僕と俺と記憶と恋と1
どもです…一応書いたんですがこれは非常に酷いと思われます…何が酷いって1つのお話じゃ収まらなくて…2話完結になります…
駄文度が他より格段と高いです、それでも良いって方はどうぞです…
「バッカじゃないの!?アンタなんて生きる価値無いわよ!死んじゃえ!」
いきなりの罵声で戸惑った人は多いと思う、安心してくれ、俺も戸惑ってるから…
なんでいきなりこんな事になってるか説明しよう
俺は〇〇、今年大学3年になる。そしてさっきの罵声を浴びせたのがロボ子、幼馴染みであり、俺より1つ下の大学2年だ。因みに気付いた人も居ると思う、ロボ子はツンデレなんだ。あまりデレないツンデレだ…デレる時は凄いんだがな…なかなか無い。
あんなんでも昔は俺にベタベタだった、そりゃもう妹のように接したし可愛がってた。
だが思春期を迎えてから、どんどん冷たくなり、ツンデレになってしまったという訳だ…
俺としては昔のロボ子に戻って欲しいというのが本音だ、ベタベタにはなって欲しくはないが、少なくとも罵声は勘弁して欲しい…俺はMでは無いからな…
話が逸れたな、なんで罵声を浴びたかだったな…それは…俺がロボ子を起こしに行った時、ノックをせずにドアを開けてしまったからだ。
誰だ?ド定番やってくれたななんて言った奴…
まぁ、俺が悪いので甘んじて罵声を受けるんだが…その際に物を投げてくる時があってな…しかも割れ物を投げる時もたまにある…
分かる人は分かるだろう…割れ物を投げてきた時、避けたらどうなるか…答えは簡単、割れる。
割れたらどうなる?破片が飛び散る、そうなると後片付けが大変、しかも怪我の危険もある…
だからな…割れないようにする為、俺は避けずに割れ物を受け止めなきゃいけないんだ…キャッチに失敗して顔面に当たるなんてザラだ…
「バーカバーカ!〇〇なんてどっか行っちゃえ!」
なんとも可愛らしい罵声だ…この時の投げ物はパンダのクッションやクマのぬいぐるみ等、柔らかい系だから怒りのランクは低いようだ…
ロボ子は怒りのランクに応じて投げる物が変わるらしい、これは高校2年になってから分かった事だ…
今回の場合、あまり怒ってないな…怒りランク最大10として3ぐらいと見た、恥ずかしい方が強いみたいだ。
当たり前だ、着替え見ちゃったんだから…
おーい、ラッキースケベは止めてくれー?下手したらこの瞬間に命刈り取られる危険があるんだからな?
とまぁ、俺の日常は多分ロボ子の罵声から始まると言っても過言では無いかもしれない…
俺とロボ子が通う大学は同じで、私立ホロライブ大学という名前だ
名前だけ聞くと何かの映像を作る学校か?と思う人が居ると思う、だが全く違う、ごく普通の大学だ…名前はロボ子の父であり理事長でもあるクロマルさんが付けたらしい、センスをちょっと疑うのは内緒だ
「本当最悪!こいつなんかに着替え見られるなんて…!」
ロボ子はご機嫌ナナメのようだ…俺が悪いからなぁ…何も弁明が出来ないんだ…
「全く…よりによって勝負下着じゃないのを見られちゃったじゃない…」ゴニョゴニョ…
ん…?何か言ってるようだが聞こえんな…また俺に対する小言なのだろう…
1番怒りのレベルがヤバかった時は本当にヤバい、刃物が飛んでくるからな…
流石に刃物は避けないと大変なので、避けるかロボ子が持ってるクッションとかでガードをする。
その際クッションが傷ついてしまうので、後で新しいクッションとかをプレゼントするのは忘れない、結局俺が悪いからな…
「ちょっと、何こっち見てんのよ気持ち悪い…とっとと何処か行ってよ!」
これが幼馴染みにかける言葉なのか…たまに思う事はあるが、まぁツンデレだ…そこはそういうもんなんだと割り切ってるさ。
「それは無理だなぁ…俺達が向かう先は一緒なんだから、仮に俺が別の方向行ったら遅刻しちゃうじゃないか」
「関係無いわよ、アンタなんて遅刻しちゃえば?」
うん、今日もロボ子は平常運転だな…ただちょっとデレが欲しいなぁ…仕方ない、ちょっと意地悪するか
「分かったよ、じゃあ俺が居なきゃ良いんだね?それなら今日は休んじゃおっかな」
「はぁ?何それ…アンタと一緒に登校しないとパパに怒られるんだけど!」
クロマルさんは俺の事を息子のように可愛がってくれる、俺も父さんのように接しているしね。
あ、俺の父さんはちゃんと生きてます、ただ世界中旅してるから家に帰ってこないけど…母さんも居るけど、おっとりし過ぎてるから何とも…
「だって、俺と一緒が嫌なんだろ?それなら無理に一緒に居ない方がお互いの為だよ…俺は寂しいけどね、ロボ子と一緒に登校出来ないのは」
ここまで言えば大体ロボ子は折れる、罵声を浴びせる割には本気で俺を嫌ってないからだ。
「わ…分かったわよ…一緒に登校して良いから、休むんじゃないわよ!」
俺も何年もロボ子のツンデレを見てきたからな…ある程度の扱いは出来る、ただそれをするのは俺が悪くない時だ、今朝のような俺が悪いケースの時は甘んじて受ける…
「ここでアンタと離れたら嫌なんだから…!」ゴニョゴニョ…
何となく聞こえそうで聞こえないんだよなぁ…聴力悪くないはずなんだけど…まぁ、どうせ小言言われてると思えば気は楽だね…
ん?俺はロボ子の事どう思ってるかだって?
んー…素直に言うなら好きだよ、ロボ子の事は…ただあまりにもツンデレが強いからね、仮に俺が告白したら彼女はどの怒りレベルになる事か…
ガード出来る物が無ければ俺は串刺しなんてあり得そうだから言えないよ。
まぁ…両手両足を縛った状態でだったら告白出来るかもね…?
そんな事はしないけどね、間違いなく嫌われるし
「そうだアンタ、全校生徒参加の林間学校の班どうなったのよ、それぞれ班が分かれてるでしょ?」
ホロライブ大学は気前が良いのか、毎年全校生徒参加の催しがある。
今回は林間学校らしい
「あぁ、俺は確か2班だったな…ロボ子は何班?」
「アタシも2班…うわぁ…アンタと一緒かぁ…」
またもや冷たい態度かぁ…今日はいつにも増して冷たいなぁ…
まぁ好きだから気にしなくなるってのもあるけどさ
「ごめんねロボ子…そこまで嫌がられるとは思わなかったよ…それじゃ誰か班替わってくれる人探すからさ…それで良いだろ?」
そっちがその気ならこっちだって困らせてやる…ツンデレなのにツンばっかりってのはちょっといただけないんだよなぁ…適度にデレが欲しいのさ…
「フン!近付かないなら別にアンタでも良いわよ…まだ見知った顔の方が楽だし」
デレなのかなぁ…ちょっと微妙だけど…まぁ良いか…
そんなこんなで林間学校当日、朝7時集合は眠いな…
ん?それまでの描写が無いって?書いたら文字数ヤバくなるよ?あまりにも長いと疲れるでしょ?だから割愛だよ
「あー楽しみだなぁ…林間学校…」
俺達の班は偏りが酷いのか4年生が居ない、必然的に3年生がリーダーになってしまう…他のメンバーもリーダーをやりたがらない為、俺が仕方なくリーダーになった。
俺達の班のメンバーは以下の通り
3年生俺〇〇、帝
2年生ロボ子、ときのそら
1年生白上フブキ、夏色まつり
(1部メンバー居ないぞ?な意見あると思いますがあまり人数多くしてもアレなので…ご了承くださいませ…)
「やっぱり4年生居ないと大変だな…なぁ?〇〇…」
帝は俺に弱音を吐いてきた、まぁ俺も分かるよその気持ち…
「だなぁ…でも3年生は俺達だけだし、しっかりしようぜ…じゃないと後輩からどやされる…」
「どやされるのはお前だけだよ〇〇…ツンデレで有名なロボ子ちゃんにな…」
俺も最近知ったが、ロボ子は男子からの人気がとてもある、ツンデレの需要って凄いんだな…
「〇〇ー、お昼作るわよー」
ロボ子が呼んでる、行かなくちゃな…
「あいよー、ちょっと待っててー」
今回のお昼はカレー、定番中の定番だ。
「〇〇先輩、野菜はこれぐらいの大きさで大丈夫ですか?」
1年生の白上フブキちゃんが俺に聞いてきた
「うん、大丈夫かな…あ、人参はもう少しだけ小さくても大丈夫だよ」
「はい!ありがとうございます!〇〇先輩優しいです…」
何か気に入られた…?まぁ俺も妹みたいで接しやすいけど…
「〇〇…デレデレしてんじゃないわよ!」
ロボ子はカンカンだった…いやロボ子…流石に包丁持ってこっち来ないで…本当に命の危険になる…
「ごめんロボ子、でも美味しいカレー作るにはちゃんと教えないとだから…」
「フン!次は気を付けなさいよね!」
一応許して貰えたかな…?
「〇〇先輩、ロボ子先輩と付き合ってるんですか…?」
この子は何を言い出すのかな…?
「付き合ってないよ、幼馴染みではあるけどね」
「そうなんですか…それならまだ…」ボソボソ…
ん…?何だろ…?おっと…そろそろカレーが良い具合になる
「おーい皆、カレー出来たよー」
とりあえず皆を呼んでカレーをよそい食べる。
「お、野菜の柔らかさ良いじゃん、誰切ったの?」
「あ、それ私が切ったの」
夏色まつりちゃんの質問に、フブキちゃんが答えた
「へぇ…流石フブキング!お嫁にすぐにでも行けるねー?」
まつりちゃんはフブキちゃんを茶化す、ほのぼのとしてるなぁ…
「ご馳走様」
ロボ子はあまり食べてないようだ…
「どうしたロボ子?まだ残ってるぞ?」
「もう要らない、お腹減ってないから」
ロボ子はそう言い、その場を後にする
「どうしたんだろ…ロボ子…」
そこで沈黙を貫いていたときのそらちゃんが口を開く
「〇〇先輩、ロボ子の扱い雑になってませんか?」
ん?雑になってる…?
「どういう事かな?」
「ロボ子は寂しがりです、構って欲しいからツンな態度とるんですよ…」
この子はロボ子の事分かってるな…俺も分かってるけど…何で急に…?
「大丈夫だよ、食べ終わったらロボ子の所に向かうから」
元々フォローは入れるつもりだった、そらちゃんに先に言われるとはなぁ…
「ご馳走様でした、帝悪いけど後は頼むな」
俺は帝に後を任せ、ロボ子を探しに行く
「おーい、ロボ子ー何処だー?」
俺はロボ子を呼ぶが、反応が無い
仕方ないので、また小芝居でもするか…別の人が反応したら不味いけど仕方ない…
「アッ…グッ…ウゥッ…グァァァァ…」バタン
クサイ演技だが、ロボ子は意外と引っかかってくれるのだ…
「ちょっ…〇〇!大丈夫!?しっかりして!」
ほら…ロボ子は来てくれる、多少心は痛むけど出てきてくれなかったロボ子にも非はあると思いたい…
「あ…ロボ子…良かった…無事だったか…」
「アンタ何してんのよ!何でそんな弱ってるのよ!?まさかさっきのカレーに毒が!?」
あ…ヤバい方向に向かうな…そろそろネタばらしを…
あれ…?何か本当に…フラフラしてきた…
俺の意識はそこで途切れた…
「え…〇〇?〇〇!しっかりしてよ!」
目が覚めると知らない天井だった…
頭がズキズキする…
「あ…〇〇!気が付いたのね!」
あれ…?この子は…
「あの…君は誰だい…?僕は…誰なんだい?」
「え…?」
〇〇は原因不明の記憶喪失になった…
食材には毒になる物も入っておらず、突発的なようだ…
「…彼の記憶喪失は原因が分かってない分、手出し出来ません…自然回復を待つのが1番です」
医者の判断は自然回復に任せる、との事らしい…
僕の名前は幼馴染みだというロボ子さんから聞いた。
こんな可愛い女の子が幼馴染みなんて…自慢出来るよなぁ…
「〇〇、どこか痛むとことか無い?」
ロボ子さんは優しく接してくれた、可愛いし優しいとかなんて良い人なんだろう…
「僕は大丈夫ですよ、心配してくれてありがとうロボ子さん」
「っ!べ…別に構わないわ、とにかく安静にしててね」
顔真っ赤にしてる…可愛いなぁ
コンコン「〇〇先輩、フブキとまつりです、入っても大丈夫ですか?」
あ…確か後輩の白上フブキちゃんと、夏色まつりちゃんだったっけ…
あれ…ロボ子さんの表情曇ってる…
「入って良いわよ」
僕じゃなくてロボ子さんが答えて扉を開ける
「あ、ロボ子先輩…」
あれ…?何か空気重くなった…?気のせいかな…
「〇〇はまだ無理出来ないわ、短めにね」
「分かってます、長居はしませんから」
何だろう…?ロボ子さんとフブキちゃんから変なオーラが見える…
「〇〇せんぱーい、罪な人っすねー」
突然まつりちゃんからそんな事を言われた
「え?どういう事かな…?」
僕は訳が分からなかった…
「別にー?分からないなら良いっすよー」
僕はまつりちゃんが言ってる事がサッパリ分からなかった
「〇〇先輩お見舞いに来ました、お身体は大丈夫ですか?」
フブキちゃんが心配そうに聞いてくる
「大丈夫だよ、心配してくれてありがとうね」
僕は笑顔でお礼を言った
「フン…」
あれ…?ロボ子さんが不機嫌になった…?
「それなら良かったです、あまり長居するとアレなので、これリンゴです」
「ありがとう、後で食べるね」
「では、私達はこれで」
そう言ってフブキちゃんとまつりちゃんは部屋を出て行く…
あれ?ロボ子さんも出て行った…?と思ったらすぐ戻ってきた…何だったんだろ…?
「ロボ子さん、どうしました?」
「別に、大丈夫よ」
んー…何か変な感じだけどまぁ良いか
「フブキが持ってきたリンゴ剥いてあげるわ」
「ありがとうロボ子さん」
こんな僕に優しくしてくれるなんて…やっぱり良い人だなぁ…
「はい、剥いたわ」
ロボ子さん器用だなぁ…リンゴがウサギさんになってる
「可愛いなぁ…ロボ子さん凄いね」
「別に、これくらい大したことないわよ…ほら、食べて」
ロボ子さんは頬を少し赤らめながら、僕にリンゴを勧めてきた
「うん、じゃあいただきます」ポロッ
あれ…手に力が入らないや…
「しょうがないわね…ほら、口開けて」
あれ…?心なしかロボ子さんちょっとニヤけてる…?しかもこれアーンだよね…?
「え…ロボ子さん?」
僕は戸惑いながらロボ子さんの名前を呼んだ。
「掴めないんじゃ、食べさせてあげるしか無いじゃない」
そう言って僕の口にリンゴを運んだ
シャクシャク…ゴクン
甘い…とっても甘い…
「美味しい…」
「ほら、もっと食べて」
ロボ子さんは僕にもっとリンゴを勧めてくる、僕はリンゴを食べ続けた。
「ご馳走様でした、本当に美味しかったよ」
僕は手を合わせながらそう言った
「お粗末様、どう?身体の調子は」
ロボ子さんは僕の身体を気遣ってくれる、僕って幸せ者なのかな…こんな可愛い女の子に心配してもらえるなんて…
「大丈夫だよロボ子さん、心配してくれてありがとう」
僕は笑顔でお礼を言った
あれ…?ロボ子さん顔真っ赤だ…可愛いなぁ…
「ア…アンタ…そんな無邪気に笑うのね…」ボソボソ…
何か言ってるけど聞き取れないや…
「とにかく、大丈夫そうなら良いわ…また来るから、ちゃんと寝てなさいね」
ロボ子さんはそう言って部屋を後にした…
僕も眠くなってきたな…少し…寝よう…
(バーカバーカ!〇〇なんてどっか行っちゃえ!)
(〇〇…デレデレしてんじゃないわよ!)
この夢…何だろう…?懐かしい…
(ボク、大きくなったら〇〇のお嫁さんになりたい!)
この夢は…知らないはずなのに知ってる感じがする…
「うーん…」
僕は変な夢から目が覚めた、少し懐かしいような感じがした。
今は林間学校の途中らしい、迷惑かけちゃったし、出来る範囲でお手伝いしなきゃな…
僕はまだ知らなかった、この林間学校で色んな想いが交錯してた事に…
まずは前半読んでいただきありがとうございます…駄文だったなぁ…って思う方は多いと思います…
これ投稿するの躊躇うレベルでしたので…
さて…後編は更に駄文度が加速しております…読まれる際はご注意を…
ではでは、失礼します…m(_ _)m