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宇宙蟹工船  作者: 豊洲 太郎
9/21

   8 ルージュのしずく

 シブヤ、冷房の効きすぎる喫茶店。

 淡いメロンソーダの向こうにネアンデルタールの碧い瞳、女の口元が生き物のように「ひゅっ」と尖るとルージュのしずくがカチャとグラスに落ちたっす。

 この女、チェリーも喰った…

 ボットみたいに冷たくてサディスティックな眼差しがオイラを見つめたっす。


 「とても楽しくて簡単なお仕事です。弊社はつきじの料亭と提携しているので、調理の基本や包丁さばきが身につきます。」


 …


 逆ナンされたと思ったら実は勧誘で、そのまま就活モード。この展開ってアリ?


 「特典といってはなんですが、24時間、いつでも、カニ食べ放題なんです。」


 100%、決めた…


 「アナタはいま、シアワセですか?」


 「えっ?」


 オイラの価値観は○(いいね)、△(びみょう)、×(かなりびみょう)の三択っす。


 「かなりびみょうっす。」


 「きっと、ほかの人類も同じ考えでしょうね。」


 「あの、オイラはシアワセになれるすか?」


 「もちろん。」


 200%、決めた…

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