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お笑いミニ話  作者: 柿井優嬉


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元旦  ツボ

●元旦


 ゴーン。

「あれ? 何回ついたっけ?」

「八十八回です」

「すぐ忘れちゃうんだよな。わし、向いてないかも」

「ハハハ」

 ゴーン。

「次で、百八回だっけ?」

「そうです」

「なんか、それだけはわかるんだよな」

「じゃあ、向いてるんじゃないですか」


●ツボ


「ねえ、知樹。この展覧会、行こうよ」

 俺の彼女の咲子は、知的なものが好きだ。

「やだよ。行かねー」

 しかし、俺は博物館とか美術館とかの類にはまったく興味がわかない。

「行きたいなら一人で行けよ」

「わかった。でもチケット余ってるから一応渡しとくね。その気になったら行こう?」

「あー、わかった、わかった」

 そして咲子は帰っていった。ったく、付き合い長いんだから、俺が苦手なの知ってんだろ。

 ん? なに? おちょぼ口展? 何だ、こりゃ?

「もしもし、咲子? 行くよ。ああ。さすが俺の好奇心のポイントよくわかってんな」


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