王様の耳はロバの耳! ――“シュミレーション”は間違いですよ!――
タイトルの話ですが、ゲーム転生系の話に多いですね、この間違い。
正しくは、“シミュレーション”です。
商業作品でも時々見かけることがありますので、意外と間違って覚えている人は多いのではないかと、ちょっと危惧しています。
わざとやってるならいいんですけど、どうもそうじゃなさそうだなあという作品もちらほら見受けられて、気になって話が頭に入ってこないです。
ぶっちゃけ、間違ってたところで話の本筋には全く影響がなく、ただめんどくさいおじさんが気にするだけの話ではあるのです。
でも、おじさんはめんどくさいので、全方位に色々なブーメランを投げることにしたのです。
専門的には、音位転倒とか、音位転換というそうです。
検索すると色々な例が出てきます。
有名どころとしては、某国民的アニメーションの妹さんが「トウモロコシ」を言い間違えるというシーンがありますね。アレです。
舌足らずの子供であれば微笑ましいシーンですが、いい年した大人(中身的には)が言い間違えたとなると、一瞬で興覚めしますね。個人的な感想ですけど。
もちろん、中には言い間違いが定着したケースというのもあります。
古くは、「山茶花」や「新しい(あたらしい)」などが、最近だと、「雰囲気」を「ふいんき(なぜか変換できない)」とする間違いが定着しつつあるらしいので、「シュミレーション」が定着する可能性もあるかもしれません。
とはいえ、元は英語なので、日本で定着しても、世界では通用しないのではないかと思います。
若干話が変わりますが、ゲーム系の話で時折見かけるのが、“RPGゲーム”という表記。
コレも、よく考えると変だと思ってます。
だって、ゲームのジャンル表記で一般的に使われるようになって久しい「RPG」は「Role Playing Game」の頭字語で、ゲームって意味はもともと入っているんです。
そこに、さらにゲームって追加しちゃうのは、ちょっと頭痛が痛くて腹が腹痛で馬から落馬しませんかね。個人的な感想ですけど。
まあ、「違和感を感じる」に違和感を覚えない人が増えてきている今日この頃なので、いずれは定着しちゃうのかもなあとも思っていますが。
同様に、オンラインゲームのタイトルに「○○オンライン」ってつけるのも、実のところ変だなあという気もしています。
だって、オンラインゲームである以上、オンラインなのは当然じゃないですか。
まあ、「Ultima Online」や「PSO」みたいに、過去のオフラインタイトルがあって、そのスピンオフとしてオンラインがあるというなら、まだ納得できなくもないです。もしくは、オンラインゲームがまだ珍しかった黎明期のタイトルとか、タイトルにあえて「オンライン」とつけることで、ネットワークゲームであることを差別化したかったとか。
でも、常時接続が一般的になり、オンラインゲームも珍しくなく、コンシューマーゲームでもネットワークでco-opできるモードが普通にあったりする時代に、あえて「オンライン」ってつけるのって、こう、なんというか、ダサくないですかね?
いや、個人的な感想ですけど。
ついでなんで書きますが、なろうのタグ指定で「VRMMO」ってありますけど、コレってなんなんですかね?
「VR」は操作方式の略語、「MMO」はサービスの提供形態の略語。
それを繋げた「VRMMO」って、ジャンル表記がどこにもないんですよ。
いわゆるRPGなのか、アドベンチャー(ADV)なのか、シミュレーション(SLG)なのか。あるいはもっと別の何かなのか。
それが、「VRMMO」だけでは判別不能なんですよね。
ぶっちゃけた話、ゲームであるかどうかすら不明。「VRで操作して不特定多数が同時にサービスへ接続する」だけであれば、大規模なチャットでも成り立ちます。それが流行るかどうかは別ですが。
まあ、なろう系のテンプレに従えばRPGなんでしょうけど……なんか気になるんですよね。
個人的な感想ですけど。