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初、既婚者同士のガールズトーク。

今日は、待ちに待った友達の訪問!

朝から私はソワソワして咲ちゃん、楓ちゃんを待っています。

だって、私は結婚して初めてのガールズトークをするのです。

彼女達は私の先輩でもありますから色々聞きたい事もあります。

まぁ、私の好奇心のほうが勝っているんだけど。

さて、皆さんが来られる時間となりました。

一番は咲ちゃん。到着。


「凛ちゃん。久しぶりね~~!元気だった?」


「元気だよ~~!ホント!久しぶりだよね~~。」


「あら、楓ちゃんは未だなの?」


「そうそう、楓ちゃんには時間を少し遅くに言ってあるから。」


「そうなんだ。まぁ、その方がわたくしにとっても都合が良いわ!」


「あのさ、咲ちゃんに色々と聞きたい事があんのよね~~。」


その時です、時間より早く楓ちゃんが登場されました。

咲ちゃんとは個人的な話しは此処まで!

そして、咲ちゃんは何時もの「お姫様口調」で話します。・・・この、猫被り女!!でも、憎めません。誰かさんとは大違い!


「お姉さま~~~ん!!会いたかったですわ~~。お元気でおられましたか?」


「楓ちゃん、元気だよ。でも、この前、友くんと楓ちゃんに出会ったじゃない!」


「でも、あれからですと数日が経っておりますわよ。」


「・・・・・・・・・・・・・」(凛。咲子)


「楓さん。落ち着かれたら。益々、凛ちゃんに似てきてよ。」


「咲ちゃん!どう言う意味!」


「そんな意味ですわ。ホホホホホ・・・・」


咲ちゃんの毒下は健在です。


「まぁ、まぁ。御二人とも!今はお姉さまの近況報告を聞きたいですわ!」


「如何で御座いますか?鷹明様は。」(楓。咲子)


「そうだね~~、普通よ。今まで同じ家の中で暮していたんだから何も変わった事なんか無い。まぁ、部屋が一緒になった事ぐらいかな。」


「まぁ、宜しいのでは。今までが近すぎておられたのですから鷹明様と凛ちゃんは。」


「そうそう!変わった事?と言えば、私が出かけたいと思っても絶対付いて来る。それに、やたらとベタベタしに来るし。うっとうしいのよね~~ 前はこんなんじやなかったのに。」


「・・・あの、あの鷹明様がですか?お姉さま!」


「うん。なんで?知らなかったの?・・・・そうか、鷹くんはニヒルに見えていたもんな~~。」


咲ちゃんは意味が分かるからニヤっとしています。私、怖いです。


「ニヒル?咲さん、この言葉をご存知ですの?」


「ええ。前に凛ちゃんから教えて頂きましたのよ。冷たい印象と言うのか無表情と言うのか。」


「そうなんですの?では、友親様はどう言うような表現ですの?」


「友くんねえ~~~。『お調子者』どう?ピッタリの言葉でしょう!咲ちゃん。」


「そうですわね~~。お調子者と言うより『スケコマシ』かしら。友親様って良く花から花へ飛んでいらっしゃいますでしょう。」


さ、さき、咲ちゃん。スケコマシは無いでしょう?


「スケコマシ?咲さん、どのような意味ですの?」


「楓さん。それはね蝶のようにって意味ですわ!ホホホホ・・・・・」


「まぁ!そうですの。私は知りませんでした。では早速、帰りましたら友親様に教えてあげましょう。フフフフ・・・。友親様はきっと喜べばれますわ。」


「・・・・・・(大丈夫かな?)・・・」(凛)


そして、咲ちゃんは私の傍で楓ちゃんにニッコリ微笑んでおられますよ!!怖いです。


「そうそう、みんなに聞きたい事があるの?」


「あのね、三日餅って知っているでしょう。アノ餅をみんな食べたらどうなるの?」


「エッ!・・・・お、お姉さま、もしかして全部食べられたのですか?」


「うん。だって、全部は食べられなかったけど、かなりの数を食べた。後は苦しかったけど。」


「・・・・・凛ちゃん。そのお持ちは形だけで良いのですのよ。今まで食べられるだけ食べたと言う方は聞いた事が御座いませんわ。」


「・・・私はそんな事を聞かなかったから無理して食べたの。それでね鷹くんが大笑いして、まだ、食うのか!と言われて・・・・」


「それで、恥ずかしいと。そのような事で御座いますか?」


「咲ちゃん。よく分かったね。それでね、弦さんが北の方様の分。と言って毎日、大盛りの食事が出てきて困ってるの。そのお蔭でほら!こんなに肥えたわ。もう、最悪!」


「はぁ~~~、お姉さま、宜しいではありませんか。友親様はいつも私にもっと食べろ。と五月蝿いのです。女は健康であってこそ最良ですわ。それに、ゆくゆくは赤子(子供)も授かりやもしれませんし。」


「凛ちゃんは如何したいのですか?食べる事を控えるのですか?」


「ううん。食べたい。だから、毎日、体操をしているの。これって痩せるのには持ってこい!朝、鷹くんと一緒に体操して会話も出来て、痩せる。一石三鳥よ!」


「お姉さま!私にも体操を教えて下さいませ~~!」


「いいよ。咲ちゃんは?」


「わたくしは見ております。(ニッコリ)」


「では、楓ちゃん!まず、立って私と同じようにしてね!」


「ラジオ体操~第一!始め! タンタタタ~~ン、タンタタタンタン~~~」


本当に・・・楓さんも楓さんだわ。凛ちゃんのペースに乗せられて!

凛ちゃんも、良く人も見ず、こんな事を教えるわよ。また、友親様が悩まれるでしょうが!!


「お姉さま!有り難う御座いますぅ~~。私も友親様と朝に致します。」


そして、私達のガールズトークはお開きになりました。


後で咲ちゃんが「凛ちゃん!あなた、楓さんにこのような事を教えて、後で友親様に何か言われるわよ。覚悟しておきなさい。自分で蒔いた種なんだから!」と顔はニコやか言葉はきついです。


  「咲ちゃんよ どうして君は 顔に似ず毒撒き散らす」

今の私の心境。


   「楓の君 素直な心 我救われる」

癒しの楓ちゃんに捧げます。  凛より。

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