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一応、新婚です。

凛と旦那様の鷹明さまの新生活のスタートです。

どんな家庭?どんな夫婦になるんでしょうね?

私はこの世界にタイムトリップしてしまった元OL。

そして、私を拾って頂いたご主人様と無事、結婚をしました。

でも、お互いが生まれた時代、生活習慣の違いがあって凄く大変なんです。

特に考え方の相違。

私は男女平等。旦那様は男尊女卑とまではいかないけれど、男が偉いと思っている大馬鹿者なんです。

だから、毎日が言い争い。でも、旦那様が好きだから私は旦那様の良き妻になろうと日々、頑張っているんですがね。


だけど、結婚したものの暇なのです。

食事や掃除は屋敷の下女房さんが全部やってくれるし、私が何しようとすると「北の方様!止めて下さいませ。」と直ぐに皆が駆け寄って来る。私は如何すればよいのか!

食っては寝て、食っては寝て・・・こんな毎日を過ごしていたら確実に肥る!

そして、旦那様の朝の出勤は早い!普通では考えられない。多分、4時~5時!?

勿論、私は寝ている。そら、初めの頃は起きて見送っていたんだけどね。夜行性の私には所詮無理な事。

まぁ、この世界に来てからは夜も早く寝るようにはなったものの、今までの習慣が身についているから難しいのよ。だから、帰宅は早い。それも、ものすご~~く早い。2時~3時には家にいる。

たまに私は昼寝タイム。独身の時は鷹くんが何時寝て何時起きるのかは疑問だったけど。

これを毎日となると私の体のリズムは壊れるわ、体力は劣るわで敵わない。

だから、運動したい。凄く運動がしたい。ダイエットのためにも。

多分、私が何か始めると屋敷の皆さんは「凛様~!」と言って走って来られるから私は誰にも分からないような運動を考えました。

それは「ダジオ体操」これなら庭の隅っこでも出来る。

雨が降れば部屋の中だって出来る。最高の考えですよ。

早速、明日の朝から始めたいと思う。


「・・・・おはよう。鷹くん。いつも早いね~~」


「おはよう。・・・・凛。どうした?今日は早いな。」


「そう。私、今日から自分の体の為に体操をする事にしたの。フフフフ・・・・」


「体操?どのようなものだ?」


「簡単なのよ!腕はこうやって、足はこうやって。」


「そのようなものが体操か?」


「鷹くんも一緒にやる?朝から気持ちが良いよ~~!」


「では、ご一緒に。ラジオ体操、第1始め!せ~の。タン・タタタタ~タ~ン~タンタタタ~ン・・・・・」


「・・・・凛。体操をするためには歌と音楽も必要なのか?」


「決まってるでしょう!!次は第2もあるから!」


「凛。俺はもう行く!時間が無い!」


「じゃあ!鷹くん。今日帰ってきたら私がこの体操を教えてあげるわ。(ニッコリ)」


凛。俺達が婚儀をしてから一ヶ月が過ぎた。


だが、凛。おまえは変わらん!


少しは妻らしくなったと思ったが俺の勘違いだった。



今日は爽快!朝から旦那様とラジオ体操。


朝から会話も出来たし、今日の昼からの予定も立ったし、私はダイエットが出来るし。

これって一石三鳥じゃん!!

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