忘れていた、ステータスポイントという数値のことを。手に入れたスキルなんか足元にも及ばない力を持っていると…


 ガチャリ、カチャリーー。

次の日、金属が擦れる音で時雨は目を覚ました。


(ん…!?)


 なにやら鎧をつけた男たちが、両親の死体を漁っているようだ、時雨はこのことに気づくとすぐさま結界を解き、すぐにそこまで走っていき鎧の男たちを止めようとした、が、2歳児である自分は軽く、後ろから持ち上げられてしまう。時雨が戦闘を覚悟して瞬時に魔力を練り上げようとした瞬間…!


「ルイス様!!ルイス様を見つけました!!!」


男はいきなり大声を出す。そうすると壊れた馬車の瓦礫のほうから同じような格好をした鎧の男が時雨のほうまで近寄り、


「誠か!国王陛下!ルイス様が見つかりました!!」


と叫ぶ。


(こ、国王!?)


 時雨が唖然としているといかにも権力のありそうな人間が乗る馬車から、威厳のある中年の男が出てきて、泣きながら時雨を抱き抱えた。


(!?)


「ルイス…お前だけでもいきていてよかった…本当に…」


(どうやら状況を把握する必要があるな…)


「国王陛下、ルイス様を早く王都へ連れていき、医者に診てもらうべきかと。お身体を損傷している場合もございますし、なによりもこの歳で鳴き声を上げないのは少し危ない可能性がございます。」

「そうだな、全員!急ぎ王都へ向かう準備を整えよ!」


時雨も馬車に乗せられ国王たちの一行は王都へと出発した。


(どうやら俺の問題はまだ山積みらしい…)


そう時雨は考えると、超回復でも取れない精神の疲労で眠りについてしまった。







はい、戦闘はあっけなく終わってしまいましたね、それよりも国王陛下とは…一体彼らは何者なんでしょうか?そして時雨との関係は?どうなんでしょうね…(白目)

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