表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
81/193

怖いのよ  敵はテクノロジー

●怖いのよ


「ねえ、おばけって、国によって違うじゃん?」

「そう?」

「そうだよ。日本は女の幽霊が主だけど、外国だとゾンビとかでしょ」

「だから?」

「おばけが想像の産物だって証拠。本当にいたら、どこだって同じになるはず……」

「あ。なに、あれ?」

「キャー!」

「ちょっと、大丈夫?」

「なんとか」

「そんな、おばけ屋敷内で理論武装したって意味ないよ」


●敵はテクノロジー


「ねえ、見て。これ、心霊写真。すごくはっきり写ってるでしょ。怖くない?」

「……」

「どうしたの? 冷めた顔して」

「こういうの、今、いくらでも作れるじゃん」

「いや、作ってないよ。本物だって」

「もしそうでも、みんな、私みたいなリアクションをすると思うよ」

 その後、私は同志たちと連絡を取った。

「みんなも? じゃあ、もう一回集まろう」

 そして、再び会議を開いた。

「我々幽霊の居場所がなくならないように、また話し合いましょう」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ