表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

俺があいつで、あいつが俺・・・。

『今日から春休み・・・』


高校を無事に卒業してなんとか志望校に合格し、そして今は春休み。

大学で使うものは兄のお古を使えば問題ないと言われてパソコンなどの機器は購入しないそうだ。よってこの春休みには特にすることがなくだらだらと過ごそうというわけだ。


「やっぱ一度くらいは下見をしといたほうが良さそうだな」

ふと、そんなことが頭にうかび明日は大学に下見に行くことに決めた。


次の日。


電車で40分くらいの駅で降りそこからバスで10分の大学に着いた。

もちろん、ここが俺の通う『私立竜鳴大学』なのだ。


大学ではいろいろな学部が存在しており、その中でも『心理専門学』という何故か機械工学科に存在している学部が一番有名である。

なんでも心と体を入れ替える実験を行っているらしい。


どんなことをやっているのか一目見てみたくなり、俺はその『心理専門学』と書かれた学部のドアを開けた。


「真っ暗かよ!!」

「あ!! バカ!!! 何ドア開けてるんだ!!! あ~、クソ!!!」


・・・・・・・。

部屋の中にはたぶん白衣を着た黒髪の男が一人。

男はこっちに寄ってきて『パチッ』と電気をつけるとこういった。


「おい、お前、一体いつまでドアを開けてるつもりだ。こっちが実験できないだろ。・・・・・・ま、まさか・・・お前は・・・機関の手先だな」

「っなわけねーだろ。つか機関ってなんだよ。どっかのお偉いさんか?」

「うむ、その口ぶりからすると違うようだな。安心はしてないが・・・」


してないのかよ!


「それで、ドアを開けると何でだめなんだ?」


ドアを閉めながらいう。


「ここでは今心理を表現する機械、またの名を『マインドオープン』をつくっているのだがな、表現方法は色にしたんだがあまりにも光らなすぎて真っ暗なときにしかわからないくらい弱い光なんだ」

「それでこの暗幕を使ってるわけだ」


そこらじゅう壁という壁を暗幕で覆い電気を消すと真っ暗になるようになっている。


「ああ」

「それで実験はどうなった?」

「だから、さっきお前のせいでやり直しだ」

「すまん、お詫びに手伝ってやるよ。お前の言う心理というやつを」

「すまんが少し黙っててくれ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


「じゃあ、いくぞ」


バチィッ、バチィッバチィッ、バチィッバチィッ、バチィッ。

そんな効果音が正しいだろう。火花が飛び散っているのだ。それも紫色の。


「な、なあ・・・、これ・・・何でこんな色をしているんだ?」

「紫・・・か、困惑、戸惑いの色だな。お前は今そんな気分なのか?」


言われてみれば、確かにそんな気分だ。

これは本当にすごいものをつくたんじゃないか?

嘘発見器(命名俺)でしょ。ここまでくると。


「これさわってもいいか?」


好奇心が高まってき始めまだ火花が出ているのにも関わらずに機械に触ろうとする俺。


「オレンジ・・・。好奇心と探究心。っておい、お前今それに触れたら・・・・」


触ろうとしている俺の肩を掴んで止めようとする、しかし、時はすでに遅かった。

肩を手で掴んだ瞬間、俺はその機械に触ったのだ。

その瞬間、『バチィバチィッ』と火花が電気に変わりまた戻った。


「いてて」


声がおかしい。前にいる後姿の人は・・・・俺に似てないか?

いや、そんなはずはない。とりあえず声をかけてみるか。


「あの~、すみません」


前の人が振り返る、そこにあった顔はまさしく俺の顔だった。

じゃあ、これは誰だ?


「おい・・・、お前・・・・。何をしやがった!!なんで俺とお前が入れ替わっている!!!」


入れ替わってる?はぁ?

どうも、こんにちは。


冬馬とうまともうします。


今日は、この「俺があいつで、あいつが俺・・・。」を読んで頂きありがとうございます。


初投稿なので、やり方がわかりませんでした;;

もし、こうしたらもっといいんじゃない?とか言うのがあればよろしければ言ってくれるとありがたいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ