新婚の様子伺いに来られました。(友親夫婦)
今日は友くん夫婦が私達の所に来られます。
数日前、初音さんが来られましたが、やっぱり楓ちゃんと友くん達が来てくれるのは嬉しい。
今日は鷹くんも早くに帰って来ます。これも、私には嬉しい。
そして、鷹くんが帰ってきたみたいです。
「鷹くん。お帰り~~!友くん達来てくれたよ。」
「そうか。直ぐ行く。」
「待ってるから、早くおいでね~~。」
「・・・・凛殿。凛殿は何時も鷹明にあのように話されているのですか?ちっとも、変わりませんね。」
「うん。そうだよ。だって鷹くんがそう呼んでも良いって言ってくれたから。(ニッコリ)」
「そうですか。だが、凛殿も北の方になられたのだから。その呼び名は・・・・」
「良いのよ!ウチはウチだし。友くんの所は友くんでしょう。関係無いわよ~~。」
「友親さま。お姉さまが良い。と仰っておられるのですから宜しいのでは。ねぇ、お姉さま。」
「楓ちゃん~~!その通りよ。だから楓ちゃん好き!」
「・・・・・お姉さま。私も好きでございますわ。(真っ赤)」
「・・・・・・・・・・・・」(友親)
「待たせたな。皆、元気か?そして楓殿まですまない。よく来てくれた。」
「いいえ。鷹明様。お姉さまと御夫婦になられて如何ですか?楽しいで御座いましょう。(ニコニコ)お姉さまは?」
「そうだね。何時もと変わらない感じだけど、変わった事と言えば、寝るときは布団が同じぐらいかな。あと、ウ~~ン・・・・お客さんが来られた時に旦那様と言わなければいけないくらい。」
「ブッ!!・・・・同じ布団で寝る?・・鷹明、同じ布団で寝ているのか?」
「・・・・・・・・」
「エッ!友くん、普通は一緒に寝るでしょう。友くん達、一緒じゃないの~~?」
「・・・・・・(真っ赤)・・・」(楓。友親。鷹明まで)
「何、鷹くんまで赤くなってるのよ~!今更、恥ずかしがる歳でもないでしょう。」
「・・・・・・・・(言うな!凛。)・・・・」
「お、お姉さま。お姉さまは鷹明さまの事を旦那様と呼ばれておられるのですね。私もこれから友親様を旦那様とお呼び致しましょうかしら。ねぇ、旦那様」
「楓ちゃん!旦那様と呼ぶと本当に結婚したんだなぁ~!と実感できるわ~~。でも、楓ちゃん達って結婚してから何年経っているの?」
「そうですわね。もう、5年ほどでしょうか?」
「そうだな。5年と少しだな。でも、凛殿。何故?」
「だって、私達も5年経ったら友くん夫婦のようになるのかな?と思って。」
「・・・・いや。凛殿。5年経とうが10年経たとうが夫婦それぞれだ。それに、凛殿は・・・・」
「何?友くん。」
「何も無い。それより鷹明を頼む。」
「任せて!それより楓ちゃん、結婚する前に友くんと約束事を交わした?」
「何で御座いますか?約束事って。」
「あのね。結婚したらお互いの為に私はコレを望むとか色々。私は5コ。鷹くんも承諾してくれとの。」
「もし、良ければ教えて頂けますか?」
「良いよ!ねえ、鷹くん、良いでしょう!良いでしょう!た・か・く・ん。」
「・・・・・・良い。」
「楓ちゃん、教えてあげるね!でも、たった5コだから。」
「その1。結婚承諾書にサインする事。」
「その2。自分の事は自分でする事。 」
「その3。新婚旅行は行く事。 」
「その4。私が鷹くんと呼ぶ事。 」
「その5。鷹くんが浮気をしたら家から出て行く事。」
「・・・・・・・・!!・・・」((友親。楓)
「そ、そのような事ですの。私は、そのような約束はちょっと・・・出来ませんわ。」
「凛殿、その約束事を鷹明は承諾したのか?」
「そうよ!ねぇ~鷹くん(ニコニコ)」
「鷹明、まことか!」
「・・・・友親。言うな。」
余談
「鷹明。おまえ、大変だな!まぁ、惚れた弱みだな。」
「友親。おまえは自分の心配をしろ。楓殿は凛から約束事を聞かれた。と言う事は?」
「・・・・・・・マズイ。」
「そうだ。楓殿はきっと凛の真似をするぞ。」