表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/32

妊娠6ヶ月頃?

私は妊娠6ヶ月?になりました多分。

お腹も少しは出てきて、やっとお母さんになるんだ!と実感してきています。

そして、萩さん達。屋敷の女房さん達はますます賑やかに騒いでいます。

産むのは私なのに。だけど、皆に祝福されて嬉しい~~!!

萩さんに聞いたのだけど、鷹くんは今から赤ちゃんの名前を考えているらしい。

鷹くんは私には何も教えてくれない。でも、まだ早いんじゃない?

そして、私の悪阻もほとんど無くなり食欲は旺盛になった。

本当は妊婦さんはあまり肥っちゃいけない。


「北の方様!もう少しお食べ下さいませ!なんせ2人分の栄養が必要で御座いますから!」


「萩さん。良いのよ。あまり妊婦が肥えたらダメなのよ。」


「・・・・?・・何故で御座います?」


「だって、産む時が大変だと聞いているから。」


「誰が、そのような事を仰ったので御座いますか?」


「私の世界のお医者さん。」


「月の世界には医師様がおられるのですか?それも吾子様の!」


「そう。私の世界では『産婦人科』って言う病院があるのよ。吾子を産む専門のところ」


「まぁ~~!!さすが、月の世界で御座いますわね!では、その医師様は何と仰っておられるのですか?」


「私の友達から聞いた話しなんだけど、体重・・体の目方が7キロほどかな?まぁ、あまり肥えてはいけないって教えてくれたわ。産むときが大変なんですって!」


「・・・・?そうで御座いますか。わたくしも吾子を産んでおりますが、そのように肥えると言う事は無かったで御座いますけれど。」


「萩さんは妊婦の時でも仕事はしていたでしょう。だから肥えなかったのよ。でも、私の場合は食べて寝ての毎日だもん。肥えたくなくても肥えてしまう。」


「大丈夫で御座います。北の方様はそれでなくても、か細くいらっしゃいます。わたくしは逆に心配しておるのです。」


「大丈夫よ!これからきっと肥えると思う。それにお腹も、もっと出てくるしね。」


現代の妊婦のあり方を説明したって分かって貰えない。

まぁ、この世界の食生活やその他を見ていても「肥える」って事はないかも。

だけど、私は悪阻の時に肉ばかり食べていたようにも思うし。

きっとカロリーも高いはず。私が食べていた肉は何の肉は分からないけれど、美味しい。

味付けは私の要望で塩だけでシンプルだったんだけど、牛ではないことは確か。

弦さんは特別な肉だと言っていただけに本当に美味しかった。

今、悪阻も治まりつつあるから普段の食材も食べられるようになった事は良かった。

妊娠6ヶ月っていったら、安定期かな。もう流産の危険も確か無いはずだけど。

なんせ、私は初めて子供を産むもんだから出産体験をした友達の話しだけが頼りなのよね。

彼女、何て言っていたっけ?

・・・・適度な運動もしないといけないって、確か言っていたような気がする。

適度な運動か~~~~。

確か、ウチのお婆ちゃんは雑巾がけと安産のためにトイレ掃除って言っていた事があるのよね。

そうそう、友達が食パンを食べ続けていたら色の白い子供が産まれるって言っていたのを思い出したわ。

だけど、食パンを食べるだけで色白の子が産まれるなんて信じられないけど。

まして、この世界に食パンなんかあるわけ無いし!


それから、今は10月。

秋といえば芋。サツマイモ。焼き芋の季節なんですよね。

女の子は焼き芋がみんな好きだと思う。

焼き芋を思出だしたら、食べたくなるじゃないの。

でも、この世界にサツマイモってあるのか?

ジャガイモ、小芋はあるけど。長年この世界で暮しているけど未だかつてサツマイモは見たことはない。

・・・・食べたい!

鷹くんにお願いして蜜柑の時のように幻でも良いから出してもらいたい!

だけど、サツマイモって鷹くんはどんな芋か知ってるのだろうか?

・・・・・私、上手く説明できない。

私は色々な思いにふけっていたら萩さんが「北の方様!!なんて所におられるのですか!冷えますでしょう!!もっと御自分を御自愛して下さいませ!!」


「・・・・・すみません。萩さん。」

そうなんですよね。妊婦は冷やしたらいけない。

だけど、部屋の中にいるんだよ!如何すれば冷えないのか教えて欲しいわよ!!

それにこの屋敷の造りは純純和風。障子、襖は全く無い。あるのは御簾のみ。

御簾って夏は涼しいけど冬は凄く寒い。この季節になったらボチボチ北風も入って来る。

それに、それによ!ビックリしたのが、皆さんは足袋を履いていない!素足です。

考えられない習慣!私は靴下が欲しい。タイツも欲しい。

今はまだ良いけど、この冬をどう越そうかと思い悩むわ。

靴下を作る気力、体力もないしね。

・・・・・・!そうだ、私、レギンスを持って来ているじゃないの!!

思い出しました!今はあまり開けなくなったスーツケースの中にあるはず。

早速、華ちゃんと一緒に部屋に行ったの。


「北の方様。その箱を開ければ宜しいのですね。」


「そう。多分、その中に黒や紫のレギ・・・・水浴びをする時に穿いたハカマのような物が入っているはずなのよ。探してくれる?」


「ハイ。でも北の方様、久しぶりで御座いますわね!この箱を開けるのは。わたくし、またこのように箱を開けることが出来るなんて幸せで御座いますわ♪コレで御座いますか?」


「そうそう!ソレよ!有るだけ全部ちょうだい!!」


良かった~~~!

これを穿けば少しはマシなはず。

やっぱり!暖かいわよね~~~♪

でも、今は良いけど来月はムリだわ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ