設定集 その一
・登場人物
【デッドリーシックス】
ミズ・デッドリー
本名:マグダレーナ・リシェルフィス
種族:魔女
身長:156cm
性別:女
誕生:16世紀
出身:ヨーロッパ某所
能力:膨大な魔力と知識、不老
デッドリーシックスのリーダーで、元セクター666所属。数世紀の時を生きる魔女。
教会とはなんだかんだで長年協力関係にあるらしく、顔も広い。
金髪の若干癖のかかった長髪、黒目。私服はゴシックロリータ調の美少女。
カーズ
本名:なし
種族:人間と悪魔のハーフ
身長:159cm
性別:男
誕生:1999年12月
出身:不明
能力:怪力、再生、不死
デッドリーに拾われた少年で、多指症らしく、手足の指が一本多い。
地味で、能力的にも普通である、と思われているが、悪魔の王サタンの息子。別名「黙示録の悪魔」「666の獣」。世界を終末に陥れようとした1999年の事件の関係者。
彼自身は自分の力を制御できず、戦闘中はもう一つの自我である「獣」が行っている。また、それとは別に第三の意識、と言うものが存在する。
黒髪黒目。本編開始時15歳。
ジョン
本名:ジョナサン・ヴラド・アーヴィング3世
種族:純血種の吸血鬼
身長:185cm
性別:男
誕生:不明
出身:不明
能力:超人的な身体能力、吸血による一時的な能力コピーおよび催眠、背中から出現する羽による飛行
誇り高き純血種の吸血鬼の青年。
プライドばかり高く、短気。戦闘能力は高いが、吸血鬼としての特性や彼自身の性格のせいで実力が発揮しきれていない。噛ませ犬的なポジションが多い。
銀髪で紅い目の青年で、黙っていれば女性がわらわら寄ってくる外見。
アントニオ
本名:アントニオ・クラウコット
種族:人間
身長:210cm
性別:男
誕生:不明
出生:不明
能力:豊富なエクソシストとしての知識、体術
元エクソシストの巨漢。セクター666や異端執行課とも縁があるらしい。エクソシストを辞めさせられ、異端として破門されたようだが、その経緯は不明。
寡黙な性格。戦闘に関しては人間でありながらジョンとも互角に戦えるだけの知識・技術を持つ。
主武装の大十字架は、あらゆる兵器に変形することができる聖遺物と機械の融合物。使用された聖遺物はかのロンギヌスの槍であり、封印を解除さえすればその機能も使用可能。
茶髪、蒼目。
マダム・ヘカテ
本名:不明
種族:不明
身長:172cm
性別:女
誕生:不明
出生:不明
能力:髪や爪を自在に伸縮させる、蛇を使役、異性に対して魅了、時間停止(?)
常に目を閉じている美女。絶対的なバランスから成り立つ美貌は美術品のようで、威勢を魅了せずにはいられない。
戦闘能力はそこまで高くなく、専ら支援が専門。
緑色の長髪。ほぼ半裸で常に下着姿。
プトレマイオス18世
本名:不明
種族:不明
身長:189cm
性別:不明
誕生:不明
出生:不明
能力:包帯による拘束
D6でもっとも謎に包まれたメンバー。
ほとんど動かず、会話もせず、生きているのかどうかも定かではない。名前も不明で、その名も適当につけられたもの。
包帯を操作することができるが、それが彼もしくは彼女の能力のすべてなのかも不明。
全身包帯で覆われ、目が一つだけ露出している。
【その他】
ヴラド
本名:ヴラド・ツェペシュ
種族:純血種の吸血鬼
身長:不明
性別:男
誕生:1430年前後(1999年没)
出生:ルーマニア
能力:不明
吸血鬼の王。ドラキュラ伯爵、ワラキア公とも呼ばれる。
ルーマニア独立のために戦うも敗北。死の間際、自身も知らぬ吸血鬼としての血が覚醒し、以後、ヨーロッパの裏世界に君臨。
数世紀を生き、吸血鬼の王として君臨。闇の世界の支配者として世界を裏で操っていた。
1999年、デッドリーらセクター666と激闘を繰り広げ、死亡。
アンゴルモアの大王
本名:不明
種族:不明
身長:不明
性別:男
誕生:不明(1999年没)
出生:不明
能力:不明
ノストラダムスの予言で語られた「恐怖の大王」。
1999年、実は世界に出現したらしいが、セクター666によって倒されたらしい。
フランケンシュタイン
本名:なし
種族:人造人間
身長:200cm
性別:男
誕生:不明(1966年没)
出生:ドイツ
能力:自己再生能力、怪力、魔力に対する抵抗
ヴィクター・フランケンシュタイン博士が死体より作りだした怪物。
北極海で発見され、セクター666のメンバーとして加えられた。
性格は穏やかで、平和主義者であった。しかしながら、多くの人間のパーツから作られているため、非常に不安定で、1966年に暴走。セクター666に壊滅的打撃を与え、デッドリーらによって処分された。
なお、彼の死体はその後、アメリカで研究され、量産型として三体のコピーが作られた。それらは演算コンピュータ、近代兵器などを搭載したもので、オリジナル同様暴走し、D6によって退治された。
アマツミカボシ
本名:同上
種族:日本神族
身長:192cm
性別:男
誕生:紀元前(2014年没)
出生:日本
能力:念力、星落とし
日本の「まつろわぬ神」。星を司る神であり、地球圏に漂う隕石を操作する力を持つ、日本神族でも強力な神。
かつて、アマテラスらによる統一により、民を失い、土地を奪われ、支配された経緯を持ち、アマテラスをはじめとした神々を憎んでいる。
何者かにより力を得て、アマテラスに反旗を翻し、星落としを行い、大和の復活を謳う。
D6と戦闘をし、その強大な戦闘能力で彼らを幾度も退けるが、カーズの中の第三の意識に敗れ、彼の中に取り込まれ消失。
黒い長髪、目は暗黒に満ちており、白目や瞳の境が存在しない。
サタン
本名:同上
種族:魔王
性別:男
誕生:不明
出生:不明
能力:不明
悪魔の王。「七つの大罪」の一つ、「憤怒」の魔王。
神の最大の宿敵にして、地獄の王者。
長い歴史の陰で何度も動いており、1999年にも世界を破滅させようとしたらしい。
1999年の破滅は免れたが、それも彼の計画に過ぎず、カーズを使った破滅の計画があるらしい。
・用語
【異端執行課】
正式名称バチカン教皇聖庁第7機関。
エクソシストが多く属するバチカンの武闘部門。
しかしながら人数は少なく、また時代とともに錬度も低くなっており、外部からの助力を必要とするレベルにある。
【悪魔】
地獄の住人の総称。
下級、中級、爵位持ち、魔神、魔王と階級分けがされている。
【ヴァンパイア・スレイヤー】
近代以降登場した、対吸血鬼用の武器の総称。
吸血鬼は混血種が増えて、それまで効いた銀の効力が薄まった。そのため、教会が作り出したのがこの武器であった。
吸血鬼ウィルスを攻撃するワクチンが仕込まれ、銀以上の効力があり、また純血・混血共に効果を有する。
【神】
多くの場合、キリスト教などの唯一神を指す。
しかしながら、日本神族やギリシア神族なども一応は神にカテゴライズされる。しかし、その場合の「神」のニュアンスは若干変わる。
【吸血鬼】
ヴァンパイア。
噛むことによって同族を増やせるが、そうして生まれたものは混血種と呼ばれ、純血種より力は劣る。
全般的に日光に弱く、夜に活性化する。日光を浴びても死なないが、身体のだるさと弱体化を招く。日に当たっていると、銀でなくとも殺すことが可能。
銀が弱点。
【獣の数字】
666のことを指し、また人間を指す。ヨハネの黙示録内で語られる。
終末を引き起こす、忌むべき数字であるとされ、666の獣(サタンの息子)が生まれた時、世界は破滅する、というとある予言がなされていた。
予言の内容は【1999年12月、地獄で666回目の鐘がなる時、彼の息子が生誕する】というものであったらしい。999は逆さにすると、666であり、地獄の門が開く要素であるらしい。
多くの教会関係者はこれはすでに回避された、と考えている。
【人狼】
ライカンスロープ。
満月でなくとも変身は可能。吸血鬼と違い、噛まれても人狼化はしない。(例外は存在する)
固い表皮、俊敏な脚をもち、怪力も有する。銀弾が弱点。
【セクター666】
第二次世界大戦後結成された対超常組織。国連やバチカンの庇護下にあった。
エクソシストや怪物が多く所属した。
何度かの壊滅に追い込まれ、1999年ついに壊滅。
【デッドリーシックス】
1999年、壊滅したセクター666に代わる組織。ミズ・デッドリーが自ら集めたメンバーによって構成され、少数精鋭をモットーとする。
国連や教会の庇護下にあったセクター666とは違い、一応私設の独立した組織。
本拠地は次元の狭間に存在するデッドリー城。
【デッドリー城】
次元の狭間にあるデッドリーシックスの居城。
外見・内面ともにちぐはぐで、デッドリーの気分で大いに変わるらしい。
【七つの大罪】
罪の名を冠した魔王たちの総称。
「憤怒」サタン
「傲慢」ルシファー
「怠惰」ベルフェゴール
「暴食」ベルゼバブ
「嫉妬」レヴィアタン
「強欲」マモン
「色欲」アスモデウス
【魔女】
禁じられた魔術を使う者たちの総称。
ドルイドや黒魔術師、死霊使いなどがこの分類に入る。
一方、エクソシストや民間のものが使う、神に公認された魔術を使用する者はこれにカテゴライズされず、魔術師や神術士、陰陽師などと呼ばれ区別される。
【ロンギヌスの槍】
キリストの死体をついた槍。別名「運命の槍」。
聖遺物の中でも特に強力であり、悪魔の再生能力や魔術を打ち破る。
また、投擲すれば必ず対象に命中し、その生を奪うまで抉り続ける。
第二次世界大戦時、ヒトラーのオカルト研究機関とデッドリーらセクター666の前身がこれを巡って戦いを繰り広げた。
現在はアントニオの武装に封印されている。