転生するって言われたらちょっと怖い
異世界、といえばアニメや漫画を見たことがある人は一度は憧れるものではないのだろうか?
当然、俺も憧れた。
年齢は16歳だ。憧れるのも仕方ないと割り切っている
正直にこの際行ってやるよ!憧れた!憧れたよ!でもな!
俺は今白い部屋にいる。
そして、、、、
白髪の女神に土下座していた。
そう、土下座。あのjapanese土下座。
え?なんで土下座してるかって?
はっ、、聞いて驚くなよ、、?
異 世 界 で 死 ぬ の が 怖 い か ら
は?もう死んだって?(空耳)
ウルセェ!死んでないからそんなこと言えんだァ!
死ぬとき怖いし痛いんだからなぁ!?
『あ、あの顔を上げてください、、?』
女神と言っていた少女が困惑してこちらに言いかけるが俺は土下座をやめない。
はっ!異世界に放り投げられて死ぬぐらいならプライドなんて捨てたるわ!!
『あ、あの、今からスキル選別をするので、、』
『スキル!!!?』
困惑している少女に俺は詰め寄る。
少女が少し顔が赤くなっていたがそんなことはどうでもいい。スキル、スキルだ、異世界転生のおはこじゃないか!
『は、はい、今からスキル選別を行いますので、、』
無言のガッツポーズ。母ちゃん、俺異世界でも生きてけそ、、!
『あの、始めますよ、、?』
『お願いしまーす!!』
そしてその言葉を気に俺は白い光に包まれた。
、、、?何も起きない?
と思ったら白い紙が舞い降りて俺の目の前で停止した。
気になるスキル名は、、器用貧乏、、?
器用貧乏 見たものの技術を真似ることができるが見たものより一段劣る性能になる
、、、、は???
舐めてんのか?器用貧乏?俺への侮辱ですか?
そう思い女神である少女の方を見ると申し訳なさそうに顔を背けている。
『あのー、、これだけですか、、?』
『も、申し訳ありませんっ!転移者には強いスキルが巡ってくるのですが、、!』
そんなこと言いながらペコペコ謝ってくる少女。
え、なに?俺の異世界人生だけハードコアなの?
これだけで異世界?は?どっかの海賊の王目指すあの漫画でももう少し最初強そうだったよ?
と、もう一度スキルの紙を見るともう一つ欄がある。
えーと、、運命体質?
運命体質 色々な運命を結ぶ。運命強固。
、、、???
何言ってるかちょっとわけわかんないですね。
『あのーこの体質って何、、』
と言った瞬間俺の体が淡い光を浴び始める。
『あっもう時間が、、!』
え?時間制限あんの?聞いてねえよ?
つかクソほど時間短えじゃねえか三分ぐらいしか話してねえよカップラーメンもちょうどできるじゃねえかクソ野郎!!
『あ、あの色々と説明不足だと思いますがどうか気をつけて、、!』
おいMATEYO☆
その言葉を気に俺の視界は暗転したくなかったのに暗転した。