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緋は紅  作者: 春川 雅
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第1話 ある青年の物語

前書きです。


はじめまして 春川 雅です。


小説書くの初めてです。更に言うと、普段から小説やライトノベルといった物は読みません。なので非常に読み辛い文章になってしまっているのではないでしょうか。


あらすじ読みました?ちゃんとあらすじになってました?たぶんここまで読んでくださっているあなたは、あらすじの途中で読むことを諦めなかった聖人だと思います。いっぱいちゅき


簡単な物語の流れは

「とある世界の青年が死んじゃったら、なぜか現代日本で蘇りました。女の子として笑」といった内容です。

巷で流行りの異世界(?)転生ものですよ!

冒頭でも書きましたけど、普段から小説など読まないので設定被りとか絶対ありそうですね。しょうがない、似たようなことを皆さんも妄想しますよね?その妄想を文章化しちゃっただけなんです。温かい目で見守ってほしいな。


それでは、拙文ですがお楽しみいただけると幸いです…。



それはある暑い日のことだった。彼はーー同じストリートチルドレンの人間達からは「サングイン」と呼ばれる彼は、ここ数日間十分な食事を摂れておらず、空腹の限界を迎えていた。いつもなら通行人から金品やら食糧を奪い飯にありつくところだったが、身を焦がすような陽が射す正午過ぎ、わざわざ街を行く人影など見当たらなかった。この陽射しの影響で頭が茹だったのか、何度か近場のバーの屑箱から残飯でも漁ってみるかと本気で考えてみた。しかしこの気温では既に傷んでおり、それを食せば良くてあの世行き、最悪ただ腹を下すだけだろう。これまでにいくつもの愚行を積み重ねて来た惨めな人間だが、腹を抱え糞を垂れ流してまで生き永らえるような惨めな思いはしたくない。ほぅ…と一つ溜息を吐き、額の汗を汚れた袖で拭った。


いつまでもこの路地に佇み続けていては、壁の向こうにいる青果店の店主に気づかれてしまいそうだ。ここの店主には、既に何度も痛み目に遭わされており顔を合わせることは控えたい。勿論、自分で蒔いた種である。そろそろ場所を移動しようと思い、重い足取りで路地裏へと歩き始めた折も折、以前街中で偶然知り合った少年との会話を思い出した。


「この街から少し離れたところにでっかい湖があるだろ?ーーそう、この街の領主サマが住むお館前の湖だ。話が早くて助かるよ。ーーいや、目的は湖じゃなくてそのお館なんだけどさ…」あの時の会話を思い出した瞬間、路地裏とは反対方向へ歩き始めていた。空腹で足取りも覚束ない筈なのに、痩せこけてほとんど力も入らない筈なのに、非常に足取りは軽やかだった。




「あのお館、当分領主サマが不在なんだとよ。なんでも、国王サマに謁見するんだと。で、ここからが本題なんだが…」

関所を抜け、草原を歩き、森を駆け、既に太陽は西の山に差しかかろうとしている。目的とする館が徐々に見え始めてきた。何度か目にしたことがあるが、やはり非常に立派な建物だ。街にいた頃よりは陽が傾いているものの、お館のてっぺんを仰ぎ見ればまさに目が眩むほどの高さである。


目線を元に戻し、少年の言葉を思い出す。


「今はな、腕の立つ近衛兵は領主サマのお供でお出かけだ。最小限の衛兵と義勇兵だけがお館の警邏をしているって情報なんだが…。ハハハッ、いくら他所より平和なこの領地だからって、平和ボケしちゃってるんじゃないかね〜!まあ、それが本当なら忍び込んで、食いたい放題飲みたい放題盗りたい放題なんじゃないかって思っちゃうオレも相当頭がオカシイことには変わらねぇな!一般人のオレらじゃ兵士様には敵わねえってのーーー……」


そう話す少年の顔は、馬鹿馬鹿しい滑稽話をする放浪芸人と変わらなかった。

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