21-9.【EFO】ボルグ遺跡をぶっ壊せ! - サザンクロスチャンネル
「っしゃあ来たな!」
「まあ、予想通りだな」
『おはきょう!』
『おはキョウ』
『タイトルかっとばしてんなww』
『タイトル草』
『予想通りなの?』
「御影石で蝕が封印できるわけねえだろ!!!」
『みかげいし?』
「花崗岩を建材として扱う時に、御影石と呼ぶことがあるんだ。兵庫県の花崗岩の産地の地名に由来するんだが、字面がな……」
「ぜってえ違うって分かってたんだけどさあ!クエスト起動俺達じゃないから遠慮してたんよ!あ、みんなおはキョウ!」
『おはキョウ~』
『おはようございます(強弁)』
『リーダーの貴重なおはキョウ』
『それ先生に伝えなくて大丈夫だったん?』
「先生なら気付いていただろう?」
「それな。ありがとうって言われたよ?」
『言われたっけ?』
『言ってた?』
『裏で言われたんじゃなくて配信で?言ってた?』
「ほら、クエスト開始すぐにドーラ鉱山で会った時に」
「最初に気付いたのもクエスト順通りでいいと言ったのもセリスなので、お礼はセリスにと伝えた、と思う。多分」
『セリスにどーぞって言ってるやつ?』
「そんな感じで言った気がする」
『え、これそういう意味なん?』
「そういう意味そういう意味。さーてボルグ遺跡!みんなで頑張って作ったやつぶっ壊しに行きますか!」
「そうだな。さっさと壊して書物を持ち出さないと、またゾンビが溢れる」
「っし、行くぜ!とりあえずこっちのメンバー紹介な!俺!ロイド!セリス!ぽんすけ!グライド!ボタニカ!以上!」
「おはようございますかっこきょうべん、よろしくお願いします」
「どもどもー」
「どーも、琥珀の窓で俺視点も配信しますんで、よろしく」
「ぞんびやだぁ……」
『お、グライドパラディンだ』
『ボタニカwwww』
『ピンクセリスちゃん槍なの?』
『一人超嫌がってて草』
「今回は破壊ミッションなので攻撃もできるパラディンで来ましたっす」
「あ、実は今槍を練習していて。ちょうどいいので実践で色々試します。今日は武器チェンジの予定はないので装備画面も仕舞っています」
「やだよぅ……採掘行く……」
「っし、行きますか!」
『wwww』
『リーダーwボタニカいいの?ww』
『ぼたちゃん泣いてない?w』
「ホラゲーじゃないからへーきへーき」
「まあ、本当に無理そうだったら無言で落ちてもいいからな」
「落ちます」
「少しくらいは付き合ってから言ってくれ」
『草』
『可哀想wwww』
「はい来ましたボルグ遺跡……ごめんまだ遺跡じゃなかった、なんだっけ名前」
「ボルグ封止殿だな」
「新品の建物を遺跡とは呼ばないっすね」
「よっと」
「既にちょっとゾンビ溢れてますね」
「やだやだやだやだだだだ、おうちかえるう」
「ちなみにボタニカのこれはバフがちゃんと発動できてる間は大丈夫です」
「だ、大丈夫なんでしょうか、本当に……」
「大丈夫なわけないけど!?」
『実際まだ行ける』
『いつものだから大丈夫』
「壁のちょっと光ってるとこが破壊箇所かな」
『そうだよ』
『結構硬いから頑張って』
「さて、ではここでぽこぽこからかっぱいできたこちらを用意します」
『かっぱいできたww』
『なんそれ』
「みんな大好きジョークグッズ、爆弾で~す」
「なしてぽこはあんなに爆弾沢山持ってたの?」
「……無卿が先に結婚したのがよほど悔しかったらしい」
『それは草』
『wwwww』
『それで爆弾なんて作ってるからモテないんだよwwww』
「2年くらい前なのに擦ってんなあ」
「え、えーと……爆弾、効きますかねえ?」
「ま、試すだけならタダ。そーれ、発破ァ!」
『たーまやー』
『おー!』
『まじかよw』
「いっちげきぃ!」
「……爆弾、本格的に量産してもらうか」
「一応ギルチャには書き込みました」
「量産が終わる頃には普通に壊し終わってそうだけどね」
『今から量産じゃ間に合わんかなー』
『まぁ二回目がないとは言えねーし』
「さて、爆風にアクティブ化判定があったみたいです!」
『おいwwww』
『ゾンビパニックで草』
『全部つぶしとけよー』
「え、みんな知らんかったの?」
「むしろぽんすけ知ってたん?」
「初期からある仕様だよ?レベリングに使ったでしょ?」
「使ってねーすっねえ」
「爆弾の実装が3ヶ月頃だから、その頃には俺達はそもそもレベリングをしていないな」
「あー……バージョンの壁か……」
「モンスター呼ぶのも、レンジャーがいるなら雨弓使うしな」
「あと半年アプデで誘獣香が実装されたから…」
「じゃあほんとに3ヶ月だけ使われてたのか。まじでバージョンの壁ってか、谷じゃん」
「爆風で敵呼んでまとめて倒す気なんだと思ってた」
「珍しくぽんすけの方が先読み出来てるのに読み自体はスカしている悲しさよ」
『そんでやっぱみんな強いね』
『この程度じゃおしゃべりの邪魔にもなりませんか……』
「セリスちゃん、次右」
「はいっ」
「その後正面」
「っ、今のはどこでわかりますか!?」
「敵の動きが右に避け気味だったから、やや左から来る」
「避け気味……」
『お、ぽんすけ解説回?』
『よけぎみだった?』
『避け気味だった(ぽんすけ判断)』
「ここ何日かセリスが槍の練習してるっぽくてな」
「セリスは槍はあまり使っていなかったからな」
「槍ってか、立ち回り全般見直してるっぽいっすね」
『セリスちゃんゲームはまだ伸びしろがある感じ?』
『これ以上伸びたら本当にトラになっちゃう』
「トラにはならねーよw」
「次ちょっと多めに来そうだよ~」
「はいっ、え?それはどこからの判断ですかっ!?」
『ぽんすけの解説が全く分からん』
『お忘れかもしれませんが彼は団体戦総大将です』
「マップレーダー判断じゃない?」
「リーダー正解。正面の敵も大事だけど、レーダーもちゃんと見てね」
「あっ、あ、ほんとですね!すみません!」
「セリスちゃん落ち着けー」
「そうな。んー……セリス、ちょっと近い。スキル前にもう半歩下がろう」
「は、え?半歩?」
「最大打点距離からすこーしだけ近い、30センチくらい」
「うっ、すみません」
『本気の最大打点取ろうとすると槍はシビアよね…』
『リーダーこそセリスちゃんに近いぞ』
『ぽんすけもちょっとはなれろ』
「相変わらずっすね、なんていうか」
「ぽんすけも、指導だけではなく戦ってくれ」
「僕いなくても余裕じゃん」
「余裕なら二発目行くか。発破ァ!」
『発破ぁ!』
『はっぱぁ!』
『どっかーん!』
「……びっくり箱が爆弾第二弾を持ってくるそうだ」
「お、ならじゃんじゃか使ってくか」
『全部倒してるからなんも言えねえ』
『特別な訓練を受けています。良い子は真似しないでください。』
「まあ外でうち漏らし専門でぼちぼちやってるプレイヤー多いから、多少真似しても多分大丈夫だよ」
「ん、クエスト進行率30%だそうだ」
「お、結構早いね。行くか~」
『<スペシャルチャット>誰か震えながらバフと回復ちゃんとやってるボタニカを褒めてあげてください』




