天使と武器屋さん
ちょっと長いのに挑戦しました!
読んでくれると嬉しいです!
暖かい。
柔らかい。
「‥はなみちさぁぁぁんー…ぐすっ‥死なないでくださぁい‥‥」
そこには天使ではなくマリアちゃんが膝枕をして、回復魔法らしきモノをかけてくれていた。
俺はゆっくりと起き上がった。
「ありがとうございます‥‥今‥気がつきました」
「良がっだぁーー!!」
泣いているのか?
なんで、さっき、会ったばかりなのにここまでしてくれるのだろうか
「はなみちさんは‥‥ぐす‥私が最初に担当になった‥人なんです‥絶対すごい冒険者になれます‥‥死なないで下さい‥」
死ぬ?そりゃあ死ぬほど、ボコボコにされたけど、死ぬほどではないよな?
なんか、勘違いしてないか?
「ありがとうございます、でも、別に自分は、かなりボロボロですけど、死ぬほどではないですよ」
「そうなんですか!?
魔法適正が0で、ヤケになって、ボロボロになるまで暴れてたのかと思いました!
なんで、こんなに、ボロボロなんですか?大丈夫なんですか?」
グサッ
ちょっと、傷ついたな、
でも、優しいな、純粋で、裏表がない子なんだろうな
久しぶりだな、こんな気持ち。
正直意識が回復してから、かなり好きだ、
滅茶苦茶好きだ、初めて母親を見た雛鳥並みに好きだ
ちょっと、例えが変か。
決めた!!!
俺のために泣いてくれるこの女の子に惚れられるような格好いい男になろう!
よし!今のままではスライムでも厳しいらしいからな、
まずは、武器だな、武器を持つだけで、攻撃力が上がるらしいからな。
「大丈夫です、転んだだけですから!」
名残りおしいが
俺は起き上がった。
「転んだだけ?それで、こんなに、ボロボロに?
あっまだ動かない方がっ」
本当に心配してくれているみたいだ。
「マリアさんが、回復してくれたのでもう大丈夫です!
それで、すみません、申し訳ないんですけど、武器屋さんに案内して貰えたら、嬉しいんですけど、迷ってしまって、」
「はい!もう、今日の私の業務はもう終わったので、喜んで案内します!!」
確かにもう、夕方だな、
それより、やった、武器屋さんまで、デートだ
ごほん、
「ありがとうございます!あの、失礼かもしれないんですが、マリアさんって年齢はおいくつなんですか?
自分は20才です!」
失礼かも知れないが、好きな女の子の年齢は気になる。
「私ですか?私は18才です!やっと受付の仕事を任せて貰えるようになったんですよ!!ステータス見たので花道さんの年齢は知ってます!
もし良かったら、初めての担当だし、年下なので、マリアとよびすてにしてくれると嬉しいです」
ぐはぁっ
可愛いすぎるぅ
18才は、犯罪じゃないよな、よし、
「魔王を倒して、有名な冒険者になるよ、マリア
待っててくれ」
「待つ?はい!花道さんならできます!!ささ、、武器屋さんに行きましょう!!」
俺の渾身のかっこいい台詞がスルーされた‥
まじで、成り上がってやるぞ!
マリアたんと一緒に武器屋に、向かった
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「いらっしゃいっす~」
武器屋に入ると、眠たそうな目をした、小柄な女の子がいた、
「こんにちわ、ネルネさん!!
お客さんを連れてきました!!!
こちら、今日冒険者になった花道さんです
んでこっちがネルネさん、ドワーフと人間とのハーフなんですよ!」
ドワーフと人間のハーフなのかぁー緑色の髪の毛が似合ってて小柄で可愛いな、マリアちゃん一筋だけど、
マリアちゃんが俺も紹介してくれた。
「うぇーい、よろしくっす!なにを買うっすか?
おすすめは、杖とかですかね、いまどき、剣を使う人はあまり、いないっす!」
ネルネさんが言った。
くそ、魔法の時代なのかよ、
俺、くじけない。
「自分、魔法適正ゼロなので、
よろしくお願いします」
俺は軽く頭を下げた。
「あなたが、噂のゼロさんっすか、それにしても、ドワーフと人間とのハーフのうちにも礼儀正しいんすね!
ポイント高いっす!」
もう噂になってんのかよ‥
てか、この世界は、差別とかがあるのか?
「自分はあまり、そういう差別とかが無い所から来たので、
えっと、九万マニで買える刀とかって、ありますか?って、あれ‥」
ポケットには、神様のじじぃから、貰った紙しかない、
しまったー、ひげ面に、お金盗られたんだったぁーーー。
「どうかしましたか?」
マリアちゃんが、見ている。
お金の無い、カッコ悪い姿は見せたくないな、
その時、
ピカーン、ポケットが光った。
ポケットを探ってみると、じじぃから、貰った紙がなくなっていて、代わりに一万マニ入っていた。
うぉーじじぃーーーーーだよな?ーーーーありがとうーーーー、くそじじぃとかいってごめーん!
俺は手を合わせてありがとう、念じた。
じじぃが空からグッドサインを俺に向けている気がする。
「あの、すみません、一万マニで買える刀か、剣とかってありますか?」
「そうなると、そこの樽の中は、全部一万マニっす!
ちょっと、ボロボロっすけどそこは、すみませんっす、武器は以外と高いんすよ!
良いのがあったら言ってくださいっす
攻撃力など教えるので!」
良かった、なんとか買えそうだな、
どれにしようかな、と‥‥
ボロボロなのが、多いな、
じっくり見ていると、
お!!なんだこの綺麗で美しくて、黒くて、禍々しいオーラをはなっているかっこいい刀は!!!
さては伝説の剣だな。
「すみません!この、すごく綺麗で美しい刀も一万マニなんですか?」
「はい、そうっすけど、それは、止めといた方がいいっすね、魔剣と呼ばれていて、レベルがついていてとても、珍しい刀なんすけど、持った人、ほとんどが、触っただけで、魔力を失い気絶するほどの、魔剣です、なのに、攻撃力が5しか、ありません
みなさんは、呪われてるとよく言ってますね、
そのとなりの剣なんか、攻撃力30で、扱いやすいっすよ!
ってあ!!!触っちゃだめっす!」
俺が魔剣と言われている剣に手を伸ばそうとした。
ネルネさんが慌てている。
「一目惚れしました、これにします!」
俺は刀を持ってみた。
気絶は‥しないようだな。
「すごいです!すごいです!花道さんは魔力が測定不能なほど、あるんですよ!!」
おお、ここで、魔力無限チートが役に立った!!
マリアたんがはしゃいでる、可愛い。
「そうなんすか?すごいっすね!!でも、その剣、レベルが付いているとはいえ攻撃力5ですけど、いいんすか?」
ネルネさんが確認してきた。
「はい、大丈夫です、この刀まじ、綺麗で、格好いいです!
この剣のレベルはどうやって上がって、どうやって、刀のステータスを確認出来るんですか?」
「レベルはモンスターをその刀を使って倒せば上がるっす!
武器のステータスは、はなみちくんのステータスカードに表示されるようになるっすよ!
はなみちくんのステータスでは、最初はスライムっすかね、
スライムは経験値が低いので、100体倒せばあがるはずっす
レベルが上がれば、すごいスキルも扱えるようになるかも、知れないので、頑張ってくださいっす!」
ネルネさんが教えてくれた。
スライムか、頑張れ、俺。
スキルが使えるようになるのか、楽しみだな。
「じゃあこの魔剣下さい!!」
「まいどあり!!」
ねるねさんがお会計をしてくれている。
「良いのが買えて良かったですね花道さん」
「ありがとうございます、マリアがいい、お店を紹介してくれたからでだよ!!」
無事に武器を買えたのだった。
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