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タイミングが悪い  運が悪い

●タイミングが悪い


「涼香の彼氏、外科医なんでしょ? すごいね」

 そう話している梓美と、その私の彼の礼央の自宅に向かっている。

 今日、三人で一緒に食事をすることになったのだ。

「だから、急に病院から呼びだされることもあるから、そうなったらごめんね」

 そして到着した。すると、直後に礼央が家を飛びだした。

 しかし、すぐに戻ってきた。

「あれ、病院じゃなかったの?」

「『左へ曲がります』って車の音声が鳴りやまないから、何をしてんのか見にいってた」

「……そう」

 別にいいんだけど、友達の前でかっこいい感じで言った後だから恥ずかしい。


●運が悪い


「なあ、このチューブさ」

「ああ」

「外側に封してあるじゃん?」

「うん」

「なのに、中にも栓がしてあるんだぜ」

「ふーん」

「どっちかでいいだろ。過剰包装なんだよな、日本の商品は」

「そう」

「ところで、そちらのあなたは、どちらさまですか?」

「そのチューブのメーカーの社長です」


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