咲ちゃん夫婦のお祝い編
私の出産のお祝いで2週間経った頃に鷹くんの上司がお祝いに来られた。
そして、鷹雪が三ヶ月半になった頃に咲ちゃん夫婦がお祝いに来てくれた!
「鷹明。祝いが遅くなってすまぬ。」
「康紀。良く来てくれた。見てくれ鷹雪だ。」
「まぁ~~!!カワイイですわね!!手など紅葉みたいに小さいですわ!!そしてお名前は鷹雪様って仰るのですね。初めまして。鷹雪様。わたくしは咲子と申します。」
「咲子。私も見たい!おお、小さい!!可愛いなぁ~!!私は暁康紀です。鷹雪殿。」
「咲ちゃんも康くんも来てくれてありがとう~~!鷹雪ってカワイイでしょう~~」
「本当に、見ていて飽きないですわ。ねえ、康紀様!」
「ええ。本当に飽きない!・・・・・凛殿。何か臭いますが。」
「アッ!ウンチだ。パパ、オムツを取ってくれる。」
「凛。ほらオムツだ。」
「・・・・・・・(パパ?)」(康紀。咲子)
「ごめんね!ちょっとオムツを交換するから部屋の隅っこに行くね。」
「・・・鷹明。先ほど凛殿が『パパ』って言われたけれど何の暗号なのだ?」
「・・・・・・暗号では無い!康紀。聞くな!」
(まぁ~~!鷹雪くん!賢いでちゅね~~!オムツを交換ちまちゅよ~~~!!)
「・・・・鷹明。凛殿は鷹雪殿にあのように話しかけておられるのか!」
「・・・・康紀。俺に聞くな!」
「プッ!ホホホホ・・・・・アッ!ハハハハハ・・・・・凛ちゃん・・・ハハハハ・・・・」
「・・・・・咲子。どうしたのだ?」
「クッ!クククク・・・・だって・・・だって凛ちゃんが、ハハハハ・・・可笑しいですわ!」
「・・・・・・・(咲子がこのように笑うのを初めて見た!)」
「・・・・・・・(咲子殿・・・この方でもこのように笑われることがあるのだなぁ!)」
「な~~に!咲ちゃん!そんなに笑わなくても良いじゃない~~」
「だって、凛ちゃんが赤ちゃん言葉で話しておられるから。」
「あのね、咲ちゃん!子供を持ったらこんな話し方になるのよ!だって鷹雪は赤ちゃんだもの。」
「はい。オムツの交換は終わり。咲ちゃん、鷹雪を抱っこしてみる?」
「ハイ!勿論、抱っこさせて頂きますわ!」
そして、私は咲ちゃんに鷹雪を渡した。
初めは咲ちゃんの抱っこの仕方がぎこちなかったけれど、さすが咲ちゃん。上手です。
そして、抱っこしている咲ちゃんと一緒に康くんまで鷹雪をあやしてしる。
私達より咲ちゃん夫婦のほうが「絵」になるのよね。
「咲子。次は私に抱かせてくれ。」
「ホホホホ・・・・康紀様ったら。鷹雪様、次は康紀おじ様に抱っこして頂きましょうね!」
「・・・・鷹雪殿。・・・本当に可愛い!!」
「・・・おぎゃ~~~!おぎゃ~~・・」
「凛殿!泣いた!!」
「鷹雪くん。ママの所へこようね~~~」
「やはり凛殿も母だな。鷹雪殿が泣きやんだではないか!」
「康くん。私はこの子のママですからね~~!」
「??・・・(ママとは何だ??)」
「ねえ。凛ちゃん。出産はどのくらい時間が掛かったので御座いますか?」
「そうね~~~多分、10時間くらいかな?ねえ、鷹くん。どのくらい掛かったかな?この子が出てくるまで。」
「そうだな。凛の陣痛から考えると生まれたのは次の朝だからそのくらいか!」
「鷹明。生まれる時間まで分かるなんて。」
「ああ。俺は鷹雪が生まれるまで凛の傍に付いていたからな。」
「凛殿に付く?」
「ああ、そうだ。『立会い出産』をしたからな。」
「立会い出産?何だ、それは。」
「あのね、康くん。立会い出産というのは、子供が生まれるまで奥さんの手を握ったり腰をさすったりして一緒にお産を経験する事よ。」
「・・・・・・鷹明。お前、凛殿と・・・・・」
「そうだ。でも、感動的だったぞ!康紀も立会い出産・・・咲子殿の為に立会い出産をすれば良いぞ!」
「まぁ~~!鷹明様は立会い出産を経験されたのですか!それは喜ばしいことですわ!わたくしも出産する時は康紀様には付いて頂きたいと思います。フフフフ・・・立会い出産ってステキですこと!」
「・・・・・・・・・」(康紀)
それから私と咲ちゃんは楽しい女子トーク。
勿論。咲ちゃんは鷹雪をずっと抱いていました。
冗談だけど、「凛ちゃん。鷹雪様を一日貸してくださる?」と言っていました。
その間、旦那さん達は旦那さんで話しをされています。
いったい、何を話しているんやら。
「鷹明。先ほど、言っていた立会い出産というのはそれほど感激するものなのか?」
「そうだ!凛の世界の出産のあり方らしいのだが、あれを経験すると吾子が凄く愛しいぞ。」
「・・・・そうか。鷹明。先ほど、凛殿が言っておられた「パパ」とか「ママ」は何の暗号なのだ?」
「・・・・康紀。暗号では無い。パパは父のことだ。そして、ママは母のこと。これも凛の世界の呼び名だそうだ。」
「鷹明。お前・・・・かなり月の世界の習慣が身に付いてきたのではないのか?」
「康紀。・・・・・今までの話しは聞かなかったことにしてくれ!そして、誰にも言うな!!」
「・・・・・承知した。」
鷹明。俺は思う。お前は凛殿と一緒になってから、かなり変わったように思う。
それに、鷹雪殿は鷹明のことをパパ上と呼ぶのか?
凡人の俺には理解できない・・・・




