洗礼と天使
駄文ですがよろしくお願いします
ギルドを出た。
あーキレイだったなマリアちゃん、
手を触っちゃったぜ!
もう、手を洗わないかもしんない
ごほほん。
日本で働いてた頃、会社には事務のおばあちゃんしか居なかったからなー
ずっと、男子高校だったし。
てか、はぁ、
魔法の才能なしかぁー、魔法使って活躍したかったなー
いま思えば日本人だもんな、魔法使えるわけがねぇのか?
異世界来たらふつう使えるだろぉー
マリアちゃんによると、
0 希にいる魔法が全く使えない体の持ち主
1~10 頑張れば日常生活並みに魔法が使える才能
10~30 初級魔法が使える才能
30~60 中級魔法が使える才能
60~90 上級魔法が使える才能(ドラゴンをも倒せるほどらしい)
90~100 最上級魔法が使える才能(国を一人で滅ぼせるほどらしい)
ゴミレベルってなんだよ!!
そんなことを考えながら歩いていると、
「おい!!」
ん?
さっきの、ひげ面か?
後ろに取り巻きみたいな男二人もいるな。
「なんでしょうか?」
丁寧に言った。
「てめぇ、魔力ゼロの癖にマリアちゃんと、いちゃつきやがってムカつくんだよ、ちょっと来い魔法を見せてやるよ」
そう言って俺は取り巻き二人に腕を捕まれて、路地裏に連れていかれた
‥‥‥怖いよぉぉぉーーー助けてぇぇぇぇーーー
心の中で叫んだ。
「良し、ここで良いだろ」
ひげ面が指をポキポキ鳴らしている。
やべーよ、中学の時に粋がって、ノーヘルで原付き走らせて暴走族にぼこぼこにされた時並みにやべーよ、
「ガッハッハ、ビビって喋れねぇのかぁ????」
ひげ面が、笑っている。
怖えーよ。
くそっ‥このままじゃ、殺られるっ
ヤンキー漫画を思い出せ、みんな、こういうときは笑いながら真っ正面から立ち向かってたよな、
俺は歯を食い縛り力を入れた。
「先手必勝!!!
おらぁぁぁぁぁぁ!!!」
俺は取り巻き二人の手を振り払い、柔道の大外刈りをくらわせた!
「うぉっ???」
「痛っ!!」
ハハハ!見たか!!!
俺の大外刈を!!!!柔道最強!!これしか技知らないんだけどね笑
大外刈りの花道の異名を伊達に持ってないぜ!
正直二人、どっちも倒れてくれると思わなかったぜ。
「次はてめぇだひげ面ぁー!!!」
気分が乗ってきたぜ。
「ガハハ
よくもやってくれたな、魔力ゼロが!!!
魔法適正50の力見せてやるよ!」
!?
ひげ面の手には炎の塊が浮いていた
後ろの取り巻きも立ち上がりだした
あっ終わったわ。
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「痛ってぇー、体が動かねー、」
ひげ面達は、ちょっと前に俺のポケットの九万マニーを、見つけたら奪い帰っていった、
俺は魔法で脅されて、動けなくなり、そのまま3人に何度も「冒険者を辞めます」って言えと殴られた。
くそっ何でこんな目に、惨めだ、もう、冒険者止めようかな
死にたい、くそじじぃ、
意地なのか分からないが俺は「辞める」とは言わなかった
ああ身体中痛い、
意識が跳んでいった‥
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ああ
日本での俺は全てに諦めていた、頭の悪い男子高校を卒業し、適当な所に就職した、適当に選んだから給料も安いし、休みもあまり無かった、バンドもやっていたが、ライバル達がレベル高すぎた事や仕事との両立、なによりバンドで頑張ろうという気持ちがなくなり辞めてしまった、辞めた後、何度、辞めなきゃ良かったと後悔したか、「おい諦めんのかよ!!!」という友達の言葉を思い出す、あの時は働いてねぇ奴に俺の気持ちのなにが分かるんだと思ってたが‥‥
思い出すと辛くなる。
また諦めちまうのかな、
「みちさん‥‥ ぐすっ はな‥みちさん」
何だ?天使の声が聞こえる
「うっ‥ん」
目を開けるとそこには金色の髪が輝く天使がいた。
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