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【書籍化準備中】「そんなの、ムリです!」 ~ソロアサシンやってたらトップランカーに誘われました~  作者: 高鳥瑞穂
十一章 トップファイターの呼び出し

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11-11.【EFO】何も決まんないからくじ引きしよう! - サザンクロスチャンネル

「おはようございますカッコキョウベン、サザンクロスのリーダーで~す」

「お、おはようございますかっこきょうべん、サザンクロスの、セリスです」


『おはきょう~』

『おはようございます(強弁)』

『おはきょう』

『セリスちゃんだおはキョウ~』


「はい、というわけで!匿名希望アサシンことセリスなんですが、すっっっっっっっっっごい量のファンコメント、ファンメール、共闘依頼、出演オファー誠にありがとうございますドリアンの他の業務が全てストップするレベルでしたぼちぼち勘弁して下さい」

「あの、ファンコメントやメール、拝読しました。色んな方が応援してくださっていて、とっても嬉しかったです」


『読んでくれたの!?』

『俺も送ったよ~』

『まじかよ俺も今から送るわ』


「ぼちぼち!勘弁!!してください!!!!」

「あ、あの!お気持ちだけで!本当にお気持ちだけで大丈夫です!ありがとうございます!」


『(どんだけ来たんだろう)』

『リーダーがここまで焦ってるのちょっとウケるなw』


「でですね、動画の出演依頼については内容とか吟味してこれ出るよ~ってのもうチョイスしたんだけど、純粋にEFOで一緒に遊んでみたいですっていう人がすっごく多くて」

「ちょっと、びっくりするくらい、多かったですね……」

「全く遊ばないってのもどうかなっていうのと、じゃあどうやって選ぼうかっていうので頭抱える事態だったんで、もうくじで決めちゃおう!ってなった!」


『思考放棄w』

『まあどれか選ぶんだったら無難ではあるよねw』

『お、じゃあ俺の適当に投げた共闘依頼にもワンチャンある?』


「全員にワンチャンあります!あ、もう送らないで!一旦締め切ります!締め切ったから!というか今からくじだから送られても反映ムリだから!」

『たった今二件来ましたけどもう反映できません(ドリアン)』

「ということで、はい、毎度おなじみくじ引きボール君です~」


『ちょっと待て設定の数字おかしいぞ』


「はい、クジは1~311まで設定してあります!311件の共闘依頼誠にありがとうございました!」

「昨日聞いたよりも増えてる……」


『くじ引き君、256以上にできたんだね』


「俺もくじ引きボール君にここまでの数字設定すんのは初めてだね!」

『2周年アプデの軽微なアップデートで、9999まで設定できるように変更されました(ドリアン)』


「ということで、セリス、どうぞ」

「え、あ、はい。じゃあ引かせていただきます」


『ドキドキ』

『ワクワク』

『くそ、知ってたら共闘依頼送ったのにっ』


「えいっ267です」

「267番267番…………"ベイクドモチョチョ"さん、当選おめでとうございます~」

「えーと、この後予定確認の連絡を送りますので、ご返答お願いいたします」


『8888』

『8888888』

『おめー』

『ざんねん』


「流石に今ご当人はいないかな。クジを公開するのは今回のみだけど、今後も多分セリスの共闘はする場合はくじ引きで決めることになると思います。本人の時間も少ないので、当選者は非常に少なくなる見込みです」

「フレンドやギルドの方とも遊びたいので、そこは、すみません」


『まー、しゃーない』

『ちぇー』


「さて、共闘相手も決まったところで――――本番のクジを引こうか」

「えっ!?」 ←何も聞いてない


『おや?』

『なんのクジ?w』


「はい、本当に、ほんっっっっっっっっとうに沢山のマデラン、プレゼントありがとうございます」


『wwwwwww』

『なるほどwwwwwww』

『俺も送ったわwww』


「最終的に、えーと……130本の麻痺特化マデランが、届きました」

「ひゃくさんじゅっ……!?」

「これだけ届いてるので、すみませんが未強化マデランについては既に送り返した」

「もっとあったんですか!?!?」


『あー』

『僕のマデランちゃん返ってきたから強化して送り直しました』


「そこまでしなくて良かったですよ!?」

「うーん、ガチがいるな。で、まあ流石にマデラン100本はいらないので」


『なんでやマデランなら100本あってもええやろ!?』

『そーだそーだ!』

『日替わりで色んな人のマデランを使おう!』


「マデラン!100本は!!いらないので!!!」

「私双短剣ツリー取ってないので、本当に一本で十分です!」

「はい、というわけでですね、誰のマデランを受け取るか、クジ、引こうか」

「え、あの……本当に引くんですか?」

「君が大会で大人しくニンカのマデラン借りてれば、こんな事にならなかったんだよ?」

「…………………はい、引きます」


『てれてれてれてれ』

『てれてれてれてれ』

『ごまだれ~』


「それ、よく見ますけど何の曲なんですか?」

「古いRPGの宝箱開ける時の音、の、空耳だね」

「へ~」


『もはやただの様式美で意味は誰も気にしてないという』


「なるほど~。あ、ええとすみません、じゃあ、引きます――56番」

「ほいほい56番…………え、56番?」

「え?はい」


『56番ですねえ』

『どうしたリーダー、早くセリスさんにマデランプレゼントしたラッキーボーイの名前を読むんだ』


「え、ごめんドリアン、これ細工ないよね?」

『ないですよ?不正防止に、リストは画像化しています(ドリアン)』

「う、うん……え、どうしよう、引き直す?」

「へ?ええと、とりあえず当選者のお名前教えていただけますか?」

『そうですよ、えーと56番は…………………………あ(ドリアン)』


『おいスタッフなんだその反応』


「え、えーと、じゃあセリス」

「はい」

「どうぞ」

「えっ!?」


『wwwwwwwwwww』

『なんでリーダーのインベントリから渡すんだよwwwwwww』


「リスト公開します、56番はここね――――"リーダー"」


『ちょっとまてwwwwwww』

『wwwwwwwwwwwwww』


「あの、ごめん流石に言い訳させて?」

「え、へ?は、はい?」


『言い訳聞きましょうかwwwww』


「"リストに俺も入れてたんだけど流石に選ばれなかったわ~じゃあこのマデランは視聴者プレゼントしまーす"っていう予定だったの。マジで、ホントに」


『1%は引くっていつも言ってるでしょ!?』


「ごめんて!」


『どうすんのよその残りの129本wwww』


「あ、えーと、送り返すので、送ってくれたみんなごめんなさい今度なんか埋め合わせ企画します」

「え、な、なんか、ごめんなさい」

『セリスは何も悪くないですよ、そこのすかぽんたんが悪いんです(ドリアン)』


『すかぽんたんwww』

『おい言われてるぞすかぽんたん』

『まったくこれだからすかぽんたんは』


「言い返せないタイミングで言うのやめろw」

「え、えっと、リーダーさん」

「ほいほい」

「これは、頂いていいんでしょうか?」

「もちろん」

「――――ありがとうございます、大切にします」


『(輝く笑顔に浄化されるリスナー)』

『くそ、セリスちゃんの笑顔に免じて許してやるよ』

『おい埋め合わせ企画ちゃんとやれよすかぽんたん』


「すかぽんたんやめろwちゃんとなんか別企画やるよw」

「他の送ってくださった皆様も、ありがとうございます。あとでお名前のリストだけ、ありがたく頂戴いたします」


『きゅんってする』

『イイコダナー』

『俺のマデラン受け取ってほしかったナ~』

『それナー』


「ごめんって……。というわけで、突発くじ引き配信でした~」

「本当に、ありがとうございました」

「それじゃー終了!オツカレサンシタ~、ばいばいっ」


===== この配信は終了しました =====

※しばらくリスナーに「すかp……リーダー」って呼ばれることになる。


11章ここまで、閑話を挟んで12章になります!

このあとがき書いてる時点で12章が書き上がってません!休載挟んだらごめん!!!

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― 新着の感想 ―
[一言] 面白くて一気に読ませてもらっていますm(_ _)m これすかぽんたんのせいというより、ラッキーガールの強運補正がずば抜けてるからじゃw 露出が少ない分なんか凄いこと巻き起こしてるだけにみえ…
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