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バトル開始?

俺は凛からこの馬鹿女房達に「何故?凛を選だのか。」を説明して欲しいと言われた。

俺はこの馬鹿女達に説明などはしない!

「凛。行くぞ!」と無理やり凛を連れ出した。

凛は怒っている。あの馬鹿女達は俺達が気になるのか見ている。

全く!凛は何を考えているのだ!!


「凛。先ほどは何事だ!」


「ああ、あれ!宮中の中での女房達のイヤミを聞いてたの。」


「それで、どうだった?」


「なんか、つまらんイヤミだったわ。もっと凄いイヤミを言われるのかと期待していたんだけどね。」


「・・・・・・イヤミの期待か!」


「そうそう。別に普通だったし。期待して損した。」


凛。おまえはいったい何を考えているのだ?一度、おまえの頭の中を見てみたいぞ!

あの女房達に泣かされた妻達も多いと聞く。

おまえには「別に普通」なのか!

では、おまえの「凄いイヤミ」とはどのようなイヤミなのか俺も聞いてみたい。



私は無事に鷹くんの上司にも挨拶ができて満足だったんだけど・・・・ただ一つ、心残りがある。

それはあの女房達に私から「凄いイヤミ」が言えなかった事だけ。

また、鷹くんと一緒に宮中に行く事もあるでしょうから。その時まで私は腕を磨いておきたい!


数日後、私達夫婦が上司に挨拶に行った事に興味シンシンだった咲ちゃんと楓さんが早速、来てくれました。勿論、女房さん達の「イヤミ」の事。


「お姉さま。どうでしたの?おの女房様方のイヤミは?」


「そうですわ!凛ちゃん。わたくしも、お聞きしたいですわ!」


「そうねえ~~。別に普通だったわ。大したイヤミでもなかったし。期待ハズレ。そうそう、楓ちゃんの事も言ってたわよ。」


「私の事で御座いますか?・・・・・・」


「そう。でも、大丈夫だから。今度、宮中へ行ったら私流のイヤミを言ってやるわ。」


「まぁ~~。凛ちゃんたら。ホホホホ・・・・」


でも、楓ちゃん・・・・元気がない。


「楓ちゃん、どうしたの?元気がないよ!」


「お姉さま~~~~!!ウッ!ウウウ・・・」


「楓ちゃん!どうしたのよ~~!何故?泣くの。」


「・・・・シクシク・・・お姉さま、私も友親様と上司様にご挨拶に行った時に女房様達に言われたのです。”どんな手を使って友親様に近づいたのか”と。」


「ああ、それ!私も言われた!楓ちゃんにも言っていたんだ。あの人たち進歩がないわね~~。」


「咲ちゃんは?」


「わたくしも同じ事を言われましたわ。それで、わたくしは”暇なことですわね。そのような事ですから殿方に相手にされないのですわよ。ホホホホ・・・”と、まぁ、こんな事ぐらいでしたかしら?」


「咲ちゃん!凄いね!尊敬するわ。」


「咲さんもお姉さまもお強いですから・・・・でも私は弱いのでつい、気が滅入ってしまいます。」


「楓ちゃん。大丈夫。一つ伝授してあげる。今度、また言われたら『凛お姉さまに言わないといけませんのホホホホ・・・・』これを言ったら向こうだって警戒するから。」


「お姉さま!本当で御座いますか?」


「大丈夫!私が付いているから!」


「ハイ!」


「ところで、イヤミを言った女房さんの名前を知ってる?」


「ええ。確か『琴』だと思いますわ」


「はい。私は忘れません!『琴殿』で御座います。」


「OK!分かった!琴さんね。」


私は女房さんのボス的な人の名前を憶えます。


そして、咲ちゃんから面白い話しも聞きました。


「凛ちゃん、知っていますか?初音様の旦那様でいらっしゃる直哉さまの事。」


「知らない!初音さんって言ったら鷹くんの妹じゃない!その旦那さんの直哉さんがどうかしたの?」


「その直哉さまが、あの・・と愛人関係なのですって。」


「ヘエ~~~。そうなんだ!だから、初音さんは頻繁にウチに来る訳なんだ。」


私は良いことを聞いた!これで、琴さんを・・・・フフフフ・・・・


「凛ちゃん。あなた、またよからぬ事を考えてはいませんか。」


「お姉さま。そうなのですか?お止め下さいませ。」


「大丈夫よ~~!」



わたくしは帰ってから思いました。

凛ちゃんはまた、何かやらかそうとしている。

でも、今回はわたくし達の為にあの女房達をこらしめてくれるのでしょうけど。

わたくしは眼を閉じておきますわ。「頑張って!」と心の中で応援致しております。フフフ・・・・

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