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いよいよクラス対抗戦

いよいよクラス対抗戦



それからも学校で午前の講義が終わり、大学の闘技場へ行って、訓練、ひたすら体力作りと連携プレイの練習。


いよいよ2日後、明日は休息、疲れをとり、ゆっくり体調を整え対抗戦に望む。


Cクラスの実力がわからないのが不安、俺が100%本気を出すわけにはいかないから、その手加減が難しい。


結局、学校が終わってもなかなか帰らず、4人でファミレス


「大丈夫、連携がうまくいけば、勝てるから」


「えー でもやっぱり Cクラスだから」


「緊張するー」


「うん、緊張する、でもCクラスの連中も緊張してるはずだから、同じだよ」


「そうだよね」


「そうだよ」


何をするわけでもないけれど、皆なかなか帰らないから、アサシンの俺が、相手より早く状況を判断して皆に伝えるからという事で 今日はこれで解散する事になった。



今日は、いよいよクラス対抗戦のCクラス対Dクラスの日。


ほとんどクラスの皆と話をした事がない俺


装備品を身に付け、パーティー事に固まっている皆を見る。


はずかしながら姫野君?どいつかわからず大谷さんに聞くと、 あー 確かに皆に激をとばしている。


正統派イケメンの姫野、伊達君みたいながっちりした奴と、めがね君、ちょっと派手?な女子 きっとクラスで一番人気の美人なんだろう女子、計5人パーティー


名前は・・・知らない・・・ごめんね


「皆落ち着いて、普段の練習どおりにやれば大丈夫、Cクラスと僕達にそんな差はないんだからね」


う~ん イケメン君はしっかりクラスのリーダーをやってるな~


「僕達が3試合するから、皆は目の前の相手に勝つことだけを考えればいいからね」と言って同じパーティーの一番の美人さんに向かって頷き合っているけれど、他の皆は緊張しまくっている。


俺は俺達のパーティーの事だけ考えるとしよう


俺は大谷さん達に向かって


「皆、 俺がダンジョンの時と同じくきっちりアサシンの仕事をするから心配しないで、伊達君、盾をよろしくね、大谷さんは当てようとしなくても良いから弓を打ちまくれば大丈夫、

楠さんは俺達の様子を見ながらヒールをかけていればOK 訓練通りに連携がとれれば勝てるからね」


「「うん」」「ああ」


最初の2パーティーは緊張しっぱなしであっけなくCクラスに負け、2連敗、さあ、俺達の番だ

イケメン君が「大谷さん、楠さん緊張しないで大丈夫、僕がついているからね」と言って送ってくれた。


僕がついている ってどういう事が意味不明だけど 素直に感謝しておこう


闘技場に立つ、見たこともない先生や探求者?や白衣を着た人達もたくさんいる。


それと上級生?が12~13人周りを囲んでいる。


事故やケガに万全の体制、って先生が言ってたっけ。



初めて対戦相手を見る


相手のパーティーは最初のCクラスパーティーとは違った異様な雰囲気。


うしろから大谷さんが


「高谷君 どうしよう」




ーーー問題児ーーー



「どうしたの?」


「あの人、2年生だよ」


大谷さんが大剣を持っている奴に向かって


「えっ?」


「素行が悪すぎて 留年した人、Aクラスの実力があるんだけど、素行が悪すぎてAクラス、Bクラスの生徒に悪影響を及ぼすかもしれないからって、でもDクラスはあまりにレベルが違いすぎるからってCクラスになったらしいの」


「そうなの?」


「うん、あの人のうわさだけは知ってたんだけど、姫野君達が何とかしてくれると思っていたから 気にしてなかったんだけど、私達と当たるなんって・・・・絶対勝てない」


そうか そんな奴がいたんだ


「大丈夫、俺がアサシンの役割をきっちり果たすから、皆はいつも通りにすれば勝てるから、ねっ」


「「うっうん・・・・」」


そうか、そういう奴がいるんだ、


体格は伊達君と同じくらいででかい、おまけにあの大剣、


胸元まであるし幅も広い、かなり重いはずだけど 自由に使いこなせるんだろう。


「伊達君 盾の用意よろしく、あの大剣さえ防げればなんとかなるからね、

大谷さんは忙しいけど、2-3本あの大剣に向かって矢を放ったほしい、

おそらくあの大剣で防ぐか払うかすると思うから、

もし払わなかったらそのままあの大剣に向かってどんどん矢を放って、

防がれたら大剣は無視して、向こうの女子2人に向かって矢を放ってほしい、

あの奥の盾君がどれくらいか知りたいからね、


楠さんは、2人にヒール掛けの準備、疲れてきたようだったらヒールをかけてあげて、

俺はあの大剣と奥の女子にダメージを与える、だから」


「「うん」」 「ああ、わかった」


留年? 実力はAクラス?


本気を出せばあんな奴ら一発だけど、ばれたらまずいし、皆で勝ちたい


あの大剣にデバフ掛け、後ろの女子にもデバフかけ、1人は倒すか


そんな事を思っていたら ホイッスルが鳴った。


あの大剣がゆっくり歩きながら大声でほざいている


「おら~ そこの落ちこぼれ 降参するなら今のうちだぞ」


俺は無視して


「さあ 行くよ」


「「「うん」」」


「落ちこぼれの分際で、俺様とやる気なんだな 後で後悔しても知らねえぞ」


まだ ほざいている



俺もちょっとカチン バフ2重掛け


さゆりさんやゆうが見たら


「大人げないな、何 本気出しているんだ?」


って言われるだろうな、


あの大剣が1人、ニヤニヤしながらこっちに向かってゆっくり走り出したので


大谷さんの矢の軌道の邪魔にならないように思いっきり走り出す。


横をすり抜けざまにデバフ1回目 そのままクルリと回って背中からデバフ2回目、思いっきり遅くなる


大剣の威力もグーッと落ちる


気にくわないから 足を引っかけて背中を押したら見事に前のめりに転倒。


転んだまま俺に向かって「このやろう!」


ざまあみろ デバフ2回掛けは おそらく伊達君でも十分戦える事ができるはず、そのまま倒すのは簡単だけど、そんな事はせずに、無視。


伊達君にまかせて むこうの女子2人盾に守られている方を狙う。


最初は女子2人を倒そうと思ったけど、やめた、急遽予定変更 盾をやる! まっすぐ盾に向かって走っていくと


盾君が構えているので、直前で上に飛び上がって、盾君の頭に手をつき後ろに着地、背中をナイフでグサッとはいかないけれど、鞘に入ったままなので背中に押し付けた時点で赤いマークが点滅してブーとブザーが鳴って 盾君退場


バフ2重掛けのままだったから、早すぎた?女子2人は何が起こったのか、最初は固まっていたけど、あわてて攻撃か何かをしようとしたので、一旦戻って伊達君の援助に


2人は目立つような物は何も持っていなかったから 

ウィザードかプリーストだろう、何か攻撃魔法を打ち込んでくるだろうから、

かわすように変則ジグザグで伊達君の処に戻る

伊達君はきつそうだけど、しっかり大剣やろうが振り回している大剣を盾で防いでいる


走りながら「2人とも いつでも自分を守れるように、それと、楠さんは伊達君にヒール」


そのまま俊足で大剣やろうの後ろに回ってチョコチョコとナイフでつっつく ヒットアンドウェイ、


 奴は顔を真っ赤にしながら「このやろう」


とどめを刺さず、距離を置くと、また振りかえって伊達君に攻撃、こりゃ簡単に行けそう

伊達君の後ろに回って


「さっきと同じ事をするからね、そうしたら伊達君は下がってかがむ、大谷さんはその瞬間に盾の上から大剣やろうに矢の連射 いいね? 楠さんは2人に連続ヒール」


「「うんわかった」」「わかった」


「行くよ」


また大剣やろうの後ろに回ってナイフでつつくと

今度は俺に向かって大剣を振りぬき 後ろを向いた時


「今だ!」


伊達君がしゃがむと大谷さんが矢を連射


この距離なら大谷さんは絶対外さない


大剣やろうの後頭部に矢がボコボコと当たり ブー 


ブザーが鳴って大剣やろう退場。


「てっめー 俺様の頭に矢をぶち込んだのはどいつだ!


 でてこい!」 


 

おい、やられたんだから退場だろ、何暴れてるんだ?


往生際の悪い奴はおしおきだ 大剣やろうのそばまで俊足、脛をキック、痛そうにかがんで脛を抑えているところに先生たちがやってきて強制退場


残りは女子2人、かなり驚いてるなー


「じゃあ皆でゆっくり進もうか」


「「うん」」「ああ」


体系を壊さないようにゆっくり進んでいくと、


1人が小さいエネルギーボルトを撃ってきた。


ウィザードか、


「伊達君」 しっかり盾 で防いでいる よし!


「あのウィザードの攻撃を引き付けるから、その隙に大谷さんは連射 楠さんは大谷さんにヒール」


「「うん」」


俺はまた俊足で、大回りしながら横に回ってウィザードに向かって走っていくと ウィザードは今度は俺に向かってエネルギーボルトを 


「今だ!」大谷さんが矢を連射


ウィザードが慌てて 大谷さんに向かってエネルギーボルトを打ち始めたので 俺がそのまま俊足で横についてナイフをグサ とはならずピタッと押し付け、ブー


あと1人、俺はそのまま倒さずに伊達君の後ろに戻る


4人でじわじわ 近づいて行くと


プリースト?が手を挙げて「降参します」


終了のブザー


3人がその場に座り込んで


大谷さんが「勝ったんだね」


「うん」


「ああ」


「ああ」




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