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僕と俺と記憶と恋と2

はい、これは続きでございます…

今回はまさかの2話完結となっております…

駄文度がヤバい程なので、読まれる際はご注意くださいませ…


では…ごゆるりと…m(_ _)m

僕の記憶はまだ戻っていない、それでも林間学校は続くので少しでもお手伝い出来る事があるならしていくつもりだ。



「おい〇〇、あまり無理するなよ?帝も居るんだ、頼っておけ」



先生は僕を心配してくれてるのか、あまり無理しないように言ってくれた。

それでも僕は迷惑をかけてしまったので、少しでもお手伝いがしたかった。



「先生、ありがとうございます、無理はしないようにしておきますね」



僕は先生にお礼を言ってその場を後にした



僕は自分の班に合流した、班のメンバーは帝君を除いて全員女の子だった。

班編成間違ってるんじゃないかなぁ…



「あ!〇〇先輩!もう体調は大丈夫なんですか!?」



フブキちゃんが僕の姿を見つけた途端、小走りで近付いてきた。

フブキちゃん、ちょっと近いかな…距離1mも無いよ…



「フブキングー、ロボ子先輩が怖い目してるから離れなー?」



まつりちゃんはフブキちゃんを引き離した…ちょっと助かったな、ありがとうまつりちゃん…



「さて、メンバーも揃ったし今の内に夜の肝試しのペアを決めとこうか」



僕が倒れてる間、帝君が代わりにリーダーをやってくれてるみたいだ。本当にありがとう帝君…



「普通にくじ引きの方が後腐れ無いわよ、ね?ロボ子」



そらちゃんはくじ引きを提案した、皆も異論は無いようだ



「それじゃ、ここに赤、青、白の3色の糸を用意した、同じ色の人とペアになってくれ」



帝君がくじ引きを作ってくれ、皆くじを引いた…

ペアはこちら

帝、まつりちゃんペア 僕、フブキちゃんペア ロボ子さん、そらちゃんペアになった



「〇〇先輩!よろしくお願いします!」



フブキちゃんは僕とペアになって嬉しいみたいだ…可愛いなぁ…こういう元気な子…しかもちょっと身長小さいから護ってあげたくなっちゃう…



「ロボ子、今は耐えて…なんとかしてあげるから…」



ロボ子さんとそらちゃんが何か話し合っているみたいだけど、僕は気にしない事にした。



「フブキングフブキング、ちょっと来てー」



フブキちゃんはまつりちゃんに呼ばれて耳打ちをされてる、まつりちゃん何ニヤニヤしてるんだろ…フブキちゃん顔凄い赤くなってるし…










夜の肝試しの時間になった、僕達の班は2班なのですぐ出番が回ってくる

お化け役は先生達がやってくれるらしい、かなり気合い入れてるみたいだから気を付けなくちゃね…



1番手は帝君とまつりちゃんペアだ、2人共そこまで怖がらなそうなんだよな…楽に通りそう…



2番手はロボ子さんとそらちゃんのペア、そらちゃんは怖がらなそうだけどロボ子さんは少し怖がりそうだな…



3番手は僕とフブキちゃんのペア、僕はそこまで怖いの得意じゃないからなぁ…フブキちゃんも苦手そう…1番危ないかもね…



「じゃあ行ってくる、10分経ったら次来てくれ」



帝君はそう言ってまつりちゃんを連れて肝試しのエリアに入って行った、意外としっかりしてるから頼れるんだよね…



10分後



「じゃあ今度は私達ね、行こうロボ子…大丈夫…準備はしてるから…」



そらちゃんがロボ子さんを連れて肝試しエリアに入って行った、最後の方聞こえなかったけど…



更に10分後



「じゃあ僕達も行こうか、フブキちゃん」



時間になったので僕達も行く事にした



「はい…フブキ…怖いです…」



フブキちゃんはやっぱり怖いのダメだったか…僕もダメだから本当に大変だな…



僕達は肝試しエリアに入った…雰囲気がヤバいな…



ガサガサッ



「ひいっ!」



フブキちゃんは僕に抱きついてきた、フブキちゃん…茂みを通っただけだよ…



「大丈夫だよフブキちゃん、お化けは居ないし、居たとしても先生が化けてるだけだから…」



僕はフブキちゃんを落ち着かせる、こんな事で驚かれたら全然進めない…



「ご…ごめんなさい…」



目に涙を溜めながら僕に謝ってくる…僕がしっかりしなきゃいけないな…



その後進むと、お化け役の先生に遭遇した、かなり怖かったけど何とか切り抜けられた。

フブキちゃんは絶叫して僕から離れなかった…




中間地点に到着した、ここで1度落ち着かせなければ…



「フブキちゃん大丈夫?」



僕はフブキちゃんの状態を確認した



「はい…大丈夫です…」



大丈夫と言っても凄いゲッソリしている…これは途中でリタイアしなきゃかな…そう思っていると



「〇〇先輩!ロボ子が…!」



そらちゃんが血相を変えて戻ってきた、ロボ子さんに何が!?



「そらちゃん、ロボ子さんはどうしたの!?」



「ロボ子が…お化けに攫われて!私は逃げてきました…」



ウソ…ロボ子さん…!



僕はまだ万全じゃないフブキちゃんを置いて1人で先に向かう





「ロボ子さーん!どこー!?大丈夫ー!」



僕は叫んだ、お化けは信じないけどもしもがあったら嫌だから…



「あれ…〇〇…?」



見付けた…!



「ロボ子さん、大丈夫!?そらちゃんから連れ去られたって聞いたけど…」



(え…そらそんな事したの…?こんな心配かけて…)



「大丈夫よ、この通りだし」



ロボ子さんはどこにも怪我とか無く無事だった



「良かった…無事で…」



僕はホッとした、ロボ子さんが無事で何よりだった



「何よ…」



ロボ子さんは少しだけ頬を赤らめていた、何でだろ…?



「〇〇、アンタフブキはどうしたの?」



あ…そういえば置いてきちゃったんだよな…



「ロボ子さん探すので必死だったから…多分そらちゃんと一緒だと思う」



「そう…今から戻るのもアレだし…一緒に行く?」



「うん…フブキちゃんには後で謝っておかなきゃだね…それじゃロボ子さん、一緒に行こうか」



僕は心の中で1度謝り、ロボ子さんと共に行く事にした



「しょうがないから、一緒に行ってあげるわ」



そう言ってロボ子さんは僕の手を握ってきた



「あ…ごめん、嫌なら離すわ」



ロボ子さんは僕が驚いたのか手を離そうとした



ギュツ



「ううん…嫌じゃないよ、握っていたい」



「っ!そう…なら好きにすれば良いわ…」



ロボ子さんは顔真っ赤にしながら言った、コロコロ表情変わるの可愛いなぁ…



「ロボ子さんって可愛いよね」



不意にそんな言葉を口走った



「はぁ!?何言ってんのよ!」



怒らせちゃったみたいだ…というか何で言っちゃったんだろ…







その後の肝試しは、僕が驚いてロボ子さんがそれを笑うというものだった。

ロボ子さんは終始笑顔だった





肝試しが終わった後、僕はフブキちゃんに謝りに行った

結果的にフブキちゃんを置いて行っちゃったから…




肝試し後は、キャンプファイヤーがある

相手を1人決めて踊るそうだ…

僕は、フブキちゃんに謝りに行った時、お詫びを兼ねて踊りに誘った

埋め合わせってやっぱり必要だと思うんだ…




キャンプファイヤーが始まる、僕はフブキちゃんと踊る…

ロボ子さんが何か言いたそうだったけど何かあったのかな…?



「〇〇先輩、誘ってくれてありがとうございます、嬉しいです」



フブキちゃんからお礼を言われた



「ううん、こちらこそありがとうね、OKしてくれて」



フブキちゃんは凄い嬉しそうだった

でも僕はその笑顔の意味が分からなかった…




踊りもラストに入り、盛り上がりも凄い中フブキちゃんから声をかけられる



「〇〇先輩…この後少し時間貰えますか?」



「うん、良いけどどうしたの?」



フブキちゃんからそんな事言われるなんてどうしたんだろう?



「いえ…ちょっと…」



フブキちゃんは顔を赤らめながら俯いている



「分かったよ、終わったら時間作るね」



「はい、ありがとうございます…」






キャンプファイヤーが終わり、僕はフブキちゃんに呼ばれたのでついて行った、あんまり部屋から離れてないので多分大丈夫だと思う



「〇〇先輩、時間割いてもらってすいません…」



「僕は大丈夫だよ、フブキちゃん」



フブキちゃんはずっとペコペコしてた、そんなに気にしなくて良いのに…



「今の〇〇先輩は分からないかもですが、私に凄い優しくしてくれたんです」



記憶失う前の僕…そんなに優しかったのか

でもなんでそれを今言うんだろ…?



「私は…ずっとロボ子先輩が羨ましかった…幼馴染みで…ずっと一緒で…ロボ子先輩の立場がずっと私だったらって思ってました…」



フブキちゃん…それだとまるで…



「好きです…〇〇先輩…私と…付き合って下さい…!」



嬉しいけど…僕は…



「フブキちゃん、君の想いは凄い嬉しいよ、ありがとう」



「じゃあ…!」



「でもごめん…僕は君の想いには応えられない…僕は今記憶が無いし、君の事をちゃんと知らない…」



僕はフブキちゃんの告白をお断りした…嬉しいはずなのに本能が応えちゃいけないって言ってるんだ…もっと大事な人が居るって叫んでくるんだ…



「やっぱり…ロボ子先輩ですか…?」



フブキちゃんは俯きながら、そう呟いた



「かも知れない、でも僕は分からないんだ…こんな気持ちでフブキちゃんの想いに応えたら、それはそれで失礼だと思ったんだ…」



「そうですか…〇〇先輩…あのキャンプファイヤーにはあるジンクスがあるんですよ」



ジンクス…?



「あのキャンプファイヤーで踊った2人は結ばれるっていうジンクスがあるんです、だから私凄い嬉しかったんです…ロボ子先輩じゃなくて私を選んでくれたんだって…」



そんなジンクスがあったなんて…記憶を失う僕も知っていたのだろうか…



「ごめん…そんなのがあるなんて知らなかったんだ…」



「分かってますよ、今の〇〇先輩は記憶喪失ですもんね…そんな時に告白なんてズルいですよね…」



僕は罪悪感で押し潰されそうになった、何でこんな時に僕は記憶喪失になってしまったんだと…悲しませる真似させちゃダメなのに…



「本当にごめん…もし可能なら記憶戻ってからまた…」



「それは無いですよ、女の子の告白は特別なものなんです…そんなホイホイしてたらダメなんです」



「そっか…」



「〇〇先輩、ロボ子先輩とお幸せにです!今の〇〇先輩は分からないでしょうけど、ロボ子先輩は〇〇先輩の事好きですよ、きっと」



え…?ロボ子さんが僕の事好き…?そんなバカな…



「フブキちゃん、冗談は嫌だな…ロボ子さんが僕を好きになる訳無いよ」



僕は強く否定した、ロボ子さんが優しいのはただの親切だと思うからだ。



「はぁ…これはロボ子先輩も大変なはずだなぁ…素直になれないから余計なのかも…」



あれ…フブキちゃんロボ子さんを同情し始めたよ…?

これ僕が悪いの…?



「さて、振られちゃったしそろそろ戻りますか、あまり遅いとまたロボ子先輩に怒られますよ?」



「あ…そうだね…じゃあ戻ろうか」



僕達は部屋に戻ろうとする



「あ、〇〇先輩」



「ん?どうし」



チュッ



え…?



「振られちゃったけど、これだけはあげますね♪私のファーストキスです♪」



ファースト…キス…?



「じゃあ、先に戻ってますね!」



フブキちゃんは走って部屋に戻って行ってしまった…

キスされちゃったんだけど…



僕は、さっきの事で顔が熱くなってしまい、もう少しその場に居る事にした。

これで戻ってフブキちゃんと顔合わしたらまた大変になるからだ…







「はぁ…どうしよう…こんなんじゃ戻れないよ…」



僕はあれから30分経っても戻れなかった…



「こんな所で何してんのよ」



「あ…ロボ子さん…」



ロボ子さんが来た…多分探しに来てくれたんだと思う



「もうそろそろ戻ってくれないと困るんだけど」



ロボ子さんは少し呆れ気味にそう言った。



「ごめん…ちょっと考え事してて…」



「フブキの事?」



どうして分かったんだ…?



「どうして?」



「フブキが戻って来た時ちょっと雰囲気違ったから、それにアンタも居なかったから何かあったかなって」



凄いなロボ子さん…そこまで分かってるんだ…



「そっか…そうだよ、フブキちゃんの事でね…悩んでた」



「そう…告白でもされた?」



「何で分かるの!?」



僕はちょっと怖くなった…女の子はエスパーなのかな…



「アンタとフブキの帰りが遅い、フブキだけ先に戻って来た、雰囲気がおかしい、アンタは悩んでる、考えれば何となく分かるわよ…」



本当に凄いなロボ子さん…



「全てお見通しって事か…そうだよ、僕はフブキちゃんに告白されたんだ…でもお断りしたんだけどね」



「へぇ…キャンプファイヤーの時に踊った癖にそれで振ったんだ…」



ロボ子さんもそのジンクス知ってたのか…



「うん…本能がね…ダメだって言ってたんだ…」



「はぁ?そんなものでフブキの告白断ったの…?」



「うん…もっと大事な何かがあるって思えてね…」



「バカッ!」



突然ロボ子さんが叫んだ…



「アンタ…フブキの気持ち考えてないの!?どんな思いで告白したのか…」



ロボ子さんは自分の事のように怒っていた…



「…」



僕は何も言えなかった…

あんなに悲しそうな顔するなんて…

アレ…?何か頭が痛い…



「今のアンタを殴るのは気が引けたけど…もう我慢出来ない…!女の子の必死な想いを無駄にするアンタなんか…死んじゃえ!」



そう言い、ロボ子さんは拳を僕に振るってきた



ドゴォッ



鳴っちゃいけない音がなった気がする…僕はそのまま木にぶつかり…意識を失う…



「あ…やり過ぎた…〇〇…?」



ロボ子さんの問いかけに僕は応えられなかった…









ここは…どこだろう…



僕は確かロボ子さんに思いっきり殴られて…それから…




(ここは俺とお前の心の中と言うべきか)



誰…?



(俺はお前だよ、〇〇)



え…僕…?



(そう…俺はお前になる前の〇〇だ、簡単に言えば記憶喪失になる前の〇〇だ)



なるほど…それで、何で此処に…?



(それは、お前の役目が終わりを迎えたからだ)



僕の…役目が終わる…?どういう事…?



(お前は俺が突然倒れた時に急遽作られたような人格な物なんだ…俺もようやく完全回復出来た…後は俺に任せろ)



君に任せた場合僕はどうなるの…?



(お前は消えるな…記憶は引き継がれるが)



そっか…僕は消えちゃうんだ…



(あぁ…すまないな…今までありがとう)



最後にさ…記憶引き継がれるなら…フブキちゃんの事お願い…



(分かってる、任せてくれ…)



ごめんね…僕がやれれば良かったんだけど…



(気にしないでくれ…元々は俺がしっかりしなかったからだしな)



あはは…それじゃあね…〇〇…



(あぁ…またな、〇〇…)













目を開けるとそこは、殴られて木にぶつかった場所と同じ場所だった…



「あ…〇〇!ごめん…やり過ぎた…大丈夫?」



ロボ…子…?



「あぁ…大丈夫だよ、ロボ子」



「え…今アンタ呼び捨てで…」



「何時も呼び捨てだろ?ロボ子」



「記憶…戻ったの…?」



「あぁ、戻ってる…それに、今まで何をしてたかも知ってる」



記憶は無事引き継がれていた…



「そう、なら良いわ」



そう言ってロボ子は部屋に戻ろうとする



「あぁ、ロボ子ちょっと待ってくれ」



俺はロボ子を引き止めた



「何よ?もう部屋に戻らなきゃいけないんだけど?」



ロボ子は嫌そうにこっちを睨んでいた



「すぐ済むから、近くに来てくれ」



「何よもう…早くしてよね」



ロボ子は早く戻りたいみたいだ…なら仕方ない、サクッといこうか



「ロボ子、好きだ、それだけだ…じゃあ戻るか」



随分アッサリしてると思う、でもロボ子が早く戻りたがってるんだ、仕方ないよね



「ちょっ…ちょっと待ってよ!今何て言ったの!?」



あれ…?戻りたいんじゃなかったの…?



「だから、好きって言ったんだよ、早く戻るぞ」



「そ…そんな簡単に言うもんじゃないでしょ!?もっとムード作って言うんじゃないの!?」



ロボ子は相当動揺してるようだ…そりゃ普通はね?ムード作ってからだけど…早く戻りたがってたじゃん…



「だって早く戻りたいんだろ?だから早く戻るためにサッと言ったんだよ」



「アンタねぇ…そんなんで納得出来る訳ないでしょ!」



ロボ子はやっぱり怒るか…だってなぁ…?



「ムード作ってもう一回言いなさい!」



もう一回言うの…?仕方ないな…



「分かったよ…」



俺は1度深呼吸をし…



「ロボ子…ずっと前から好きだった、ツンデレなお前が好きだ、仲間思いなお前が好きだ、フブキちゃんの告白を断ったのも、お前が好きだったからだ、誰にでも俺は優しく接してしまう、それでも俺が好きなのはお前だけだロボ子…俺と…付き合って欲しい」



思った事を全部伝えた、これで振られても後悔は無い…



「何で…何で今それ言うの…?」



ロボ子は嬉しいとも悲しいともとれる表情をしていた…



「ズルいよ…〇〇…アンタはズルい…卑怯よ…」



「…」



俺は何も言わない、きっと今言うのは間違ってると思ってるからだ…

それでも言ったのは、フブキちゃんの想いを踏みにじった自分自身へのケジメも含まれてるんだと思う。

どんな理由であれ女の子を泣かすのは最低だ…



「こんな時に言われたって…嬉しくないのに…嬉しくないのに…涙が止まらないよ…最低よ〇〇…!最低なのに…」



そうだロボ子、そのまま俺に罵声を浴びせてくれ…それが…せめてもの償いになる…



ポコン…ポコン…



ロボ子は力無く殴ってきた…



「アタシだって…アタシだって……それでも今は告白されたくなかった…!」



ロボ子は涙を流しながら俺を殴り続ける…



「う…うぅ…うぁぁぁぁぁぁぁぁぁん…」



とうとう殴るのを止め、俺を抱きしめながら泣いた









俺はロボ子が泣き止むのを待った、ロボ子に振られる為に

俺はフブキちゃんを振った、悲しませた、その罰を受けなきゃいけない…



「ロボ子、落ち着いたか?」



俺はそろそろ大丈夫かなと思い、声をかけた



「えぇ、悪かったわね…」



「それじゃ、答えを聞かせてくれないか?」



俺は振られる決心は出来てる、ズバっとやって欲しい



「…よ」



「え?」



よく聞こえなかった…



「だから!アタシも好きだから付き合ってあげるって言ってるの!」



マジか…俺は振られる為に言ったのに…踏みにじって欲しくて言ったのに…



「待ってくれ!それじゃ俺はフブキちゃんに償いが出来ない!」



俺はそんな事を言っていた



「はぁ?なんでフブキに償わなきゃいけないのよ?アイツはアイツの意思でアンタに告白した、それをアンタが振った、それだけの事でしょ?」



「そ…それはそうだが…」



「それなら、フブキも彼女にする?アタシは構わないわ」



ロボ子…お前何言っちゃってんだよ…出来る訳ないだろ…



「俺は2人を同時に愛する器は無いぞ…ロボ子だけを愛したいんだ…」



「アンタ本当クサイ台詞言うようになったわね…まぁ良いわ…」



「それじゃ戻りましょう、流石にアタシまでこんなに遅いと」



ダンッ



俺は戻ろうとするロボ子に壁ドンをした…



「何よ…?ビックリするじゃ」



チュッ



そして、そのまま唇を奪った…



「!?ちょっと!何すんのよ!」



「俺はロボ子が好きだ、だから…それを証明したいだけだ」



「っ///バカじゃないの!?アタシはとっくに好きだってば…」



「ありがとう…今度こそ戻ろうか」








その後戻った俺達は、俺の記憶が戻った事を皆に伝えた、そして…ロボ子と付き合う事になったのも…

フブキちゃんには本当に悪い事をしたので、後日2人でデートする事で許してもらえた、これはロボ子も了承している。

そらちゃんからは「ロボ子を泣かせたら許しませんから」と凄く冷ややかな声で言われた…あの子ヤンデレじゃないよな…?












「おーい、ロボ子ー開けるぞー」



俺は声掛けはすれどノックをせずに開けた



「だからアンタはちゃんとノックしなさいって言ってるでしょ!バカ!死ね!」



林間学校が終わってからも、俺達の関係はそこまで大きく変わっていない。

むしろ、変わらない方が良い事もあるのかもしれない

いや、1つだけ変わった事があるか、それは…




「ほら〇〇、早く行きましょ♪」



ロボ子が少しだけ、素直になった事かな…














こんな駄文レベルヤバいお話を読んでくださり、ありがとうございます…

このお話は戒めも込めて、暫く残すつもりでございます…

一定の期間が経ちましたら、削除しようと考えています…


次こそはまともなお話を投稿出来たらと思いますので…

何卒よろしくお願いします…

ではでは…次のお話まで失礼します…m(_ _)m

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