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魔女の364日  作者: Catch262
90/364

魔女の90日目

......(察してください)

 ..................


 『家から追い出せ』


 ディルが居ると寝起き悪くなりますね。なんで隣に居るんでしょうかね。エランドルさんが来たと言うのになぜ私の部屋に居るんでしょうね。不思議ですね。


 さて、ディルは気にせずにパンでも食べましょうかね。どうせ勝手に家の中に入ってくるでしょうし。


 居間に行くと既にエランドルさんが起きていて朝食を作ってくれていました。しかもちゃんとパンですよ。


 「おはようございます。朝からディルが迷惑をかけてますね」

 「おはよエランドルさん。なんであの子私の横に来るのかしら。エランドルさんの横に居るかと思っていたんだけど」

 「普段はそうなんですけどね。朝起きたら居なかったので多分ユノライさんの方に行ったのかと思いまして」

 

 2人で話しているとディルが戻ってきました。


 「おはよ~!またシュロシルに追い出されたよ」

 「追い出された理由分かってる?」

 「そりゃ勿論!さぁ食べよ。エランのご飯は美味しいよ」


 オルウルにもご飯を上げて朝食を食べはじめました。やっぱり美味しいです......何故か悔しい。


 「なんでこんなに美味しいんですか?」

 「こう見えて料理人なんですよ」

 「なるほど。料理が美味しいのはそういう事だったのか。そりゃディルがご飯作らなくなるわ」 

 「ん~?なんか言った?」

 「何にも」


 朝食を食べ終わり、エランドルさんが食器を洗ってくれたので、私は掃除でもしましょうかね。掃除を始めようとするとエランドルさんが止めてきました。


 「どうぞゆっくりしていてください。掃除などはやりますから。ディルと遊んでいてください」

 「え、いや。一応私の家だからね。普通は逆なの。と言うか折角ラーリトルに来たんだから少しは遊んでおいで」

 「それもいいね!じゃあ3人で街でも行こうよ」

 「あんた昨日行けなかったからって実際行きたかったんでしょ」 

 「当たり前でしょ!折角ラーリトルに来たんだからシュロシルが作った噴水を見ないとね」

 

 行くのはいいんですが、今から行くと流石に遅くなってしまいますね。行くのであれば少し早い時間に家を出なきゃなんですよね。


 「分かった。今日は家でゆったりして、明日街に行こう。明日なら私も行く予定があるし丁度いいしょ」

 「りょうか~い」

 「じゃあ2人は外に行ってゆったりしといで、この辺りだったら逆に民家が無くて広い平原になってるよ」

 「エラン、ちょっと周り探索してこよ」

 「そうだね。私も意外と気になるし」

 「いってらっしゃーい」


 2人は外に行きやっと家に平和が訪れた感じがしました。静かになった部屋はいつもの私の家でした。こんな感じでしたね。ディルが来てから静かな日がありませんでしたからね。


 さて、2人が外に行っている間に掃除やら何やらしてしまいましょうかね。


 と言うか、明日街に行くと言う事は今日も家に泊まると言う事ですよね。今日は本格的にディルを捕まえましょうか。部屋のドアに罠を張っておきましょう。


 『トラップよ。我の侵入以外を捕まえよ』


 これでドアが開いた瞬間動きを封じれますね。完璧です。さて、戻ってくる前に掃除しましょうか。


 2人が家に帰ってきたのは丁度掃除が終わった頃でした。エランドルさんは帰ってきて早々、晩御飯の準備をするらしく、私はディルと話してましょうかね。


 「ディル。今日は入ってこないでね?」

 「分かってるってば。何回言ったら分かるのさ」

 「それはこっちのセリフだからね。所でさ、どこまで歩いてきたの?」

 「アンラウの門まで」

 「え......?」

 

 ここから歩いてアンラウまではそれこそ5時間ぐらいかかりますよ。


 「魔法使ったからね」

 「だよね。魔法陣はやっぱり楽そうでいいね~」

 「まぁ楽な分覚えなきゃいけないけどね」

 「私には暗記なんて無理だわ」

 「でも、詠唱だって暗記みたいなもんでしょ」

 「そう言われてみればそうかもね」


 無駄話をしているとオルウルが帰ってきてエランドルさんの料理も出来上がったので食べはじめるとしましょうかね。


 今日はお刺身が綺麗に盛り付けられていました。それこそ、本当に高級な旅館などで出てきそうな刺身の盛り付け方でした。職人が作ると本当にすごいですね。これは真似してみたいですね。


 「いただきます」


 美味しい......ただ捌いてるだけなのにすごく美味しいのは何故なんですかね。高級な魚を使っている訳でも無いですし......


 「魚で一番美味しい部分だけを刺身にしたので、かなり美味しいと思いますよ」

 「うん。かなり美味しいわ。今度教えてね」

 「ええ、喜んで」


 刺身はあっという間に無くなってしまい。それと同時に満腹感も出てきました。かなり美味しかったです。


 食べた後は先に風呂に入ってその間に食器を洗ってもらいました。私は上がったら日記を書きましょうか。


 『2人を散歩に行かせている間に部屋に罠を仕掛けた。晩御飯はエランドルさんが捌いた刺身だった』


 明日街に行くと言う事は早めに寝ましょうかね。


 「明日は朝一で行くからね~」

 「わかったよ!」

 「......ディル、分かってるよね」

 「もう大丈夫だって。おやすみ」

 「おやすみ」

 「おやすみなさい」


 本当に大丈夫か心配ですが、まぁ今日は罠も仕掛けてますし大丈夫でしょう。安心して寝ましょうかね。


 それではおやすみなさい。また明日。

 

 見ていただきありがとうございます。 

 

 90日目と言う事で文字数が2000文字以上になっています!やっと90日目ですね。あと10日で100日ですよ。すごいですね。頑張りましょう!以上作者でした。


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 明日もお楽しみに!

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