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第二部 47

47


 ──超昔のこと引っ張り出すんじゃねえよ。

 高校進学に向けてのプリントをめくる手も重たい。周囲で女子たちがけたたましく笑っているのを、貴史は聞き流しながらシャープの芯をつつき続けた。

 ──結局あれは杉浦側の仕掛けだろが。ったく、奈良岡何考えてるんだかなあ。

 少し奈良岡彰子にはきつく言い過ぎた。あとで「すまねえ」の一言くらいは伝えるつもりだ。たぶん奈良岡もあの性格だったらさらっと流すだろう。そのあたりは心配していなかった。

 気がかりなのは、その後だ。

 ──どっちにせよもう班ノートを何とかせにゃあなんねえしな。


 立村がぽつんと背を向けて、ひたすらプリントと格闘している。少なくとも数学ではないからうなってはいないだろう。古典の和歌がつらつらと並んでいるだけだから。

 まずは斜め後ろの奈良岡彰子に振り返り、さっきメモした紙くずをそのまま渡した。

 さすがに気まずそうだったが、受け取って開いた瞬間笑顔全開で返してくれた。

「悪い、後でな」

「ありがと」

 ──やっぱ、早く謝るべきとこは謝っておかねばなあ。

 反面教師たる立村を見やりながら、貴史は改めてプリントに向かった。


 杉浦加奈子のからんだある事件とは。中学一年秋から冬にかけての出来事だった。

 あの頃はまだ、貴史と美里、そして立村がのどかにクラスで生息していたはずだった。特段何かバトルが繰り広げられたわけでもない。同級生同士の自然な友達付き合いであり、まだ美里も立村に対して恋愛感情をあらわにすることはなかったような気がする。

 それでもやはり、一緒にすごしていればそれなりに感じるところもある。

 特に美里に対しては、ふつうと違う振る舞いや口調などがびんびんと伝わってくるところもある。たぶんこの頃から貴史は、美里が立村に対して特別な感情を持っていたんでないかと認識していたと思う。もともと入学当初の段階で、貴史は立村を評議委員として即、推薦し美里とセットでひな壇に並べようと策を弄していたのだ。無意識とはいえ、やはり立村と美里はそれなりに相性が合うと判断していたのだろう。

 結果、六月に美里の方から行動を起こし現在に至る。

 よかったのか悪かったのか、正直判断に苦しむところもないわけじゃあない。

 ただ、ふたりがいわゆる「恋人同士」として見られるようになり、貴史も自然にそれと合ったつながりでもって接するようになった。立村に対しては「親友」として、美里に対しては「世話の焼ける妹」として。

 そこから先のさまざまな出来事は、ぶっ千切れることも多々あったとはいえ、それなりになんとか乗り切ってきたつもりだった。思わず手が出てしまい立村を張っ倒したこともある。いきなり縁を切られたこともある。さっきのように同じ教室にいながら即、無視されたこともある、思い出せば数限りない記憶が溢れてくる。

 ──けど、その前からかよ。問題ってのは。

 奈良岡とはすぐに仲直りできた。紙くずの中に「ごめん。許してくんろ」の一言を忍ばせるだけであっさり片付いた。しかし、立村はどうだろう。文字だけで反応するだろうか。

 ──あいつが俺のことを最初から親友だと思ってなかった、だと?

 わからない。少なくとも立村の振る舞いは、貴史にとって「親しい友達」以上の何者でもなかったし、美里に対してもそれは同じだった。奈良岡の言うような「心を開いていない」ところはなんとなく感じるにしても、男子だったらそれは普通だろうとも思う。そうぐちゃぐちゃ女子みたいに恋愛話に対してかじりついたりしないものなのだ。

 

 ふと、杉浦加奈子の姿を探してみる。

 クラスの男子連中からは一切存在を無視されている存在だった。

 理由はわかっている。杉浦が中学一年秋から冬にかけて、立村の過去を捏造して吹きまくり、名誉をずったずたにした挙句女子からの評判を落とさせたという卑劣極まりない行動をしたからだった。

 この点貴史もかかわっているので即、断言可能な内容だ。

 もっとも起因は立村側にあり、奴のやらかした小学校卒業時決闘事件の相手がたまたま杉浦加奈子の交際相手だったという究極の偶然がもたらしたものとも言える。見かけによらずずいぶんませた小学生同士とも思うが、貴史にそれをとやかく言う資格などない。

 偶然同じクラスに因縁の相手がいて、うらまれてもしょうがないことを立村がやらかし、憤った杉浦加奈子が噛み付いて謝罪を要求した。これだけならまだ杉浦側に肩入れできる。しかしその後が問題だった。立村がその出来事自体を覆い隠すために行った小細工があからさまとなり、結局は貴史と美里との手助けでもって事なきを得たというわけだった。

 ──事なきを得た、のか?

 立村が死に物狂いで隠そうとした「小学校卒業式後の決闘事件」は杉浦加奈子経由で美里に伝わった。貴史が推測するに、杉浦は美里を慕っていたからこそ、あえて馬鹿野郎の立村とくっついてほしくない一心での助言だったのではと思う。もっとも美里はすでに立村の過去をしっかりと把握し、しかも覚悟もしっかり持っていたため即、その助言を却下した。もしかしたら一発二発びんた食らわせたかもしれない。その後美里と杉浦との間には氷河が形成され今に至る。友達としての交流は一切ないはずだ。

 もっともここまでなら男子連中が無視するところまでは行き着かない。女子同士の小競り合いなんて誰がかかわるもんかと思いっきり無視でよろしい。


 ──事実だけじゃあねえもんな。俺たちがぶちぎれたのはな。

 ふわふわした髪がかわいらしいと、一部の男子が目をつけていたとも聞いた。外見は霧島ゆいほどではないにしろ、「幼げ」「ロリコン好み」な雰囲気ではあるだろう。おちょぼ口にふんわりした空気をまとっている。足首がきゅっと締まっている。何も知らなければひとりかふたり、熱を上げていても不思議はない女子だった。

 ──立村が杉浦を追い掛け回しているなんて噂立てられたからな。

 

 杉浦との関係が決裂してから一週間くらい経った後、いきなり立村が菱本先生に呼び出された。詳しいことはよくわからない。立村も口を堅く閉ざしていた。ただし情報は本人ではなく他クラス方面……主にC組ライン……から怒涛のごとく流れ出した。

「あのさ、立村が秋頃から加奈子ちゃんを追い掛け回しているんだって?」

 一言でまとめるとそんな感じだ。つまり立村が杉浦加奈子に横恋慕してしつこく交際を迫ったらしいとの噂が全クラスに広まった。たまたま一年だったため立村も評議委員以外の肩書きがなかった、それが幸いだった。立村の顔を学年すべての生徒が覚えるわけもなく、いつのまにか立ち消えになったはずだった。

 実際は全くそんなことなどない。これも時間経過によって証明されていった。一番わかりやすい結論が、中学二年の段階で美里と交際開始したことだろう。貴史もかなり細かく立村の言動を観察したつもりだが、杉浦加奈子を捕まえて口説き落とそうなどとした形跡は一切なかった。第一、美里がそんなことあろうもんならすぐ気がついて、貴史に泣きつくはずだ。もちろんそんなことはない。

 ただ、立村の天敵・菱本先生が余計な手回しをしていろいろと世話を焼いたのがかえって混乱を生じたらしい。おそらく事情聴取程度の内容だとは思うのだが、「担任に恋愛沙汰の件で職員室に呼び出され詰問された」内容がずらずらと流出すると、「それは事実なのでは?」と一発判子が押されてしまう。「大人」がかかわると「子ども」の押すことできない証明印が残されてしまうわけだった。

 なぜそんな噂が流れたのか?

 なぜ、立村が否定しているのにその噂が今だ女子の間で消えないのか?

 男子たちには早い段階で貴史なりに「んなわけねーだろ。あいつ、しゃべれる女子何人いる? せいぜい美里か古川だろ。無理無理、そんな度胸ねーよ」の一言で誤解を解いておいたが、どうも女子には通じなかったようだ。もちろんクラスの男子たちも最初は半信半疑だったが、やはり同性、互いの性格や言動は見聞きしているので「まーありえないだろ」とあっさり納得した。しかし女子については、美里もかなりがんばって火消しに回ったけれどもくすぶりは収まらないままだったらしい。その件を境に立村のイメージががた落ちし、「昼行灯の癖にスケベ」だとかなんとか陰口をたたかれるようになったわけだった。今だに美里に対しても「立村なんかと付き合うなんてよっぽど清坂さん趣味悪いのね」とつっこまれているのは、その後遺症なんだろう。


 ──野郎連中はあいつの性格を三年間見てきているから、疑うことなんてないわけだわな。けど女子は。

 貴史はもう一度立村の背に目を向けた。プリントの端を三角に追って塗りつぶしてみた。

 ──奈良岡のねーさんも、まだあいつを疑っているんだわな。

 美里がかなりつらい思いをしていると、奈良岡は確かに言った。

 ──裏・班ノートに関しても、事情を把握してないんだなきっと。

 立村がクラスで生き延びようとして作り上げた幻の過去。しかし、杉浦加奈子によって「真実」を突きつけられてしまい、結果として女子たちからの軽蔑を向けられるはめとなってしまった。失ったものは多い。だがその代わり、全力で味方になろうとする友達とも出会えたはずだ。たとえば自分、貴史とか。美里とか、評議連中の野郎どもとか、本条先輩とか、いやクラスメートたちも男子のほぼすべて、立村を嫌っていないんじゃないかと思う。女子ったって所詮半分しかいないのだ。その辺切り捨てておいても別に不都合はないだろう。

 ──そうだよねーさん、そういうことだよ。

 無理に班ノートの過去をひっぱりだして、クラスメートのまん前で立村に土下座させる必要が正直貴史には感じられない。そりゃあ、美里はしんどいだろう。さんざん振り回され、二年E組にまわされた杉浦へのジェラシーにひくひくしているのだから。女子たちからは男子の趣味を疑われたり、立村のしでかしたへまを尻拭いしたりととにかく動き回らざるを得ない。でもそれは、美里が好んでしていることなのだ。彼氏彼女でなかったとしても、その下に敷き詰められている「友情」というものをあっためる形でするする動いているだけだ。美里は純粋に、やりたくてやっているだけなのだ。

 それ以上貴史は考えなかった。とにかく、今すべきことは奈良岡彰子の過激活動を全力で阻止すること以外ない。奴と話をするのはその後だ。

 ──あいつが俺のことを友達でないなんて、だあれが。


「ねえねえ、羽飛、やっぱし私も混ぜてもらえないわけ?」

 鐘が鳴り半分しか手をつけていないプリントを提出した。立村と美里がそれぞれ回収していった。評議ふたりが教室を出た段階でこずえが話しかけてきた。

「何にだよ」

「そりゃあさ、クラス文集委員によ」

「菱本先生のお許しがあればな、勝手にすりゃあいいのに」

 すでにこの件については貴史も菱本先生から聞いている。古川こずえがなんとしてもクラス文集委員にもぐりこみたがっていることを知らないわけではないのだ。

「だってさ、ずるいじゃん。あと一ヶ月しかないんだよ。三年D組の貴重な共同作業になんで私が混ぜてもらえないのさ」

「んで、菱本先生なんか言ってただろ」

「あー、あったま来るよね。あんた知ってるんじゃん」

 で、机の下から股間に手を伸ばそうとする。避けられずぎょっとする。

「悪い、お前ここはさすがに聖なる教室なんだわ、エロチックタイムはべつんとこでやれや」

「どうせ私は英語科進学するから死に物狂いで英語の補習受けなっていうんだよね。ああむかつくよね。そりゃあさ、私はぎりぎりだったみたいだよ。よくぞもぐりこめた奇跡だ奇跡だって、内部進学決まった時は菱本先生からサイダーで乾杯されたもんね。けどさ、それとこれとは別じゃん! 本当は彰子ちゃんの方が休むべきじゃん?」

「俺もそれはそう思う。古川、お前止めてやってくれ」

「だーれが止めますかって! あんたさ、私のこと思いっきり避けたがってない? うっさい私が寄り付かなくて死ぬほどラッキーとか思ってるでしょが。ああやだやだ。私と美里がいれば男子のやる仕事なんてほとんどなくなって楽できちゃうのにねえ」

「誰も女子に仕事押し付けてらくちんなんかしたかあねえよ」

「やあだねえ、ちんちんしなよ、ほーらちんちん!」

 二度目は避ける。再度伸びてきた手を今度は筆箱ではたいてやる。

「あのな古川、お前にはもっとやることあるだろが。たとえばほら、クラスの女子どものご機嫌を取って無事に一日を終わらせるとか、美里がぎゃあぎゃあヒステリーかますのを黙って聞いてやるとかな」

「ああ悪いけどそれ、私の方でとっくにやってることだし。それでも余裕で時間あるからお手伝いさせてよねえ。美里もそのあたり、話してくれないのかなあ」

 美里が親友の古川を一緒に引きずり込みたい気持ちなしというのは少し考えずらい。

 せっかくなので聞いてみた。

「で、美里は何ってってるんだ?」

「美里? あの子はねえ、高校でまた会える私よりも、今生の別れとなるやもしれぬ彰子ちゃんと一緒に仕事したいんだってさ。軽く見られたもんよねえ。ったく!」

 美里も結構きついことを言うものだ。あれだけ古川にべったり甘えていたくせに、いきなり奈良岡に切り替えるとは。いや、たまたまだろう。立村から聞いたところによると英語科は想像以上にハードな環境らしいとのことだから、これも一種の思いやりではないだろうか。

「けどさ、文集っていったい何やるつもりなん?」

「トップシークレットっての」

 今のところ「班ノート」を利用する案についてはこずえに話す気がない。状況によってはこずえの手を借りねばならない可能性もゼロではないが、できればまるく収めたい。貴史なりに今は、古川よりも奈良岡の暴走を止めるほうが先決だと考えていた。

 それに、

 ──古川ももしかしたら、立村と杉浦の一件を誤解しっぱなしって可能性も大だし。

 一応は美里の親友なのだから、細かい内容は聞いているだろう。しかしこいつも女子だし、なによりも「噂」レベルの内容だから確証もって違うとは言い切れないだろう。立村を軽蔑していないだけで、「困った弟のやらかした過去」程度の認識を持っている可能性は高い。

「ふうん、金沢が燃えてたけどね。クラス全員の顔写生するって、めちゃくちゃ熱心に修学旅行の写真かき集めてたけど」

「まあ、それはD組の義務だろ」

 このくらいならばれても問題ないだろう。本当は菱本先生のお祝い時に用意する予定のものだったのだから。

「作文の案内するんだったら早めにしてよね。ネタ集めるの大変なんだからさ」

「集めるってか、ネタだらけだし選ぶのが、だろが」

「さっすが羽飛、話が早いわ」


 正直、こずえに付き合っている暇は全くないのだ。このままだと奈良岡は本気で立村をつるし上げる可能性がある。美里を守り、杉浦加奈子の名誉を回復し、立村を「立ち直らせる」ためという正論でもってだが、断言してもいい。立村の性格上絶対にそれはありえない。卒業までE組に逃げ込んで戻ってこないんじゃないかとすら思う。

 こずえを追っ払った後、貴史は美里を呼び止めた。プリントを国語の先生に届けた後、美里だけが戻ってきていた。当然立村はどこにもいない。

「あのな美里」

「なによ」

「今日の放課後、文集委員会やるぞ。お前残るだろ」

 周囲で聞き耳立てているような気がして振り返った。奈良岡が笑顔満点でうなづいていた。美里も気づいたのかうなづき返した後、

「うん、いいよ。けどさ」

「ああ?」

 小声でささやきかけてきた。

「あれ、使うんだよね」

「元ネタのことか」

 露骨に「班ノート」とは言わなかった。

「いろいろとまずくない?」

「しゃあねえだろ」

 貴史はうなづいたあとで首を振りなおした。

「何とかするしかねえし」

「そうだね。あんた、覚悟あるんだね」

 ──はあ? 覚悟?

 唇をきゅっと結び、もう一度美里は「覚悟」とだけ繰り返した。ブレザーのカフスをひょいとつまんで教室隅に引っ張り込んだ。

「おいおいなんだよお前さ」

「まだ、話してないよね、元ネタのこと。あの人に」

 同時に後ろの扉から立村が戻ってきた。貴史と美里にちらりと目を向けたがすぐに自分の席へへと戻った。南雲とカセットテープを交換しあっていて、貴史と美里の会話には関心もっていなさそうだった。

「彰子ちゃんのこともそうなんだけど、これから修羅場になるかもね」

「はあ、なんだそりゃ」

 耳元につま先立ちし、美里が耳に吹き込んだ言葉。

「貴史、納得いかなかったらとことん言いたいこと言いなよ。けど、急所狙いと拳固だけは絶対にやめてよ。それさえなければ、私、あんたのやりたいようにやらせるから」

「何様だよ、そのやらせるってなあ」

 美里は表情をこわばらせたまま、片手を振って自分の席に戻った。

 ──ってことはだ。美里も、奈良岡のたくらみを把握してるっつうことか。


 急所と拳固だけは避けろ。つまり手は出すな。そういうことだろう。

 拳固を振り上げる相手が誰かとなると、ひとりしかいない。

 ──けどなあ、美里はどこまでわかっているんだよ。

 本当はそこを確認すべきだった。美里なりに奈良岡が立村に対して怒りをもっていることはわかっているのだろう。だが美里の性格上、「立村のために自分が大損している」とかそういう話を受け入れられるだろうか。美里は立村を……仮に別れたとしても……縁を切る気はさらさらないはずだ。とことんほれ抜いていることは承知している。

 さらに言うなら、杉浦加奈子と仲直りなどといった寝ぼけた言葉も美里が受け入れるとは思えない。いったい何を持って美里は「やりたいようにやらせる」と言い切ったのだろうか。わからない。

 次の授業は数学だった。狩野先生が他の先生たちと同じく大量のプリントを抱えてきた。起立、礼の後立村がプリントを配り始めた。自分の机を飛ばして五枚ずつ机の上に乗せた。立村の机には狩野先生が別のプリントを直接おいていた。

「わあ、また誰でもわかる問題渡してるんだよ。ひいきだよね」

 さすがに狩野先生には気づかれないように声を低めて、女子たちがささやいている。

 美里は一切制することなどなかった。

 ──まずは放課後だな。なんてったって、ひゃー。霧の中なーんも見えねえよ。

 道徳の時間に読んだ「霧の中」の一節を思わずネタにしてしまいたくなった。ドイツの作家さん、ごめんなさいとだけ言っておいた。


 


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