表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/32

新婚旅行に出発です。

チチ~~チュン~~チ、チュン、チュン~~~~~バサバサ・・・


「北の方様。北の方様、朝で御座います。起きて下さいませ。」


「・・・・・・・・・・・」


「北の方様。今日は出発で御座います。」


「・・・・・!そうだ!!今日だ!」


「おはよう御座います。皆、準備が出来てございます故、早く朝餉を。」


「萩さん!萩さんは今日、私達と一緒に行ってね。お願いだから。」


「はい。勿論で御座います。」


「ありがとう!!良かった~~!!」


良かった!!萩さん達も一緒に行ってくれるって言ってくれた。

鷹くん、今朝早くに萩さん達に頼んでくれたのかな?

嬉しい!ありがとう。鷹くん。



まぁ~~!何て事で御座いましょう!北の方様がわたくし達と御一緒に行きたいと申されました。

それに、北の方様はわたくし達と一緒だと言って抱きつかれたので御座います。

わたくし、このように嬉しい事は御座いません!

さすが、わたくしの主でいらっしゃる凛様。わたくしは凛様となら何所へでもお供致します。

そして、わたくしは何て幸せ者なのでしょう!!


私が朝ご飯を食べようと部屋に行くと鷹くんは私を待っていてくれた!

「おはよう!鷹くん。ありがとう~~~!萩さん達に話してくれたんだね。(ニッコリ)嬉しいかった。ごめんね。いろいろ言って。」


「もう、良い。それより早く食べないと置いて行かれるぞ。」


「ハイ!!」


本当に・・・コイツは単純なのか複雑なのか分からん。

だが、朝からこのような満面の笑顔が見られたからまぁ、良しとしなければ。



やっと、やっと新婚旅行に行けます。

行きは牛車。でも、こうして鷹くんと差し向かいでなんて、少し恥ずかしいのよね~~。

それにしても、ここまでの過程は大変だった。

あら、鷹くんは寝ている?まぁ、私が夜遅くまで引っ張っていたんだのも。ムリはないよね。

わたしは分からないのよ。鷹くんって何時ごろ寝て何時起きるんだ?

鷹くん、寝不足なの?ゆっくり、寝て下さいませ。

そして、暇な私は北山に着いたときの事をあれこれと考えていた。

これが楽しいのよね~~~!

そうそう、咲ちゃんと楓ちゃんにもお土産を買って帰らないとね。

私達、3人の友達の証としてお揃いが良いよね。

でも、友くんや康くんの分も買わなければならないのか?

ちょっと待って!じゃあ、上司のお土産も買わないといけないんじゃないの?

どうせ、帰ったら参内するんだし。鷹くんの上司でもあるわけだし、妻の私が手配しなければいけないよね。私の頭の中では、上司の機嫌が良くなる=主人の出世=妻の勤め。違う、違う。妻の勤め=上司の機嫌が良くなる=主人の出世・・・・?まるでトライアングル。

まぁ、鷹くんが出世するのも妻の腕しだいって事よね。


フフフフ・・・・新婚旅行か~~!

楽しみだったのよね。一応、まだ新婚だし、手を繋いで近くに散策っていうのも良いなぁ~~。

一度、鷹くんにご飯を食べさせてあげたかったのよ。「鷹くん。あ~~んして。」とか言って。

鷹くんも「お返しだ。あ~~ん。」なんて。キャアー!!恥ずかしいじゃないの。

もしかし、もしかしてよ、子供が・・・なんて。ヤダ~~!もう、恥ずかしい~~~!!



凛。さっきから何を1人で騒いでいる。

気持ち悪いヤツだ。急にニヤニヤしてるかと思うと、顔を赤くして両手で顔を覆っている。

なんだコイツは?



「凛。どうした?何か気になる事でもあるのか?」


「鷹くん、起きたの?」


「俺は寝ていない。目を瞑っていただけだ。」


「なんだ、寝ているとばかり思っていたわ。鷹くん。今日は本当にありがとう。それに萩さん達にも話してくれて。私、凄く嬉しかったの。」


「そうか。それは良かった。」


凛は凄く機嫌が良い。車の外を眺めている凛ははしゃぎながら「コレな何?アレは?」と俺に楽しそうに聞いてくる。

凛がこのまま四日間、今のままでいてくれる事を祈る。


そして、途中で私達はお昼ご飯を取りました。

弦さんが作ってくれたお弁当を外の景色を見ながら食べたの。凄く気持ちが良い上に美味しい!

やっぱり、弦さんも来てくれてありがとう!

私は後片付けをしている弦さんにお礼を言いにいったの。


「弦さん!美味しいお弁当をありがとう~~(ニッコリ)そして、私達に付いて来てくれて本当に嬉しい。ありがとう!!」


凛。俺は心が痛い。弦や萩にそのように礼を言うのは止めろ。

俺は彼らには何も言っていないのだ。


そして、私は思っていたよりも早く北山に着いた。

暇だと思っていたけど結構、楽しかったわ。牛車ってこんなに楽しいんだ~~。

鷹くんともゆっくり話せるしね。

今更ながら鷹くんが牛車で行こうっていう理由が分かった。こんな事が出来るって事だったんだ。

多分、今の時間は夕方の4時頃かな?

北山って高台にあるから、都がよく見える。隣の山は比叡山?

・・・・・!北山。鞍馬ってここの近所だっけ?あの有名な、源義経が住んでいる場所じゃないの~~

私がトリップした時代と義経がいた時代が同じなら・・・・出会えるチャンスありかも。

まぁ、ありえないけど。ああ~~~!!ロマンだわ~~~!!

そして、日もドップリ暮れて回りは真っ暗。

北山の別荘も勿論、暗い。部屋の中はローソクだけ。

部屋が暗すぎて夕飯のおかずは何を食べたのか分からなかった。ごめんね。弦さん。

夕飯後、萩さんや華ちゃんに急かされて就寝。

気が付くと朝。きっと、昨日は心身ともに疲れていたんだと思う。

私は昨日はきっと早くに寝たんだ。今日は朝から元気。

鷹くんはまだ寝ている。だから、私は華ちゃん、武さんを連れて回りを散策に行ったの。

歩いている時、武さんと華ちゃんを見たら、凄く楽しそう。

そりゃそうよね。屋敷では緊張して仕事をしているもん。こんな時にでも命の洗濯をして貰わないとね。今後、屋敷に帰ったとき私のために協力もして貰わなければならないんだし。

そして、私達、楽しくお喋りもして別荘に着いた。

武さんは私達と話す事に恐縮していたけど。不思議な人です。

そんな楽しい日々を過ごして旅行もあと1日。


「鷹くん。アッ!というまだったね。楽しかったわ。鷹くんともいろいろな所へ行けたし。ありがとう。」


「良かった。俺も楽しかった。」


「ねえ、今日で最後でしょう。2人で何処か行かない?何所でも良いのよ。鷹くんと2人だけで行きたい。」


「そうだな?では凛に見て欲しい所がある。」


そう言って、私達は鷹くんが行きたがっていた所に出かけたの。

何故か、歩き。

そして、鷹くんが行きたかった所・・・・・ここって竹林。

何故、竹林を私に見せたいの?鷹くんが見たかったの?まぁ、立派な竹林だけど。

鷹くん。急に悲しそうな顔になって私を見るの。

私はさ、何故、悲しそうに私をみるのか分からなくて鷹くんの様子を見ていた。

すると、鷹くんは私に訳の分からない事を言い出して、思いっきり肩を掴れるわ、抱きしめられるわでビックリよ。

私はその時、きっとポカンとした顔をしていたと思うんだけど、鷹くんは私が泣いているように見えたらしいのよ。私は「何?この人は、いったいどうしたいの?」と言える訳が無いじゃない。

鷹くんは独り事のように「凛。何所へも行くな。行ってはならぬ!」と何度も言ってるけど。

私は今更、何所へも行けるはずがないじゃないですか!だって、現代に戻れないんだもん。

いまさら、何を言うのか。「バカじゃない!」って思わず声が出そうななったわよ。

そして、鷹くんが行きたかった所ってココ。私は「かぐや姫」でもないのに、信じているんだろうか?

私はかぐや姫ではない。現代人。

私と鷹くん。長い時間を過ごしているからきっと私が現代人とかぐや姫と混乱しているのかもしれない。

この人、しっかりしているわりには・・・・・分からない方です。

いったい鷹くんに何があったんだろう?

この人、結構、性格が複雑そうだから私には変わった人にしか見えない時もあるのよね。

そして、私は鷹くんに「鷹くん。私はどこへも行かない。鷹くんとずっと一緒にいるよ。だって、鷹くんがいない生活って考えられないんだもの。」

鷹くんは感極まる?っていうのか私を力いっぱい抱きしめてくれた。

正直いって、苦しかった。

別荘へ帰る途中、念願だった「恋人繋ぎ」をして帰りました。

最後の夜は・・・・・勿論!口では言えないけど、アッハッ~~ンな夜だった。(ポッ!)

そして、帰りは令に頼むはずだっんだけど、牛車で。

私達が乗っている牛車を傍から見た人にはきっとハートマークだらけだったと思う。

もしかして、子供が出来ているかも・・・・・。


楽しかった~~~~!



凛。俺は新婚旅行がこんなに楽しいものだとは思わなかった。

凛。俺を見捨てないでほしい。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ