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爆縮と体温の機知(11)

青空教室

雲の端の消え行く白を

馬鹿みたいに眺めている

濃くて大きな白色なんて

興味が無い

存在があるものが

延々と消えていくのを

どんな消え方だろうかと

題名を付けながら

楽しく見ているのだ


空の物事を

地上にもってくると

地上の物事も

同じように見てしまう癖が付く

どんな消え方だろうか

感情も倫理観も道徳も

1ミリも無い

ただの現象として観察するだけの

美しい世界に見える


目の下に隈のある人間を見れば

その後の空想を始めて

買った物が包丁であれば

新しい要素として

空想の中に練り込んでいく

あの存在の中にあっただろう

自分という形は

今は何処にあるのだろう


千切れた雲のように

ゆっくりと

端から消えていくのか

真ん中から消えて

爆散した模様になりながら

消えていくのか

分からない

空想は空想である


現実に居る人間から

違和感がもたらされたから

なんとなく

出来上がった空想でもある

心配とは別物の

纏っている空気から探知する

彼が他人に与えた自分である

あの包丁は

適切に使われるだろうか

誰にとって

とは問わないが






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