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女王ハウスで

女王ハウスで



自宅地下まゆみ工房で


まゆみが作業をしながらこの話を聞いている


「ねえ まゆみ 」


「何?」


「あのね、変態マンさんがね」


「うん」


「正体は隠しているんだけど、かっくん って言うの」


「そう、で?」


「私達の防御服に興味があるみたいなの」


「防御服って?」


「ほら この 糸を使ったやつ」


「ふ~ん、で?」


「5人分作るのって大変?」


「そうね、他にも鞭とか矢とか色々あるからね」


「そっかー」


「何?どうしたの?」


「あと3人分作るのって難しい?」


「3人分?」


「うん」


まゆみが作業を止め、ゆりこの方を向いて


「どしたの?」


「ほら、かっくんと2人の女性がね、2回も助けてくれたでしょ、それにこの前の川越の5階層制覇も指導して、付き添ってくれて、 レベル73なったのも ぜーんぶかっくんたちのおかげ」


「うん 」


「かっくんがね、この防御服について教えてほしいって言うの」


「ほうほう」


「私としてはかっくんにプレゼントしたいな~って」


「ふんふん」


「どうかな~」


「つまり、ゆりこは 変態マンに恋しちゃったんだ」


「えっ そんな事ないよ」 


「な~んだ、違うんだ、ほんと?」



「いや、そうではないんだけど」


「え~どっち~?」


「うん、かっくんって呼んでるその仮面の女性がね、ゆうさんって言うんだけど、 それは吊り橋効果だから冷静になって、じっくり考えたほうが良いって」


「そうだね、じっくり考えなよ これからも付き合いはあるんでしょ? あせらないほうがいいよ」


「うん」


「じゃあ」


「そうじゃなくて、防御服」


「そうだね、作ってもいいよ、皆がお世話になっているんでしょ?」


「うん」


今日はウィークリーマンションではなく、女王ハウスの地下室に


「紹介します6人目のメンバーのまゆみです」


「はじめまして、さゆりです」


「ゆうです」


「変態マンです」


事前にパーティーメンバーは6人という話を聞いているので、それ以降もスムーズに話が進み、

「ゆりこから話は聞いてます。わたしたちが着ている防御服について説明します」


「よろしくお願いいたします」


そう言うと、ゆりこさんが前に出て 服を脱ぎだした


ウオー いつ見てもすっごい 


黒のレースのブラみたいなコスチュームとショーツで黒のストッキング、肝心な所は見えないけど、すごい露出エロ。


俺が固まっているとゆうが俺の脇腹をくすぐられ

『フギャ』


はっと我に返って、ゆうを見ると睨まれた。


露出した肌の部分は、素肌ではなく、実はぴったりした防御服を着ているとかでそれを見せたいからと言われたけど、あのプロ―ポーションで黒のレースのエロい下着は高校生の俺には刺激が強すぎる。


そんな俺を無視するように


まゆみさんがゆりこさんを使って説明を始めた。



「スパイダークイーンの糸はこの通りほぼ透明です、染色ができないので 上半身の肌の露出する部分に使ってます。


ボンビックスの幼虫の糸は染色ができますし、肌触りも良いけれど、スパイダークイーンの糸より伸縮性に欠けますので、タイツは混ぜて作ってます。


それとコスチュームの内側に使ってます。


殺傷性に対し耐性は優れてますが、物理攻撃には破れたりすることはありませんが、衝撃はそのまま受けてしまいます。」


「それでも すごいですね」


「ええ、立体2重構造で編んでますので、ストレスフリーでかなり丈夫ではありますが、川越ダンジョンではどこまで耐えれるかは不明です」


「という事は川越ダンジョンにいるスパイダークイーンの糸とボンビックスの幼虫の糸があれば、より強い防御服が作れるという事ですか?」


「川越にスパイダークイーンがいれば、おそらく そういう事になると思います」


「すごいですね」


「ありがとうございます」


それから3人が採寸され、1週間後にこの防御服が出来上がるので取りに来てほしいとの事

1週間後 地下室のまゆみ工房、


「洗濯をした場合、機能がどうなるかわからないので、ハブリースだけで、ほぼ使い捨てで使ってます。


だいたいダンジョン4―5回程度で取り換えてます。


また3着ほど作っておきますので来られるときはご連絡ください。」


そう言って3着手渡された。


川越の9階層は誰も知らない。


なので、川越にスパイダークイーンとボンビックスがいれば、その糸を持ってくると約束し、1着にどれくらいの糸が必要か教えてもらい、そこで別れた。





川越の朝は早い


マジックバックがあればいいんだけど


今回は俺とゆうが大きなリュックを背負っている。


まゆみさんが作ってくれた防御服を着て、コンビニ袋を被り 入口に

「失礼する」さゆりさんが監視員に一声かけ


俊足で入口を通過 正式に川越には入れないけど、


もう2回も女王と一緒に入っている、


ある意味有名パーティー 変態マンと美女(達)


監視員も、「あっ、あー いってらっしゃい」


さっさと8階層まで進んで9階層の入口へ


「ここだな」


「「はい」」


「それじゃあゆっくり行くか」


「「はい」」

 


虫だらけの階層、以前ワーム探しでも来た階層、ただ装備に不安があり、この世界にきてから1度しか来ていない。


この虫モンスターは豊洲より一回り大きくてかたいし、数も多いし、ゆうは思いっきり苦手な階層


ゲジゲンジL や ムキアデLは

おそらく滅茶苦茶貴重品だろうしポイズンビーなんか奇跡の若返りロイヤルゼリーポーションなんて言われて思いっきり高額で買い取ってもらえるんだろうけど



公式にはまだ誰も攻略できていない階層だから、そもそも市場に出回っていないので存在自体が知られていない。


だからひたすら叩き潰して、進んでいく。


スパイダークイーンは9階層ボスだから、その前に


ボンビックスの幼虫を探す。


幼虫はまだモンスターになっていないので、俺の探索にひっかからない、レベルが上れば違うのだろうけど、ひたすら肉体作業。


木の葉の裏にいることが多いけれど、木の葉をめくると地面にジャイアントブラックコックローチがじーっとしていて、急にガサガサと走りだす事が多いので、ゆうはやりたがらない。


2人がモンスター対応で、ひたすら俺が探し回る。



1時間ほど探したけれど、ボンビックスの幼虫が見当たらず、ようやく見つけたのが、モスの幼虫。


「さゆりさん、モスの幼虫はいるんですがボンビックスの幼虫がいないですね」


「そうか、もう少し探してみて、見つからないときはモスの幼虫の糸を狩り取って、まゆみさんに見てもらうか」


「そうですね」


それからさらに1時間探しても結局見つからず


しょうがないのでモスの幼虫の糸を狩り取る事に


最初糸を取りすぎて、ペシャンコになって灰をなってしまったので、気を付けて4匹、5匹・・・なんとか言われた量になったので、俺のリュックいっぱいに詰めボス部屋に

中はスパイダークイーンの子供たちがうじゃうじゃいる


「かっくん」ゆうが覚悟して俺を見る


「うん」


ゆうはこの階層が大の苦手


一番奥に人が3-4メートル角くらい、3―4人同時に入れるくらいの四角い穴、その穴を通ると、ボス部屋、中は真っ暗、ゆうがスパークを


部屋が一面明るくなると、うわ~ウジャウジャ 中層の時なんか目じゃないくらい大量に、わかってはいるんだけど。


たまたま、ゆうの目の前に大量の子蜘蛛が降ってきた。


ゆうが「ギャー」と言うや否や 爆炎魔法を打ちまくる


ちりちりじゃなくぼうぼうと子クモが燃えていく


「「ゆう!」」


さゆりさんと俺がゆうを止めるのに必死


子クモの大半が灰になった頃、ようやくゆうが落ち着いてきたというか、俺達に気づいて 爆炎を止めた。


「ボスを燃やしたらどうするんだ」


「すみません」


それからは強めのエネルギーボルトを1匹づつに当て、さゆりさんも1匹づつ切り殺していくと ようやく奥の方のスパイダークイーンが見えてきた。


確かゲームでは蜘蛛の巣を何層にも張ってあったはず。


ほとんど透明で見ることができない。


ゆうが水魔法を使って霧吹き状態で放水を始めると、キラキラとクモ蛛の巣が見えたので俺はその端を掴んで、ぐるぐる手をまわして、糸を巻き取る。


クモは、2人が殺さない様に低温にして動きを弱め、時々みねうち?みたいにしておとなしくさせる

俺はひたすら手に糸を絡めぐるぐる回す。


ゆうのリュックに詰めてはまたぐるぐる回して、リュックが一杯になったけど、まだ必要量に達していないので今度は俺の右手いっぱいにぐるぐる巻きのクモの糸。


俺の右手がすごい事になって、ミシュランのタイヤマン状態で動かせない。


「これ以上やると、スパイダークイーンがもたないだろう」


「はい」


「それじゃあ帰ろうか」


「はい」


俺達は、帰還移転魔方陣で、入口まで戻り、そのままダンジョンの出口に

コンビニ袋を被った右手はミシュランのタイヤマンの俺。


監視員は変な目で俺を見ながら「お疲れさまでした」そう言ってきたので

「お疲れさまでした」と言って、


そのままタクシーでまゆみさんの所に直行


まゆみさんに ボンビックスが見つからなくてモスの幼虫の糸です。それとスパイダークイーンの糸を渡し、モスの幼虫の糸が使えるか、スパイダークリーンの糸で何着できるか後で連絡してもらう約束をして帰った。



***************************************


いろいろヘイトがあり、

また説明がまったくされていなかったことに気づき

24話の後半の1部と63話の後半の1部を追記しました。




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