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僕たち、公認HENTAIMANS

 僕たち、公認HENTAIMANS



 ―――豊島の朝は普通


「行くぞ」


「はい」


 目の前にはミノタウロス,


 俺が同じアサシンの弟子の指導。


 4人がそれぞれについて指導している。


 最初に1度、俺達4人でミノを倒し、練馬の公認のマンションに帰ってシミュレーションと連携の指導。


 次に公認達4人で同じように動いてみる。


 公認もレベル25になったとき、電撃ジョブを取得したので1人で胡蝶双刀を使って電撃を流せるようになった。


 俺はそれ以外にも、3階層あたりの広い草原で、弟子=公認にジグザグ走行と変則ジグザグの訓練指導をしている。


 当然レベル相当の動きしかできないが、それでもジグザグ走行や変則ジグザグができるだけで随分違う。


 いままでの常識では、アサシンは直接モンスターを倒すわけじゃないからそのような技は必要なかった。


 だから誰も知らないし、わからない。



 変態マンだけができる技。


 俺はポーションをしこたま買い込んで公認にこの技を仕込む、へとへとになったらポーションを飲ませ、すぐに走らせる、スパルタ指導。


「いいか、これができれば、胡蝶双刀と鉈を使ってアサシンもモンスターを倒せるんだ。倒せないとしても深手を負わせることができるから、他の皆が楽にモンスターを倒せる事ができる。お前だけじゃなくて皆のためでもあるんだ、だから絶対覚えろ!」


「はい」


 かなりつらそうだけど、根が真面目な奴だから必死についてきている。



 こいつのため、公認HENTAIMANSのためにがんばれ!




 ////////////////////////////


 今ここは豊島の5階層入り口


 初心者冒険者がボスを倒すのをお手伝いしている。



 僕たちには2つの使命がある


 あれから、師匠たちに連れられれて、虎ノ門の管理局の応接室に行くと、


 管理局のえらい人=須藤係長さんと師匠たちと僕たち4人


「君達に仕事を依頼したいんだ」


「僕達にですか?」


「ああ、公認変態マンズにだ」


「はい」


「君達は、師匠の言いつけを守って、豊島の冒険者たちの手助けをしたり、ダンジョンの平和守っているんだよね」


「はい、師匠に言われたとおり、自分達の分の素材の狩り取りが終わったら、他の冒険者たちがモンスターにやられそうなときや苦戦している時は、助けたり、モンスターを倒すのを手伝ったりしてます」


「それを正式に依頼したいんだ」


「正式にですか?」


「そうだ」


「はい」


「もちろん報酬を支払う」


「えっ、お金もらえるんですか?」


「ああ、管理局が正式に、豊島の平和を守る仕事を公認変態マンズに依頼するんだ」


「はい」


「ダンジョンの素材は、まだまだ供給不足で、もっと必要なんだが、そのためには冒険者の数が増やしたいんだ、ただ、新人の多くは5階層のボスの前で止まってしまうんだ。

 5階層のボスを倒せず挫折して4階層までで止まってしまうか、

 大けがを負って断念するか。

 また、5階層をクリアしても今度は10階層のボスがいるだろ、

 そういう事でなかなか冒険者の数が増えないんだよ、

 でもね、君達が豊島で活躍するようになってから、確実に事故が減っているんだ。

 それなら管理局から君達に正式に依頼するべきだと思ってね。

 新人、初心者のフォローをお願いできるかな?」


「はい、そういう事でしたら師匠に言われていることなので」


「それじゃあさっそくなんだけど、君達がどこの階層で活動するか予定の1部を教えてほしいんだ、全部じゃなくていいんだ、そうだな、週2回何時から何時までどの階層にいるかを、それ以外は今まで通り師匠に言われたように、自由に活動してほしい、当然自分達の素材狩り取りも続けて構わない」


「週2回ですか?」


「ああ、数時間で構わない。

 それを管理局のHPに上げて、新人冒険者や、その階層の攻略に不安のある冒険者に知らせると、彼らは君達がいる時間に合わせてダンジョンに入ってくるだろ?

 ただ、全部を公表すると、悪さをする冒険者は逆に隙を狙ってくるからね、だから週2回の数時間だけを公表する。

 君達はその時間はその階層で冒険者をフォローしてほしいんだ」



「はい、師匠がそれで良いのでしたら」


「おお、豊島は頼んだぞ」


「はい」


 そういう事になり、僕達は管理局公認の公認変態マンズとして活動している。


 最初はこんな風になるなんて思っても見なかったけど、師匠が認めてくれて、皆すごい武器をもらってレベル上げの訓練までしてもらって、これも全部師匠のおかげだ。


 それからも2-3か月に1回、師匠たちがやってきて、訓練してくれる。


 連絡が来て、朝、集合場所に行くと、そこでどの階層で訓練するか、当日に言われる。


 例えば「それじゃあ今日は23階層にしようか」と言って7人か8人で、23階層に移転して、モンスターを倒すんだけど、色々な倒し方を指導してくれ、レベル以上の実力を付けろ、って言って訓練してくれる。


 レベルも30じゃあ何かあったときは対処できないだろうからと言って、ついに豊洲の2階層まで行けるように指導してくれ4人ともレベルが32になった。


 でも活動は豊島、豊洲は必ず師匠同伴と言われた。


 コンビニ袋を被って、冒険者のフォローしていてよかった。


 ゆうさんから、HENTAIMANSシールをフォローした冒険者に配るように言われてから、ゼーンブイレベンさんから定期的にヤヤコカードをもらえるようになって朝食とお昼代が浮いてるし、管理局から毎月報酬が振り込まれるし、レベルが上って、20階層以深の素材の買取金額が今までより高額で、将来のための蓄えもできるようになって、良い事ばかり、


 まじめにやってて良かった。


 そしてもう1つの仕事


 女王様からの依頼だ。


 師匠から連絡を受けて、指定された場所に行って見ると そこには師匠と女王様がいてびっくり。


 この前のかたき討ちの時もそうだけど、師匠たちはすごい人達と知り合いで、ほんとうに驚く。

 女王様の依頼は、冒険者のパーティーで、1人でパーティーの荷物を全部背負っているような冷遇された女性冒険者を見たら、跡を付けて、事情を聞いてほしい、私達の名前を使ってよいから。


 そして連絡先を聴いてほしいという内容だった。


 冒険者適正のある若い女性で事情があって冒険者をしている場合、若くて1人ぼっちが多く、男性冒険者に冷遇され、いいようにこき使われている事があるんだそうだ。


 そういう女性冒険者を助けるのが目的とかで、これも、弱い冒険者を助ける事だから、喜んでやることにした。


 それから、報酬以外にも不思議なアンダーウェアを女王様から4人分もらった。

 これは打撲系にはきかないけれど、やぶれないし切れないから傷は一切つかない防御服で、洗濯はできないから


 ハブリーズを使って、汗でひどくなったら捨てるんだそうで、目途として4-5回で新しいのを着るように、そう言って定期的に4人分送ってくれる。


 30階層の地龍からゲットできた鱗を使った防具も師匠たちがプレゼントしてくれ、このアンダーウェアと合わせれば豊島はOK


 ほんとすごいよ、


 僕達は初級ダンジョンの豊島で活動するただの冒険者だったのが、こんなすごい人達が面倒見てくれるんだ。



 だから僕達は、師匠の言いつけを守ってこれからも豊島の平和を守るんだ。



 /////////////////////////////////


 公認HENTAIMANS

 たっくんアサシン たつみ20⇒30⇒32

 ちえちゃんウィザード ちえこ

(弓スキル取得)20⇒30⇒32

 よっちゃんプリースト よしこ

(剣士スキル取得) 20⇒30⇒32

 くーちゃん ナイトー剣士 くみこ ⇒30⇒32







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