表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/58

20 紫微一族

 ギヨティーヌに抜かりなし、紫微一族しびいちぞくを呼び起こし、タコ魔物の撃退へ取りかかった。



武曲ぶごく

紫電解しでんかい秘剣ひけん稲妻落いなずまおとし!」



 隻眼せきがん茶筅髷ちゃせんまげの侍、武曲ぶごくが雷魔法で閃光せんこうきらめく腰の物『紫電しでん』を抜刀ばっとう。その能力を解放かいほうし、泉へ稲妻を放てば、

 空気は焼かれ、白煙はくえんの上がると同時に、泉の水面が泡立あわだち、

 タコ魔物が感電かんでんして、ぼとぼとと雨粒あまつぶのように降ってくる。



タコ魔物

「ぐわわわぁぁぁあっ!!」



 火焔牢獄と月灯つきあかりと泉の稲光いなびかりの中、蝙蝠こうもりは舞いマントをひるがえし、赤い目、するどい糸切り歯、真紅しんく燕尾服えんびふくに、メガネ男子の吸血鬼ヴァンピール、文曲もんごくは、

 タコ魔物が落ちて来るとおそいかかり、身体をげ、首筋に牙を突き立て、血をすするたび顔をしかめた。



文曲もんごく

「あゝ〜不味まずい〜〜 もう一杯〜〜〜!!」



 確かに、タコ魔物の血は美味うまそうでは無いが…… さわやかにメガネが光る✴



ギヨティーヌ

「タコ、12時の方向!」



 感電しなかったタコ魔物は、逆襲ぎゃくしゅうへ転ずるべく、紫色の毒墨どくすみ噴霧ふんむしてきた。それと同時に、こちらの視界を煙幕えんまくとしてさえぎる。



紫微しび大王

「タコは毒を持っておるぞ!」


貪狼どんろう

「で〜は、薔薇結界ばらけっかい✿ハッ、に御座ございます。」



 紫の薔薇はかかげられ、花弁かべんが宙に✿咲き乱れる、範囲防御はんいぼうえい魔法『薔薇結界』が展開され、タコ魔物の噴き出した毒墨をね返す。



禄存ろくぞん

忍法にんぽう水手裏剣みずしゅりけん!」


タコ魔物

「ぐえぇぇぇ……」



 黒ずくめの忍者、禄存ろくぞん水遁すいとん 水手裏剣の数打が、緩急かんきゅうを付け毒墨煙幕どくすみえんまくへ消え、タコ魔物はそれをかわせず、うめき声を出した。



ギヨティーヌ

「7時の方向、毒墨っ!」


巨門こもん

重力軽減じゅうりょくけいげん、巨大化、身体能力増強、生命力増強、攻撃力上昇、状態保持じょうたいほじ破壊不可はかいふか。どこまでも走り抜くんだ、いっくぞー!」



 巨門こもんの、ブルー・ラインが入る、サッカー・ユニフォームの身体が。

 どこまで走り抜くんだよ〜〜 と思うと、みるみる15等身の、巨大なさわやか男子❇️へ変貌へんぼう

 みずからに発動はつどうさせた、状態保持、破壊不可の付与ふよ魔法で、糸クズでも払うように、毒墨どくすみを軽く退しりぞけると、



巨門こもん

「タコ魔物は友達、こわくないよ。さぁ 気合を入れて、一発決めよう。ミラクル・シューーーーート!」



 タコ魔物をサッカー⚽ボールに見立て、火焔牢獄かえんろうごくへ次から次にり込んで行く。



タコ魔物まもの

「ドイヒ〜〜〜ダコ〜!」


巨門こもん

「友達だよ! 怖くないよ! 友達だよ! 怖くないよ! 友達だよ!・・・」


紫微しび大王

「いや、友達 ってるお前がこわいわ。」



 食欲そそるタコの焼けた良い香りは、辺りに広がり、



ギヨティーヌ

「やっぱり、タコ焼きが食べたいですわ。」



 と、ギヨティーヌへ想起そうきさせるに、十分なこうばしさだ。


 けれどもこの騒ぎに刺激しげきされたか、サラマンダーの大小が興奮こうふんし、火焔牢獄よりうじゃうじゃ現れでて、ぼたぼた落ちて来る。



ギヨティーヌ

「サラマンダーで火傷やけどして、しまいましてよ〜〜

 破軍はぐんさん、皆さんにバフかけお願いしますわ!」


破軍はぐん

「よーし みんな、防御力ぼうぎょりょくアップ、回復効果かいふくこうかアップ、移動速度アップ、攻撃力アップ、クリティカルりつアップ。いっくぞ〜〜〜〜〜!」


紫微大王

「こ〜ら 破軍はぐん巨門こもんのモノマネすんじゃネェ。

 透明とうめいのお前は、何処にいるか分かんね〜んだよ! メガネちゃんとかけとけっ。」



 バッファー&デバッファーの破軍はぐんは、味方へ ❝バフ❞ をかけると同時に、メガネもかけた。

 メガネ本体だけが、宙で活発にはずんでいる。



紫微大王

「ダンスも禁止なっ!」


破軍はぐん

「おい、DJディージェー! 今日のビート、ちゃんと熱いの用意した?」


文曲もんごく

「ハハ、MCエムシー、俺の選曲を疑うなよ! 火傷やけどするぜ♬」


ギヨティーヌ

「火傷しないで。」


破軍はぐん

「おっと、じゃあみんなも燃える準備じゅんび OKオーケー!? 声出してけ!」


ギヨティーヌ

「燃えないで〜〜」


紫微しび一族

「ウェェェェェェー!」


文曲もんごく

「よーし、このフロア、爆発させんぞ! Letレッs goゴー♬」


ギヨティーヌ

「爆発させないでー」


破軍はぐん

Yoヨー このタコにデバフ上等じょうとう

水の中からタコの登場とうじょう 密かに浮上ふじょう 無音の表情ひょうじょう

忍者の如く ひそ本能ほんのう 墨を吐く かす瞳孔どうこう 視界しかいblackブラック 敵をそくケー.オー.

 Yayエーイ!」



 MCエムシー透明人間の破軍はぐん

 DJディージェー吸血鬼の文曲もんごくと、ハイタッチそして、

 ダブルメガネのチューチュートレイン↳↰



クロ・ド・プラチナ

「変わった仲間だな、エリザベートよ。」


ギヨティーヌ

「な、仲間?」


マノン

「楽しい魔物さまたちですね、お師匠さま!」


ギヨティーヌ

「―――― おっ、おう……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ