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異世界で魔王の妻になりました  作者: 月 日向
第一章
4/28

3 求婚されました

本日三度目の投稿です。

……………は?

今、この人なんつった?


「あの、今、なんとおっしゃいました?私の聞き間違いじゃなければ、結婚してほしいと言われた気がするんですけど……?」

「その通りだが何か?」


あれ?肯定しちゃったよ!?いいの!?こんな色気とかへったくれもない女で!!

しかも私彼氏いない歴=年齢の恋愛経験0の女だよ!?

この人ほんとに頭大丈夫!?


「なんだか今、とても失礼なことを考えなかったか……?」


いけない、平常心平常心。

それにしても、ほんとに私?まさか目が悪いんじゃ……。


「私は愛美がいいのだ。今は好きじゃなくても良い。いつか好きになってくれればいいのだからな」

「でっ、でも!私、本当に色気のない女ですよ!?彼氏もいたことないし、恋愛経験もないし!しかも貴方と私じゃ釣り合いませんよ!」


どこの誰かは知らないけど、彼は服が汚れていたりしていないし、清潔なので、きっと偉い人の子供とか実際に偉い人だと思う。態度もちょっと偉そうだしね。

それに、もしそんな偉い人じゃなくても無理。こんな顔のいい人は無理。

彼の顔は整っていて、黒色の髪は私の髪とは違い夜を閉じ込めたような色。そんな彼の瞳はルビーのような血のような赤色で吸い込まれそうになる。

こんな顔のいい人とは絶対無理!


「しかも、貴方は顔がいいです。だから平々凡々な私の顔じゃ釣り合わないんですよ。他の人をあたってください」

「関係ない。私が愛美がいいと言えば、それでいい」


よくない!私がよくない!そりゃあ彼はいいかもしれないけど、私は全く良くない!

でも、求婚されてすぐにお別れっていうのもなあ、とも思ってしまったのは事実。

しかも私はこの辺のことを全く知らない。なら、彼の求婚を受け入れる方がいいだろう。

どうするか……。もういいや!やけくそだ!もう!


「……分かりました。結婚しましょうか」

「!!!……ありがとう!!」


そう言って笑った彼の笑顔は喜びを全面に表していて、この笑顔には叶わないなと思ってしまったのは秘密だ。

読んでくださってありがとうございます。

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