やっと妊娠9ヶ月。
年が明けて私は今、妊娠9が月になった。
ますますお腹が大きくなって、立ったり座ったりが困難。
だから、萩さんと華ちゃんが私のサポートをしてくれるから嬉しい。
本当に、妊娠すると凄くお腹が膨らむものなのね。
私は、冬に大きなお腹になっているけれど、これが夏だと想像もできない!
きっと、汗まみれで生活しているのよね。
冬もイヤだけど、夏よりはまだマシなのかな。
やっぱり、春か秋に産むほうが良いのかも。
それから赤ちゃんの胎動も凄くって私のお腹を蹴るのよ。
「赤ちゃんが生きてる!」って実感があるわ~~!!
今は1月。相変わらず寒い。雪降りの日も多くなって庭の木なんか雪で覆われて見えないのよね。
出産は2月。冬の中でも一番、寒い季節に産むなんてね。もっと考えたら良かったわ。
鷹くんは相変わらず子供の名前に一生懸命に考えてくれている。
「子供は男でも女でもどちらでも良い。」とは言ってくれているけど、本当は男の子が欲しいんじゃないか?と思ったりするのよね。
勿論、萩さんは「桐家の跡取り様で御座いますから、なんとしても北の方様には男子をお産みいただかなくてはなりません!!」とすごい勢い。
もし、女の子だったら萩さんはどうするんだろう?
きっと「次は何卒、男子を!!」と言われ、私は男の子が出来るまで産み続けるのか?
子供の名前なんだけど、男の子の場合は鷹くんが考えた名前で良いけど、女の子なら私が付けたい。
だから女の子の名前は内緒で考えている。
この世界は女の子の場合、漢字一文字か〇子ってつくのよね。
だから、私の世界のような名前は付けても良いのか分からない。
例えばさ、エリカ、マリア、カンナとかカタカナ文字なんかもってのほかだわ。
もし、私が出産した時に雪が降っていたら・・・・「雪」?ゆきちゃんか~~~。
雪って漢字を二文字にすれば「柚希」「由樹」でも、ひらがなでも可愛いわよね。
だけど、親の名前を一字づつ取ったら鷹明だから・・・・・女の子に鷹ってね~~~鷹の漢字は男の子みたいだし。明ねえ・・・・平凡!
じゃあ私は凛。・・・漢字一文字だったわ。
ひらがなだと「た・か・あ・き・ら」と「り・ん」
「りんか」「かりん」「きらり」・・・「きらり」は却下。
「りんか」「かりん」はなかなか良い名前よね。
じゃあ漢字だと「凛歌」「凛香」「加凛」「佳凛」・・・・漢字が難しいのはダメだし。そう言って簡単な漢字だとなぁ~~~
ホント!子供の名前は難しいわよね。
鷹くんはどんな名前を考えているんだろうね?
「凛。どうした?先ほどから笑ったり難しい顔をしたりして。何か考え事か?」
「鷹くん。子供の名前を考えた?」
「今、考えているのだが難しい。」
「私、女の子の名前なら考えたよ!」
「女?凛、もう女だと分かったのか!」
「まだ。だけど女の子の名前は私が付けたいの。お願い!でも、男の子なら鷹くんが付けてくれたら良いんだし。」
「・・・・凛、女ならどの様な名前だ。」
「一応、『りんか』と『かりん』と『ゆき』初めの二つは私と鷹くんの名前が入っているの。『ゆき』は、もし私が出産した日に雪が降っていたら付けようと思うの。」
「ゆき。ゆきは良い名前だ。だが、かりんとりんかの漢字はどの様に書く?」
「りんは二つとも私の『凛』。『かりん』の「か」は「加わるの加」。『りんか』の「か」は「にんべんに土が二つ」ねえ、どう?」
「りんかの「か」は俺の「たかあきら」の「か」か。俺の字は一つしか入ってないぞ。それなのにお前の文字が二つもある!これは却下だ!」
「・・・・鷹くんって大人げないわ~~~!もし、男の子なら全て鷹くんが決めて良いって言ってるでしょう!女の子の名前は私に付けさせてよ!!ズルイわよ~~~!」
「・・・・分かった。女子の名前も2人で考えよう。」
「ねぇ、ねぇ。男の子の名前は考えた?」
「いや。難しくて、そう簡単には付けられない!」
「でも、一応、候補はあるんでしょう!」
「・・・・まだ無い!それに凛の出産まであと一月以上はある。その間に考える。」
「じゃあ、カッコイイ名前にしてよ!鷹くんのような名前に。」
そして、鷹くんは自分の名前の由来を話してくれた。
なんでも、「鷹」っていう漢字は1人でも生活できるように。「明」は「未来」だって。
鷹明を直訳すれば「1人で明るい未来を作る」っていう意味なのかな。
または「強い子で明るい子」って言う意味なのか分からないけど。
私の世界は名前の当て字が多いけど、今、こうやって夫婦で名前を考えるってのも良いものよね。
そして、関係ないけど萩さんや華ちゃんまでもが名前を考えてくれている。
それも、全部、男の子の名前ばっかり。
笑っちゃうよね。
ちなみに聞いたら、萩さんは「鷹義」華ちゃんは「鷹惟」
やっぱり、鷹くんの漢字を使いたがってる。
そして、私の字は?って聞いたら二人ともが「凛様の漢字を使うと小さな凛様が二人おられるようで大変で御座います。」だって。
どうしてかな??
来月、私は臨月です。
安産のためにも廊下の雑巾がけでもしようと思っている。
だけど、まだ赤ちゃんは私の胃のあたり。
まだまだよね。




