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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

非日常的妄想

作者: 柊穂

※この小説には一部流血表現があります。

苦手な方は注意してください。


また、この小説を読んで気分を悪くされても私は責任を取ることができません。

ご了承ください。

例えば、


私が夜の暗い道を歩いていると、後ろからヒタヒタと足音が聞こえる。

その足音は私のことを追いかけているのだ。

そして、足音に追いつかれた私はその足音の主に刃物か何かで刺されて死ぬのだ。


そんなことを考える。

しかし、その足音は私が帰る道とは違う道を選んで帰っていった。



例えば、


教室にいると、警報が鳴る。

放送で「不審者が侵入しました!生徒の皆さんは先生の指示に従って速やかに非難してください!」などという放送が入る。

その放送と同時に、私の教室に不審者が侵入するのだ。

不審者は一番近くにいた私に銃をつきつけこう言うのだ。

「コイツの脳味噌吹っ飛ばされたくなかったら隅っこでジッとしてな!」


そんなことを考える。

しかし、警報が鳴ることは無く、いつもの日常が終わるのだ。



例えば、


放課後、ある男子生徒と私が二人きりになった。

私が帰り支度を済ませて教室を出ようとすると、その男子生徒が言うのだ。

「今までずっと好きでした!僕と付き合ってください!///」

そして私は言うのだ。

「ごめんなさい、貴方のことは良い人だと思ってるの。でもそういう対象で見られなくて・・・・」

そうすると男子生徒は懐からカッターナイフを取り出して私の首元につきつける。

「なら一緒に死のう」

男子生徒のその言葉と共に喉が焼けるように熱く、痛くなった。

私は声が出せず、ただ流れていく赤い液体を止めようと首元を必死に押さえる。

そうしていると目の前の男子生徒も私と同じところを切っていた。

赤い液体をダラダラと零しながら彼は笑いながら口を動かす。

『これでずっといっしょ』


そんなことを考える。

しかし、私が帰り支度をして教室を出ようとしても誰も私を呼び止めない。誰も私に告白しようとしてこない。きっと皆照れ屋なんだ。




私の世界は平和すぎる。

もっと猟奇的な事件に遭ってみたい。

監禁とか虐めとか・・・そんな事件の被害者になりたい。


そんなことを思いながら、今日も私は画鋲の入っていない靴を履いて家に真っ直ぐ帰るのだ。

私の妄想を詰め込んだらこんなのが出来上がっていましました。


道を歩いていて後ろから足音が聞こえると、「自分はこの足音の主に殺されるんじゃないか?」と考えてしまいます。


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― 新着の感想 ―
[一言]  まあ、実際遭ったらたまったもんじゃないですけどね^^;  自分もよく授業中に外を見ながら、「銃弾飛んでこないかなあ」とか思ったりしてました。
2010/07/21 08:42 退会済み
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