何しに来たのか?初音さん。
「お義姉さま~~!お義姉さま~~~!」
誰?その声は・・・・初音さんだ~~!!何しに来たんだ?
「お義姉さま。お聞きしましてよ。吾子様が出来たのですね。おめでとう御座います。」
「・・・・・・有り難う。初音さん。ところでどうしたの?」
「わたくしがお祝いを言いに来てはいけないので御座いますか!」
「いいえ、初音さん。よく来てくれたわ~~!嬉しい!」
(今日のお義姉さま、少し御様子がおかしい・・・)
「お義姉さま。悪阻がきついとお聞き致しましたが如何ですの?辛いですか?」
「そう。酷い悪阻なの。それに今、季節に無い物が食べたくなったりして大変なのよ。」
「そうなので御座いますか。本当に悪阻がきついので御座いますわね。大丈夫で御座いますか?」
「まぁ、日によって食べたい物が変わるから厄介なのよ。それに・・・・ウッ!・・・」
「お義姉さま!大丈夫で御座いますか?」
「・・・・鷹くんがこっちに来るわ。」
「・・・何故、分かりますの?」
その時、鷹くんは私の部屋に初音さんに会いに来ました。
やっぱり・・・・男の人を見ると私の悪阻の酷さはピーク!
「初音!こちらで話そう!」
「?・・・兄上さま。何故で御座いますか?」
「いいから!こちらに来なさい。初音!!」
「・・・・はい。」
鷹くんは私に気遣って初音さんと違う部屋で話されています。
有り難う!鷹くん。
そして、私が男の人を見ると悪阻が酷くなる説明をされてから初音さんが部屋に戻って来られました。
「・・・・・お義姉さま。お話しは聞きました。大変ですわね。この屋敷の男子を部屋から遠ざけておられるそうですね。」
「そうなの。鷹くんには本当に申し訳なく思っているの。でもね、こればっかりは仕方が無いから。」
「お義姉さま・・・・お可哀想に。わたくしは、お義姉さまのお役にには立ちませんか?」
「ど、どうしたの?初音さん。急にそんな事を言って。」
「お義姉さまの吾子さまはわたくしの甥か姪になるのですもの。だから、わたくしも何かしたいのです。」
「・・・・・・・有り難う。初音さんの気持ちだけは貰っておくね。でも、何もしてほしい事は無いから。良いのよ。時々、話し相手になってくれたら私も嬉しいから。」
「お義姉さま・・・・・月の世界のご両親様にはお知らせしたので御座いますか?」
「ヘッ!月の世界・・・・し、知らせたわよ。」
「良かった~~~!わたくしは、未だかと思っておりましたの。だから、わたくしが月のご両親様にお知らせしなくては。と思いましたのよ。」
「・・・・・有り難う。初音ちゃん。ところで、初音ちゃんは未だなの?吾子ちゃんは。」
「はい。未だで御座います。・・・・直哉さまは何時もお忙しくて・・・」
「そうなの。でも、旦那様が忙しいっていうのは良い事よ。男は仕事が一番だからね。」
「・・・・そうで御座いますが、あの、お義姉さま。吾子様は何時、お生まれですか?」
「そうね~~~来年かしら?多分、2月・・・如月頃かな。」
「如月ですか。また、寒い時にお生まれになりますのね。」
「仕方がないわよ。私だって妊娠していたなんて知らなかったんだもの。」
「まぁ~~天からの知らせは無かったので御座いますか?」
「天?・・・天って?」
「まぁ~~いやですわ~~!お義姉さまったら!吾子は天からの授かりものですのよ。そのような事も知らなかったので御座いますか!」
「・・・・初音ちゃん。あのね、吾子は天からの授かりものじゃなくて・・・ちょっと耳かして」
「何で御座いますか?」
「初音ちゃん、ゴニョゴニョ・・・・という訳で吾子が授かるの。分かった?」
「・・・・・(ポッ!)ほ、本当で御座いますか?わたくし、初めて聞きました。」
「初めて・・・・じゃあ、直哉さんとは?」
「わたくし、そのような事は直哉さまとはした事は御座いません!」
「じゃあ、吾子は授からないわ。ところで、直哉さんって何歳なの?」
「直哉さまで御座いますか?直哉さまは17歳で御座います。もう、元服も迎えた立派な成人男性ですが。」
「17歳!!・・・・じゃあ、これからだわ。初音ちゃん。」
本当にビックリよ!旦那さんが17歳って・・・まだ、子供じゃないの。
じゃあ、初音ちゃんは何歳なのよ。まさか・・・16歳って言うんじゃないでしょうね!
初音ちゃんって幼いんだか、ませてるんだか分からんわ。
この世界って子供同士の結婚ってアリなの?
でも、初音ちゃん。何しに来たの?何時もイヤミは言ってないわよね。
まぁ、興味があるんだろうね。もう直ぐ「オバサン」になるんだから。
でも、鷹くんと言い、初音ちゃんと言い、どうして子供が天から授かるのかこっちが聞いたいわよ。
変な兄妹!!




