第8話 トラブル、そして与えられていた権力
ネタが無いネタがないぃぃ!名前も引き出しないのがもう力不足です。投稿頑張っていくので応援お願いします。
入学式の翌日、俺とルークは学校へ向かっている。まぁそりゃ同じところに住んでるから一緒に登校するのは仕方がないのだろうがいかんせん周りの視線がとても気になる。王都立高等学園は有名な学園だから制服を着ているのもあるだろうが、なによりも9割はルークのせいだ。これに慣れる日はいつ来るのだろうか。ちなみに俺とルークはSクラスなので赤の色線が制服の端々に走っている。この制服の色線はクラスによって違い、Aクラスは青、Bクラスは緑、Dクラスは白になっている。生徒はこの色線の色を変えるために頑張るわけだ。
学園といえば昨日の入学式はその後にクラス発表をして終わりだったので時間が余っていた、あのクソz…父さんを怒った後は部屋でずっと魔力操作に夢中になっていて晩御飯に遅れたせいでルゥと一緒に寝ることになってしまった。妹感覚ではあるのだが俺も一応前世は高校生だ、なかなかいないような可愛さに平常心でいるのは難しく、自分に魔法をかける結果になってしまったのは悔しい。
話題が逸れたが学園のクラスでの顔合わせは今日が初めてだ、ハブられたらいじめられたりしないだろうか…。それが顔に出ていたのかルークはまた俺を馬鹿にするように
「ルイス、そんなに緊張する必要はないさ、もっとこうずっしり構えていればいい。そう、これは戦いだと思えばいいんだ、君は訓練の時はとても楽しそうにしている。どうだい?少しは気が楽になっただろう?」
「俺にそんなカリスマはないよ…逆にどうしたらそんな図太く育ったのか聞きたいね。それよりも俺は別にバトルジャンキーなわけじゃない、気を抜かないようにしてるだけだ。」
「そうかい、君がそう思っているならそれでいいさ。おっと、着いたようだね、改めて見ると大きい建物だ。僕たちは今日からこの学園に9年間通うことになるんだね。」いや、本当にバトルジャンキーではないんだが…そんな他愛のない話をしていると学園についた。ルークの言う通り高い建物だ。日本では滅多に見られないような豪邸クラスの高さと広さだ。こうして俺たちは門をくぐり生徒玄関へ向かうと何やら3人組絡まれている女子生徒がいる。俺はルークに「先に行っててくれ。」と告げ、女子生徒の方へ向かう。
「おい、やめてやれよ。困ってるだろう?」そう俺が告げると、
「なんだ?俺は伯爵家の息子であるヴァイス・バリオンだぞ?上着をかぶって自分の爵位を隠すような奴が俺に逆らうとでも言うのか?」
そんなことは知っている。この学園の制服には重大なトラブルが避けられるようにクラスの色線の他に親や自分の爵位に応じて金線や銀線が刺繍されている。こいつは親が伯爵家なので銀線二本。ルークはこの国の王子であるがまだ王位を継承していないので金線2本。また、金線がどうして存在するかと言うと、まれに才能のある生徒が騎士爵などを授かるためであり、そのような低い位の貴族には金線は1本だ。
「そうかヴァイス。だが、この学園内では貴族の特権の使用が法律で禁止されている。もし階級があったとしてもそれはクラスの階級がほんの少しあるだけだ、彼女がAクラスでおまえはBクラスだろう。くだらない言い訳をしていないで彼女を放してやれ。」
「そんなこと俺には関係ない!そもそもこの国の考えが間違っているんだ、貴族の権利がこの世界の全てだ!平民や低級貴族は我々に従っていればいいのさ!」あー、言っちまったよこいつ。その後ろには殺気だったルークが立っている。おそらく騒ぎ出してこちらへ戻ってきたのだろう、
「おい。」ルークがヴァイスの肩に手を置き声をかける。しかしヴァイスは気が立っているのかその手を払い、叫ぶ
「うるさいんだよ!この俺に逆らう気…か…、こっ、これはルーク様!すみません!この私の無礼、お許しください!」謝罪なんかじゃこのルークは止められない。そしてルークが介入したことにより周りが少しざわつく。
「なに、それくらいいいさ、しかし先ほどの発言は頂けないな。完全な国家反逆罪だ、バリオン家といえば貿易の関税官長をしているんだったか?お父様に私から先ほどの言葉を伝えてもいいんだぞ。」
「いっ!いえ!それだけは!しかしこの者が悪いのです!この者が伯爵家の後継者である私に無礼な口を聞くのでつい!」なるほど、責任転嫁か、これは困ったな。しかしルークが相手だ、俺の最終手段を使わなくて済むな。そしてルークを見るとこちらを見て不敵な笑みを浮かべていた。おかしい、こいつがキレるときは表情変化なんてしないはずだ、まさかっ!こうなったら仕方ない、俺のペースに変えるしかない!
「そうd「そうか、貴族のプライドが許さなかったか、まぁ格式を持つのにプライドは大事だな。」ちょっとルークさん!俺の言葉!
ヴァイスは俺に不敵な笑みを浮かべながら「はい!ですのでこの騒ぎは不問ということで、彼も騒ぎになることは望んでいないはずです。」とルークに告げる。勝ちを確信しているようだが、それは勘違いだ。
ルークは俺の近くまで歩き「だがそれはできないな。このルイスは学園内はおろか国内では俺よりも権力を持っている。まぁまだこの年だからある程度制限はされているが。それに俺の親友にあそこまで言われて簡単にはいそうですかと言えると思うか?」とヴァイスを突き放す。しかしヴァイスは冗談だと思っている。そりゃそうだ。
「この者がルーク様よりも上だと?それはこの者をかばうための言葉としても強引では?いくら親友を守りたいからといってもそんな嘘は通じませんよ?そもそもそいつは上着を着ている、この格式高い学園の制服を隠すなどはずべき身分である以外にありません!」はぁ…やっぱり見せられるのか。
「そう思うなら見てみるといい。」ルークは俺の上着を無理やり脱がせる。こいつ、楽しんでやがる…。するとそこには金線が3本刺繍されていた。
もう少しで授業が始まるため、周りに人がいなくて本当に良かった。
「いいか、このルイス・カーライルは元辺境伯家の一人息子であり今は身寄りがなくなったこいつを権力から守るために伯父であるお父様が大公の位を与えられている。国王と同等の権力を持つ大公にたかが伯爵家のしかも息子であるおまえが逆らうというのか?こいつが望むならおまえを不敬罪で捕縛連行することもできるんだ。まぁそんなことをする奴じゃないがな。」そうだ、いくら学園内での特権が制限されてるとはいえ、法律違反を止めた俺に対して反抗したこいつを俺は特例的に不敬罪で捕らえることができる。通常の不敬罪とは違って斬首刑に処すことはできないがそれでも生徒に対する罰則では一番重いものになる。その考えに至ったヴァイスは
「ひいっ!す、すいませんでしたぁ!」といい取り巻きを置いて学園内へ逃げていく。取り巻きはそれを追いかけるように全力で走っていく。どうやらようやく終わったようだ。
「大丈夫だったかい?もう少しで授業が始まる、君は急いでクラスへ向かった方がいい。」とルークが告げると絡まれていた女子生徒は「王子様も大公様もありがとうございます!」といい走って行った。これはカリスマがありすぎる、さすがモテ男だな。
「おまえ…王子らしい口調できるのな。一瞬びっくりしたわ。こりゃ遅刻だなぁ。」
「一応王子だからね。そもそもルイスが恥ずかしいからってそんなコートを着てるから悪いんじゃないか。というか僕も連れてってもらうよ?転移。」
「いや、だってそんな爵位与えられてるの今日の朝知ったから…っておまえ知ってんのかよ。嫌がらせに置いていこうと思ってたのに。それじゃあ行きますか。ほら、俺に触れろ。」ほんとなんで知ってんだよ…。そう思いながら俺とルークはクラスの前まで転移し、そのままホームルームを迎えた。
次回はルイスのクラス内交流。ボッチは避けられるのでしょうか…?ちなみにルイスは家族にだけ魔法が使えることを話しています。
そして初感想をいただきました!褒めていただき光栄の極みでございます。ブックマークも1日でまさかの1.5倍!喜びの舞をついつい踊ってしまいました。今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m




