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楽園変生 第一部 ──不死の随伴者──  作者: 紅葉 昂
第一部【不死の随伴者】
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第042話

 最初に出逢ったのは、大国であったニブルヘイムがその軍事力を落とし、復興に全力を注ぎ元の勢力を取り戻しつつある時だった。人手が欲しかろうと、これ幸いと旧知の仲であるラヴァル・ニーベルング……いいえ、ニーズヘッグ・ニーベルングへサイクロプス一族のニブルヘイム加盟を申請しに行った時でした。


 知能の低いサイクロプスは同族ですら喧嘩の果てに殺し合ったり、些細な事で殺し合うような種族。当然他種族混合国であるニブルヘイムに受け入れられる事はなく、渋々謁見の間から退出し中庭を通った時、二人の子供が花畑を駆けていた。


 美しい光景でした。


 白や淡い桃色の花が咲くその庭園は神々しく、とてもヴァンパイアの好むような花畑ではなかった。そして何よりも、向きになって追い掛ける少年から逃げる少女の美しさに私の足は前に進むのを忘れて立ち止まってしまっていました。


 クーラという侍女が傍にいたので問い掛けると、二人はニーズヘッグの子供であるとか。長い間会わない内に妻を娶り、そして子を成していたのかと思い、是非祝いの一つでもと考える私にその侍女は暗い顔をして教えてくれました。


 ニーズヘッグの妃は二人。それぞれ亡くなっている、と。


 姉の母親は産んで間もなく。そして弟の母親はつい先日亡くなった。あれ程無邪気に笑い合う二人がと、その幼い子供達の境遇に私は考えを改めさせられた。


 ……私はただ、話し相手が欲しかったのです。


 サイクロプスは知能が低く、野蛮で、どうしようもなく協調性に欠ける。王である私は両親を失ってから一人、ずっと話し相手を欲して生きて来た。

 だからこそ自らの国の領土を譲渡する代わりに他種族混合国であるニブルヘイムへと降ろうとしていた。


 私はそんな小さな男だったのです。


 しかしどうか。この国の未来を背負った二人の強さは。私が両親を失ったのは王を引き継いだ後の事。齢にして七十前後の頃だ。十年も生きていない二人は母親の思い出を私程持ってはいない。そしてこれから先生きていく上で、その僅かしかない思い出も忘れていく。

 なのにああして笑っていられるのだ。もう既に王である私が何をしているのか。


 立ち止まっていた足を進め、私は謁見の間へ引き返そうとした。まず妃を失ったばかりのニーズヘッグへこれ幸いと訪れた非礼を詫びねばならない。そしてニブルヘイムに住まう事なく、どうにかしてこの国の為に力を貸せないか色々模索していこうと、そう決意した時でした。


『おじさん、だぁれ?』


 花畑から渡り廊下にいる私へ少女が話しかけて来たのは。他国の王におじさんは、と困ったように口を開く侍女を制止し、私は近づいてくる少女と視線の高さを合わせるように片膝をついた。


『私はキュクロ・アルゲース。君のお父さんの友達だよ』


 そう言って、彼女の頭を撫でる。陽光に淡い色を放つ白銀の髪は柔らかく手入れが行き届いていた。


『そっか。じゃあ、わたしもおともだち!』


 その言葉と共に向けられる笑顔に私が戸惑っていると侍女は笑い、少女はその手に持っていた花の冠を私に差し向ける。何をどうしたらいいかわからず私が頭を下げたのを見計らい、彼女はその冠を私の頭に乗せた。


『わたしはルシフェリアっていうの! あっちであそぼうよ、キュクロおじさん!』


 手を掴まれ、引かれるがままに私はルシフェリアについて行った。馬になったり、肩車をしたり、二人の子供に玩具にされていた私でしたが、それは楽しく、とても心地よい一時でした。


 後から聞けば花の冠は弟の母親の墓に飾るつもりであったとか。返そうとする私に彼女はまた作るからと、その花の冠が枯れる頃には遊びに来てよと、他国の王である私にそう言った。


 以来ずっと、私は彼女を見て来た。


 気がつけばニーズヘッグとの話し合いがついでに成り兼ねない程に。やんちゃをして転び、泣いているルシフェリア。それをどうしたらいいのかわからない弟。侍女に悪戯したり、新しい花の冠を作ってくれたり、弟と共に勉学に励んでいたり、七色に変わるルシフェリアの表情は見ていて飽きないものでした。


 しかし、その幸せな時間は長く続きませんでした。


 ニーズヘッグが死に元々予定されていた弟の戴冠式、ルシフェリアは弟に代わり王となるべく名乗りを上げた。

 優しい彼女の事だ。弟を危険に晒す訳にはいくまいと名乗りを上げたのだろう。法則があるのは姉であるルシフェリアの方であるから、男が王となる者として取り決めたニブルヘイムらしくはないものの、他の国では珍しい事ではありませんでした。


 そんな時、魔族領域全土に流れる噂。ルシフェリアの魔法や法則における総ての情報。そしてその出所。ヴァンパイアの純血派が流したとされるその情報は、ルシフェリアが混血である事から真実であるとされ、瞬く間にほぼ総ての魔王達に知れ渡り、そして多くの魔王が“聖杯”となったルシフェリアを求めた。


 そんな馬鹿な話があるか。あれはお前達の触れていいものではない。


 私は無我夢中で策を練った。しかし相談出来るような知恵のある者は同族に存在せず、そして時間がない事で焦り、いつしか幻覚を見るようになりました。


 美しかったルシフェリアが囚われ、畜生共が代わる代わる群がっていくさま。ただ欲望を受け入れるだけの器に成り果てたルシフェリアの瞳が私を見ている。


 そんな幻を許す訳にはいかない。あの微笑みはいつだって花のように咲いていた。


 私が、私だけのものだ、私なら彼女も笑ってくれる。あの笑顔は、ルシフェリアの身体は、その純潔は絶対に誰にも渡さない。認めない、許さない。他の何者かが私のルシフェリアを奪うなど……。


 …………迎えに行こう。私のルシフェリア……我らが……花嫁。











「がは……ッ!?」


 星空はいつの間にか雲に覆われ、戦場の音は静まり返り、魔王キュクロ・アルゲースの吐き出した血の滴る音が響き渡る。


「……私、は……今まで……な、にを」


 キュクロが葵の肩の上でそう呟くと、葵は握り締めていた骨を引き抜き、キュクロの右腕を自身の胸から引き抜いた。ずっと心臓がある場所をキュクロの腕が貫通していた事で、何度目かになる“不死の王”が発動し、乃愛の心臓が完全に復活する。


 故に葵の心臓も正常になるものの、その心臓は前後からむき出しで、葵の身体が正常に戻った訳ではない。大量の血がそこから流れ出し続ける中、葵は膝をつくキュクロを見下ろしていた。


「言い、残す事は……ある……?」


 その血の出血を左手で押さえながら、葵はキュクロに問い掛ける。満身創痍もいいところだが、葵はすぐさまトドメを刺そうとはしなかった。


「人間風情……とは、もう……言えませんねぇ」


 刺し貫かれた腹を押さえ、キュクロはもはや見えぬ視界を動かして葵を見上げた。


「私は、選ばれてなど……いなかった」


 敗因は乃愛の第一法則“愛する者(Dilectus)よ、共(Fatum)に生きよう(Testament)”による葵の不死性。かつて魔族領域で流れた情報通りの、心臓を共有する事で乃愛が死なない限り死なない存在を創造する法則。


 子に与える“不死の王”よりも、そして“聖杯”と呼ばれる所以らしき第三法則すら霞む程に、キュクロが欲していたある種人生を誓い合う契約。選ばれたのは、下等種族と思っていた一人の少年だった。


 何の法則も持たず、魔法も使えず、そして一人で魔王を倒す膂力もない劣等種。


 だがキュクロは初めて、その劣等種を羨んだ。そうありたいと願っていたのにと。

 契約は一度きり。故にやり直しなど効くハズもなく、ましてや選び直しなどするハズがない。

 それだけの覚悟があって使うものなのだから、後になって気が変わる程度の相手に使えないのは自明の理。そしてその理を以って、宇宙法則すらも優先されて共に生きて欲しいと乃愛に願われた存在。


 それが、夜坂葵。


 キュクロ・アルゲースはその存在に嫉妬した。このような劣等種にとも思ったが、思えばルシフェリア・ニーベルングという少女は種族差別を嫌っていたし、何より優しく素直な子供であった。


「相変わらず……馬鹿な子だ」


 今はもう見えない視界。その中で乃愛を探したキュクロの口元は心なしか笑っているようにも見えた。


「これで、終わりだ」


 その笑みに悪なるものを感じなかったが、葵にとって敵である事には変わらない。目を覚ました乃愛が見ている中、葵は握り締める骨を振り被り、そして、


「あぶねえ! 避けろ!」


 誰かが叫んだ方向へ顔を向けた。イオリアも、そして旧知の者の最後に瞼を閉じた乃愛もまた、その声の方角に視線を向ける。

 疾走するサイクロプス。小型も、そして大型までもが戦場を無視して葵へと駆ける。先程叫んだのは、そのサイクロプスの大群を追い掛けるヴァナヘイムの兵士だった。

 咄嗟に躱す葵を横目に、サイクロプス達はキュクロの身体を抱えてそのまま走り抜ける。


「な、何をする!? 私は敗北し──」


 担がれたキュクロがもがくも、その身体は小型のサイクロプスによってガッチリと固定され、それを掌に乗せる大型のサイクロプスはキュクロの言葉を無視して走り続ける。それはまるで殺されようとしている親を、長を逃がすかのようにして。


 通常、魔王の存在は法則あってのもの。しかし今、キュクロは眼を斬り裂かれた事で法則を使用する事が出来なくなっている。こうなってしまえば法則を使えない魔王を殺して次代の魔王を担う子を作るのが効率的だ。魔王とは代えが効く神輿。一種族に一つは必ず存在する法則という力を収める器でしかない。


 もっとも“サイクロプスがそんな効率のいい方法を思いつく事はない”といえば、然り。まさしく今そうであるように、サイクロプスは自らの王の言葉すら理解しない者がほとんど。


「あんな魔族に俺達はここまで追い詰められたのか」


「馬鹿な種族ではあると思ってたが……」


 駆けつけ、状況を把握した兵士達の中から聞こえて来る声。それは当然といえば当然の感想。一国を窮地に追いやった魔族の軍勢は、人間の幼子でも行っている効率性や状況把握にも劣る、と。逃げていくサイクロプスの背中を見ながら安堵もあってか笑い合う兵士達にとって、戦場では猛威を揮っていたサイクロプスの凶暴さや力とのギャップがそれ程大きいから。


 だがその場でもう一つ、別の笑みがあった。


 吊るされた女。葵やイオリアに見せないように俯いた乃愛の口元に浮かぶ笑みは、兵士達のそれとは違っていた。


「よかったな、キュクロおじさん」


 言わずもがな、サイクロプスは馬鹿だ。それは間違っていない。だがこのサイクロプスの撤退の意味は二つある。


 まず、王が倒された事。


 そして殺されそうな王を逃がす事。


 これがサイクロプス達の撤退の動機だ。魔王とは法則を有する器。故に代えが効き、言ってしまえばあのキングゴブリンのように現魔王である親を殺して魔王の座にいち早く就こうとする魔族もいる。


 であれば、ある意味王が倒された事は配下の魔族にとって好機。ましてや殺されるなら自身の子供が次の魔王になる可能性が浮上する。


 だから全軍で抱えて逃げるなど、誰か一人でも野心家がいればあり得るハズがない。ではなぜ全軍で逃げたのか。その答えは魔族の言葉を理解する乃愛と葵だけが聞く事が出来た。


『アンタは、俺達を見捨てたりしなかった』


 聞こえた言葉はこれ一つ。言語を介した訳ではなかったが、サイクロプスの想いが翻訳魔法を通じて言葉となった。恐らくキュクロも、同族から聞いた初めての言葉だったろう。当然、この言葉の意味は葵の知る所ではなかったが、乃愛は別だ。彼女はキュクロを知っている。


 ニブルヘイムに加盟するには、配下の魔族が協調性を伴っていなければ成し得ない。これはキュクロにとって枷であったが、そもそもニブルヘイムに集まっている他種族ははぐれ者であったり亡命者であったり、多くの理由があって加盟している。


 つまり、キュクロ一人であればニブルヘイムに住む事が出来たのだ。


 しかしキュクロは頑なにそれをしなかった。それは王として、配下を統べる長として、サイクロプス一族総ての加盟を願っていたからだ。


「少し嫉妬するよ」


 誰にも聞こえないように呟いた乃愛は魔力を開放し、その手足に絡みついた鞭を引きちぎるようにして拘束を抜け出して着地する。足はすぐさまに、しかし歩く程度の速さで葵を目指す。

 自身に味方はいなかった。それは全方位からの奇襲であったが為に応戦出来なかった事がそもそも大きいが、それでも一人戦うルシフェリアの隣に並んでまたは従軍し戦う者はいなかった。


 だから嫉妬する。しかしそれはほんの少しだ。


 自身も慕われていた事を乃愛は知っている。クーラを代表例として、ニブルヘイムは結果的に裏切り行為によって滅んでしまったが、それでも皆が皆裏切った訳ではない。ただ裏切った者がいたというだけ。キュクロの配下に裏切り者が一人もいなかったというだけ。


 そして何より、今乃愛の目の前で座り込んでいる存在が、乃愛自身の為だけに戦う者である事を知っているから。


 例え乃愛がどういう状況に陥ようとも、夜坂葵という少年はきっと傍にいる。


 だから嫉妬は少し。それが例え種族が違っても、例えそれが力を持たない弱者であろうとも関係ない。乃愛が選び、選ばれた葵がそう願っているように、二人が永遠を共にする限りその気持ちは変わらない。自らが恵まれているという自覚は、乃愛の中で揺るぎないのだ。


「…………ごめん」


 暗雲が包む空の下、血を流し座り込む葵は俯いていた。その視線が近寄って来た乃愛の爪先を見つけると、葵は顔も上げず小さな謝罪の言葉を放った。

 見下ろす乃愛は何も言わずに首を傾げる。これだけ幸福感に満ちているというのに、なぜ謝られなければならないか乃愛には理解出来なかった。一向に顔を上げない葵に痺れを切らし、少し笑いかける雰囲気を言葉に乗せる。


「おかしな奴だ。何を謝る事がある?」


 それは元気のない葵を元気づける為に。しかし葵は乃愛を見上げる事も、そしてその言葉に宿った想いに察する事もなく、キュクロの二の腕の骨を軽い動作で投げ捨てる。


「ちゃんと殺すつもりだったんだ。だけど咎埼が昔仲良かったって聞いて、咄嗟に急所を外したんだ」


 殺したいと思っていたのに、また殺す事が出来なかった。それも今度の相手は明確に乃愛を我が物にしようとしていた魔王だった。ならば殺すしかなかったハズだった。葵の選択肢はそれしかなかったが、結果はそうならなかった。


「僕は自分が言った事もしようとしない人達が嫌いだった。綺麗事を言うばかりの人達を見ているのが嫌だった」


 ワナワナと震える右手を持ち上げ、見開いた両目でその手の平を眺める。キュクロの返り血と自分の血で真っ赤に染まったその手は異臭を放っていた。


「僕はやっぱり間違った人間だ。どこにも居場所なんてない。咎埼を護る事だってきっと……」


 自身に嫌悪するように、その手の平を見下ろす葵。その唇が言葉を吐き出すのをやめたのは乃愛によって向けられた杖の先が視界に入ったから。


 唱えられた癒しの魔法。傷を修復し、葵の身体が徐々に元の形へ戻っていく。


「私はずっとお前を見ていた。記憶を失う前のお前の事じゃないぞ? この一か月と少しの間の、お前が自覚してるお前の事だ」


 その最中、乃愛は言葉を紡ぐ。今から言おうとする事、言っている事が葵にあの時ストーカーと呼ばれてしまった時期の事だったなと思い出し、少し視線を遠くに向けて複雑な顔をしたのは一瞬。


「お前は相手が誰であろうと向かっていった。前の世界ではそれが全部お前よりも弱かったが、この世界ではそうじゃなかった。それなのにお前は前の世界と変わらず、何であろうと自分が気に入らない相手に全力で戦っていた」


 なのに結局、最後は自分が言っていた事も出来なかったんだと葵は僅かに下を向く。その頭の上に置かれた手は一頻り葵の頭をクシャクシャと撫でた。


「私には出来ない生き方だ。もしかしたら間違っているのかもしれないが、それでも見てみろ。お前の取った行動の結果を。……私は、私の時にお前のような味方が欲しかったよ」


 乃愛が葵の視線を避けるように、自分の背後に葵の視線を向けさせる為に身体の向きを傾ける。開けた視界の先では、イオリアの前でヴァナヘイム軍が勝ち鬨(かちどき)を上げていた。


 そう、殺す事はなくともこの戦いに勝利したのは紛れもなく人類。その戦果は歴史的快挙と言ってもいい。


 その勝ち鬨に葵はキョトンとした目を向けていた。いつも眠そうな目か怒っている目くらいしかしない彼の事であるからして、もしかしたらそれは驚いているのかもしれない。

 その表情を見て乃愛はクスリと笑い、英雄と呼ぶべき彼を立たせる為に手を差し伸べた。


挿絵(By みてみん)


「今日、お前は魔王を倒したんだ。胸を張れ冒険者。君の物語はまだ始まったばかりなのだから」


 これはあの日の続き。


 あの時、乃愛の手を取り異世界での生活が始まったあの日の続き。そして一つの結果なのだ。


 彼、夜坂葵は間違っているのかもしれない。腹が立ったからと叩き潰し、気に入らないからと破壊を繰り返す葵は正義の味方ではない。


 正しき英雄ではないのかもしれない。


 しかし怒りなくして何かを変える事など出来はしない。許せないのは、気に入らないのは、現状目の前にあるものが望むものではないからだ。


 それが世界であれ、国であれ、人であれ、何であっても、怒りなくして変革は成し得ない。怒る事は、壊す事は、何もその総てが間違っている訳ではない。


 問題は何を望んでいるか。


 彼、夜坂葵が望むは咎埼乃愛が笑っていられる世界。それが間違っているとは、絶対に言わせてはならないから。


「…………そうだったね。僕は、間違ってなんかいないんだ」


 冒険者、夜坂葵は魔王ルシフェリア・ニーベルングの手を掴む。自分を否定する事は、自分が望む世界を否定するのと同じ。


 だからこの手は絶対に放してはならない。


 この笑顔は絶対に、奪われてはならないのだ。

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